- Work機動戦士ガンダム
- Height44 m
- Pilot--
全長109m,全幅93m。
『機動戦士ガンダム』などに登場する大型陸戦艇。
陸戦用であるが、ジオン公国軍や地球連邦軍の双方で「艦艇」とされ、「陸上戦艦」とも形容される。地球連邦軍のビッグ・トレー同様、前線の移動司令基地として開発された。設計段階からミノフスキー粒子散布下での有視界戦闘を考慮しており、ブリッジが上部前方に張り出した特徴的な形状を持つ。移動は2基の巨大なキャタピラで行うが、OVA『MS IGLOO2 重力戦線』版では小型化され6基となっている。高性能エンジンを搭載し、高速移動も可能とされる。塗装は暗緑色。
主砲として2連装大型砲2基を装備し、これは実体弾式とする説とメガ粒子砲であるとする説がある。また、艦橋両舷には2連装機関砲2基を備え、『MS IGLOO2』版では小型化され6基となっている。主砲発射時には安定ダンパーや打ち込み式のアウトリガーで車体を固定するが、『MS IGLOO2』では移動しながら主砲を水平発射する描写もある。オデッサ作戦時には後部格納庫に巡航ミサイル発射台を装備し、水素爆弾を弾頭とする「水爆ミサイル」を発射している。また、VLS(垂直発射システム)を装備しているとする資料もある。
艦橋後部には飛行甲板があり、コミュやドラゴン・フライなどのV/STOL連絡機や回転翼機が離着艦可能。後部格納庫には物資の搭載が可能で、『MS IGLOO2』第3話では後部甲板にザク2機を搭載し、陸戦強襲型ガンタンク迎撃のために発進させている。
本艦はジオン公国軍の地球侵攻作戦による東ヨーロッパ以東の占領後、ロシアの兵器開発局が製造中だったコマンドポストのシャーシなどを流用して開発されたとする資料がある。大型主砲もロシア人技術者の協力によるものとされる。