- Work機動戦士ガンダム
- Height18.6 m
- Weight43.8 t
- Pilotバタシャム, ケリィ・レズナー
型式番号:MS-09R
MS-09ドムの宇宙仕様機。
ジオン軍は一週間戦争やルウム戦役で多数のパイロットとザクを喪失し、さらに地上降下作戦の影響で多くのザクを地上に回したことで宇宙戦力が不足した。この戦力不足を補うため、ドズル・ザビの申請により本機の開発が始動した。ザクII F型の後継機開発が遅延していたため、完成したばかりのドムを基に改修し、わずか2か月で開発された。
RX-78の情報がもたらされた際、次期主力空間戦闘用MSとして本機を含むプランが提出され、高機動型ザクII(R-2型)、MS-14、MS-15と競合した。一方でRX-78の登場後には、ジオン宇宙軍からビーム兵器搭載を求める要望が出たため、次期主力MSの開発スケジュールは先送りされ、生産性の高い本機が暫定的に導入されることとなる。
本機は、ドムの装備を宇宙用に変更するだけで完成する生産効率の高さと、トータルスペックでツィマット社がジオニック社の高機動型ザクII(R-2型)に競り勝ち、採用された。
外観上はドムとほとんど差異がないが、脚部や腰部のバーニアが強化され、宇宙用MSとしての性能が向上している。MS-14Aが完成するまでの暫定主力機として活躍し、宇宙戦線での重要な戦力となった。