- Work機動戦士ガンダム
- Weight185 t
- Pilotデミトリー
型式番号:MA-04X
全長25m。
ジオン軍の宇宙戦用MA。ビグロやグラブロに先駆けて開発された。開発に当たっては、ヨッフム家が資金的な援助を行った。数度に渡る設計変更や開発メーカーの不手際などが重なり、大幅に遅れて完成した。メインカメラはモノアイではなく複眼を採用。高速で移動し、拡散メガ粒子砲またはヒート・ナタで敵機を撃破する一撃離脱戦法が想定されていた。大推力のスラスターを有するが、機体背部の姿勢制御バーニアをもってしても短時間の姿勢転換は難しかった。加えてメガ粒子砲の仕様もあり、小型宇宙艇レベルの機体と判断されたザクレロは制式採用には至らず、宇宙空間でのテストを前に開発途中で放棄された。軍が機体性能に疑問を持ったため型式番号を与えなかったとも言われていたが、その後MA-04Xという型式番号が設定されている。
開発放棄後は各種武装のテストベースに用いられ、キャリフォルニアベース第3テストセンターで拡散メガ粒子砲のテストが4回行われている。その後、ザンジバル級機動巡洋艦に搭載され、フロリダのケープカナベラル宇宙基地からジオン本国へ送られることになったが、その途中で無断出撃により失われている。