- Work機動戦士ガンダム
- Height17.4 m
- Weight50.3 t
- Pilotガデム, ジオン公国軍一般兵
型號:MS-05B
ジオン公国軍は、地球連邦軍に対する独立戦争に備え、ミノフスキー粒子下における有視界領域での新型戦闘兵器としてジオニック社のZI-XA3をモビルスーツMS-01として採用し、実戦タイプの開発を命じた。それに応え、ジオニック社はYMS-05A「ザク (I)」を提出。一方、ツィマット社は大推力機であるEMS-04「ヅダ」を開発し、宇宙世紀0075年に制式採用の選定試験を実施。性能ではヅダがザクを圧倒しながらも、試験飛行中の事故により安定した性能を発揮したザクが採用される結果となった。
開発にはジオニック社からジオン公国軍に出向したエリオット・レム少佐が携わっている。初期生産型のMS-05Aを経て、実戦用の後期生産型であるMS-05Bが量産化され、総計として820機が生産された。
機体各部の動力パイプをすべて装甲内に収納していることによる非効率性や、ジェネレーター出力の低さなど、設計当初から多くの欠点が露見していた。その後の改良により性能全般が向上した「MS-06 ザクII」が完成。これにより一年戦争開戦時にはすでに二線級兵器となっていたが、ザクIIの配備数の少なさから、生産されたほぼ全機が実戦参加している。ザクIIの配備が進むと、補給作業などの二線級任務に回されることが多かった。しかし、大戦後期でもザクIを継続して愛用するベテランパイロットも多く、最終決戦の舞台となるア・バオア・クーでも新鋭機と共に配備され、実戦参加している。また地上戦線にもMSの不足を補うべく、多数が投入されている。標準塗装はグリーンとダーク・ブルーを基調としている。