- Work機動戦士ガンダム
- Height19.2 m
- Weight91.6 t
- Pilotアカハナ
型式番号:MSM-04
ジオン軍の水陸両用MSの一つ。元々はMS-07 ズゴックより後に開発がスタートしたが、ズゴックが改良を重ねたことで遅延した一方、本機はMS-06 ザク用のパーツを転用可能であったため、先行して完成した。
生産はキャリフォルニア・ベースのジオニック社によって行われた。機体調達を容易にするためジェネレーターを新規製造せず、ザク用の熱核反応炉を2基ボディ内に並列搭載している。水陸両用機としては簡易量産機とされ、ザクから多くのパーツが流用されている。ほぼ同サイズのゴッグと比べ、生産性と運用コストの面で優れる。MSとしては初の複座型であり、水陸両用MSの訓練機としても使用された。また、排熱量の低さから熱センサーに感知されにくく、偵察任務にも従事した。外装には電波や赤外線を吸収する塗料が塗られており、ソナーにおいてはクジラと見分けがつかないほどのステルス性を備えている。
機体の操縦感覚はMS-06に近似しており、コクピットハッチはエレベーター方式を採用している。オペレーティングシステムはMS-06Mのものをベースとしている。
本機は索敵機能を重視した水陸両用の偵察機としての側面も併せ持ち、多くの作戦に参加したとされる。運動性は陸戦用MSと比較しても遜色がなく、湿地帯を中心とする陸上性能の高さから、ジュアッグやアッグガイのベースとなっている。