2800年代にロールアウトしたロッゾ帝国ヴーグラ騎士団の主力MH。出力は平均的だが重厚な装甲を持ち、同世代のMHとしては操作系やチューンの点で扱いやすい機種である。そのため、ヴーグラ以外の騎士団でも運用されている。作中では「やられ役」のイメージが強いが、実際には高い性能を持つMHとされている。
2988年には、騎士ではないバストーニュ領主ユーバー・バラダがこのMHを購入し、来客に見せびらかして権力を誇示していた。永野護は「F.S.S.DESIGNS 2」で、この行為を「F-22やレオパルト2を個人が財力に物を言わせて手に入れて見せびらかすような不快なもの」と解説している。しかし、バラダはK.O.G.がバルンシャとデヴォンシャを容易に破壊する姿に恐れをなし、エア・ドーリーにバスター・ロックの砲撃を命じたものの、K.O.G.のバスター・ランチャーの一撃に巻き込まれて消滅した。
3030年には、ナカカラに向かうエンゲージ・オクターバーSR1を逃がすため、ベクター・赤城のA・トール・ESSQがロッゾ騎士団と交戦。グランドジャマーの死角からこのMHが不意を突くが、その直後に慧茄・ダイ・グ・フィルモアのファントムの一太刀で真っ二つにされるという結末を迎えた。