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ヤクト・ミラージュ

ヤクト・ミラージュ

正式名称「錨は巻き上げられ、炎の時代が始まる」(ただし天照本人以外にこの名で呼ぶ者は誰もいない)。2種2騎が製造される。本体のサイズは長年のノウハウによりベストとされるサイズの3倍の約40m。それでいて通常のMHと同等以上の運動性能を誇る。また、装甲もその巨体に比例して厚くなっており、さらに膝から下はさらに厚くなっている。通常サイズのMHの剣が届く膝下の装甲には隙間が無く、本来の目的である砲戦のみならず対MH戦も真剣に検討されている。膝から上は軽量化のために装甲が各所でスケルトン構造になっている。

衛星軌道上からの砲撃から市街戦、果てはMH戦もこなすためにありとあらゆる兵器を装備している。最も特徴的な兵装は別名ツインタワーとも呼ばれ、その名の通り2門の最大サイズのバスター・ランチャーであり、全高は200mに達する。バスター・ランチャーの射撃時には四つん這いになるが、副腕副脚の合計4本の副肢は射撃の反動で騎体が地面から浮かないように掴まえるためのもの。射撃の閃光は宇宙からでも肉眼で見えるという。各砲身22発のカートリッジ式であるため、最大44連射という恐るべき殲滅攻撃が可能で、3239年にはカラミティ星を消滅させている。K.O.G.サイズのバスター・ランチャーも装備するが、副砲という位置づけであり、主バスター・ランチャーの照準を合わせる試射で使う。さらには天照の趣味で眼球内に大口径レーザー砲を1対2門装備しているが、最大出力で発射すると発射時の閃光により全ての視覚センサーが一時的にホワイトアウトするという欠点がある(天照曰く「欠点の無いMHなんてつまんないから」)。あらゆる点で桁違いのモーターヘッドであるため、並の騎士、ファティマでは十全なコントロールは不可能とされる。

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