- Workファイブスター物語
- Pilotハリコン・ネーデルノイド
コーラス21世がMH・マイト、マール・クルップに依頼した、コーラス王朝の旗機MH。クルップ博士の死後はバッシュの設計などで知られるルミラン・クロスビンが製作を継続した。同型騎が多いため、単に「エンゲージ」と呼ぶ場合はこの本騎を指す。星団一美しいMHとされる(なお、「星団一美しい」といわれるMHはこの他に「AUGE」と「ジ・エンプレス・フレーム」が存在している)。
このMHは非常にコンパクトに出来ており、その後のコーラスやクロスビンのMHへと多く仕様が引き継がれる。脚部のランダム・ストレートはコンパクトな騎体から発生する過剰なエネルギーと熱を強制的に排除するもので、このMHのパワーを象徴している。特徴的なのは肩の装甲で、刃の付けられた上腕部の稼働範囲を確保するため、肩装甲は2枚貝の様に前後に分かれるようになっている。肩の後ろにはK.O.G.やバングなどに見られるスタビライザーが装備されており、それだけ出力系とコントロールがデリケートである証拠ともいえる。
本騎はコーラス王家の縁戚メロディ家の剣聖ハリコン・ネーデルノイドが使用したことから、「ハリコンの神騎」とも呼ばれる。王女アルル・フォルティシモ・メロディ4世は、メロディ家が取り潰しになる際に本騎と共に行方不明となっている。この為、アルルは「国宝級のMHを持ち出した」との理由でコーラスから指名手配されている。これは後に、アルルがハスハの傭兵となったことで、コーラスが魔導大戦へ参戦する際の口実とされた。
肩にはナイトマスターの紋章があるが、これはハリコンが使っていた時につけていたものを残しているだけである。