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テロル・ミラージュ(H型)

テロル・ミラージュ(H型)

正式名称は“GUAST IN TERROR”。隠密行動を前提に開発され、後方攪乱などを行うMH。ステレオタイプの忍者のような機体で、バル・バラ(手裏剣型ホーミングブーメラン)や剣玉型フレイル(単行本ではカット。ただしリブート5巻160ページには掲載されている)などの特徴的な武器を持つ。アイシャ曰く、「思いつきで造ったあやしい武器」「こんなブーメラン何の役に立つかね」「『剣玉フレイル』なんて聞くも恐ろしい武器もあったけど何考えてんのかっ!!」という評価がされている。さらに、カムフラージュなどのための特殊装備が多数搭載されている。また、勝手に動いて後のマスターであるアーレン・ブラフォードにウィンクして挨拶するなど、怪しい機能を多数持っている。下半身は通常サイズのミラージュと同じだが、他のミラージュより全高は低い(つまり座高が短い)。隠密行動用ではあるがレッドミラージュと同型のイレーザーエンジンを搭載しており、パワーもレッドに匹敵する。

初登場はアイシャ・コーダンテとアレクトーによるカステポーでの対シーブルのレディオス・ソープ救出戦。アイシャはクロスのつもりで持ってきていたが、フロート・テンプルから出る前にテロルのテストをしたかったリィ・エックスの悪戯でモーター・ドーリーの中身が入れ替えられていた。ソープの捜索を行うべき地域では既にA.K.D.ゴーズ騎士団とシーブルに雇われたパイドパイパー騎士団とのモーターヘッド戦が始まっており、ゴーズのブラッド・テンプルがパイドパイパーに押され窮地に立たされていたところに割って入った。アレクトーがソープ捜索に専念するため離脱していた事もあり、後にアルカナナイツとなる実力者イアン・ケーニヒの駆る、剣聖ナッカンドラ・スバースゆかりのMHヴァイ・オ・ラに苦戦していたが、ソープ発見に伴いアレクトーが戦闘に復帰するや一瞬にしてヴァイ・オ・ラのソニックブレードをかわして両手首を切断、戦闘不能に至らしめている。ヴァイ・オ・ラとケーニヒの力をもってしてもテロルの動きは補足できず、それどころかアレクトーは「一撃で破壊できた」とまで言い切り、破壊しなかった理由は「ヴァイ・オ・ラが貴重なMHであるため、壊すとソープが悲しむから」というものだった。

シーブル側にいたブラフォードは「戦闘バリエーションが無限に展開できる」テロルの能力を看破し、「一度でいいから駆って見たい」と感想を漏らしたが、A.K.D.とシーブルの戦闘終了後ミラージュに入団し、実際にテロルを与えられることになる。後に当初のカラーである黒からロービジ(low visibility:低視認性)の灰色に変更された。

ロービジをブラフォード、黒をステートバルロ・カイダが使用するという2騎の設定だったことがあるが、1騎のみとなった。ホーミングブーメランが専用品として装備されていたのも、搭乗予定だったステートバルロがバル・バラの使い手であるという設定による。

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