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ザクIV

ザクIV

型式番号:AMX-116

ハマーン戦争時の次世代主力機選定においてドーベン・ウルフに敗北したザクIIIの課題を見直し、改良を加えた発展型モビルスーツ。従来のザク系と異なり、大量生産を前提とせず、基本性能に重きを置いた高性能機として設計されており、単機で多様な戦況に対応できるバランスタイプとなっている。

原型機の高出力・重装甲・高汎用性といった特徴は継承しつつ、「テールオプション」と呼ばれる背部ユニットを換装することで、機体本体を改造せずにパイロットや任務に応じた仕様変更が可能。標準仕様の一般機は4基のスラスターを備えたノーマルタイプのリアスカートを装備し、背部中央に2本、左右のふくらはぎに1本ずつ計4本のプロペラント・タンクを搭載。これにより、高い加速性能と長時間の単独航行能力を実現している。

本機は、シャア・アズナブル率いる新生ネオ・ジオンとは異なる勢力である、リュース・クランゲル少佐率いるネオ・ジオン過激派(ザビ派)の近衛隊に複数配備されている。一般兵用機体はジオン公国軍伝統のグリーンで塗装され、精鋭パイロット用には個別の専用カラーが施されている。

武装は多彩で、頭部左右に内蔵されたビーム砲2門、右肩に装備された大型シールド(ウェポンラック機能付き)、2連ビーム・サーベルを内蔵した大型ヒート・ホーク、背部左右のラックに装着された小型ビーム・マシンガン2挺、長距離狙撃用のビーム・ライフル、そして両腰に搭載された、エッジ周囲にビーム刃を展開するビーム・ナックルダスター2基がある。これらにより、近接戦から中・長距離戦まで対応可能なオールラウンドな戦闘力を備えている。

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