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リック・ディジェ

リック・ディジェ

型式番号:MSK-008R

宇宙世紀0092年を舞台とする漫画『機動戦士ムーンガンダム』に登場する機体で、メカニックデザインは形部一平が担当。

本機は、地球連邦軍外郭部隊「ロンド・ベル」に編入された当初のアムロ・レイの搭乗機。ジェガンがまだ配備されていなかったため、ジムIIIではアムロの操縦技量を十分に活かせないと判断され、特別に用意された機体である。ただし、アムロを警戒する連邦内の政治的配慮から、最新鋭のガンダムタイプの提供は避けられ、カラバ時代に彼が搭乗していたディジェを改修する案が採用された。

機体カラーは、アムロがかつてカラバ第18TFAS所属時に使用したΖプラスA1型の試作仕様機を意識し、朱色とグレーのツートンカラーに塗装されている。改修では、宇宙戦を重視した調整が施されており、リック・ディアス由来の背部バインダーやスラスターの換装、放熱フィンの材質変更などが行われている。コックピット構造も変更されており、従来の側頭部からの乗降方式ではなく、頭部を後方へスライドさせて胸部上面のハッチから乗り込む方式が採用されている。

武装は、基本的に従来のディジェと同様だが、追加装備として左肩に4発のグレネードを懸架可能なシールド、そしてグリプス戦役時代に使用された高出力対艦ビーム砲「ハイパー・メガ・ランチャー」を装備。また、コックピット構造の変更に伴い、後頭部にはバルカン用の大型弾倉が取り付けられている。

なお、ルオ商会に所属する同型機はダークグレーを基調としたカラーリングとなっており、頭部のフェイスマスクはより従来のディジェに近い形状をしている。

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