
- Work機動戦士ムーンガンダム
- Height21.5 m
- Weight36.3 t
- Pilotリュース・クランゲル
型式番号:AMX-015-4S
『ムーンガンダム』に登場する主要キャラクター、リュース・クランゲル少佐が搭乗する専用機。物語中では、主人公ユッタ・カーシムを仲間に引き入れようとするリュースの策略に基づき、ムーンガンダムと共闘したり敵対したりといった立場を取り、物語の展開に大きく関与する。
機体は白を基調に、濃淡グレーの差し色が施された落ち着いた配色。ゲーマルクの系列機に位置づけられてはいるが、重火力とリレー・ファンネル・システムの搭載以外に顕著な共通点はなく、独自性の高いニュータイプ専用機となっている。
背面には円盤状の大型バックパックを備えており、後頭部にはモノアイ3基とジェネレーターを内蔵。このバックパックが起立して頭部と合体することで、「マシン・ヘッド・モード」と呼ばれる特殊形態に変化する。この状態ではサイコミュの情報伝達および処理能力が約3倍に強化され、パイロットのニュータイプ能力が高くなくとも、多数の端末によるオールレンジ攻撃が可能となる。ただし、脳への負荷が非常に大きいため、3分以上の連続使用は推奨されていない。
主な武装には、最大で全長58メートルまで伸びるビーム・ブレードを展開可能なロング・ビーム・ライフルがある。また、マシン・ヘッド・モード時には「ダグ・リーダー」と呼ばれる特殊攻撃が使用可能で、20基のファンネルによって形成される磁場空間によって敵を包囲・攻撃する。この装備は、アッザム・リーダーの発展型とされる。
機体デザインは形部一平が手がけており、彼によるとマシン・ヘッド・モード変形前のデザインモチーフは「ヘッドホンとフードジャケットを着た少年」、変形後は「カネゴンのような怪獣・怪人」を意識しており、明確な二面性が表現されている。