Follow Us

サイコガンダム

サイコガンダム

型式番号:MRX-009

地球連邦軍のニュータイプ研究所のひとつであるムラサメ研究所が開発した9番目の試作機。型式番号の "M" はムラサメ研究所をあらわす。

一年戦争後、ニュータイプが搭乗したMSに関する調査団が結成され、アムロ・レイが搭乗したガンダムタイプにサイコミュの搭載が検討されたことが、開発の起点とされる。機体はMRX-002を皮切りに、ティターンズからガンダムMk-IIの提供を受け、プロトタイプサイコガンダムの開発を経てU.C.0087年6月にロールアウト。しかし、人工ニュータイプである強化人間のニュータイプ能力の低さによってサイコミュ・システムは大型化したうえ、脳波伝導フィールド形成のための変形機構や、ミノフスキー・クラフトの採用により、その全長は40メートルにも達した。もっともなぜかガンダムタイプの外観は保たれている。これについては、軍の意向からガンダムタイプとして開発することで予算を捻出したともされる。

形状はRX-78に似ているが、設計思想はMSN-02 ジオングがもとになっている。また、頭部にコックピットがあり、分離して小型MAとしての運用も可能。

火器管制や機体制御すべてをサイコミュで制御する方式をとっており、パターンデータを登録することによって外部からの遠隔操作も可能である。その戦闘プログラミングは専任パイロットであるフォウ・ムラサメ専用となっている。本機は可変MSではなく可変MAに分類される。モビルフォートレス (MF) とも呼ばれるMA形態に変形可能で、その巨体を飛行させるためにミノフスキー・クラフトを装備している。むしろ、この形態はおもにミノフスキー・クラフトを稼働させるためのものであり、腕部などのエネルギー・ユニットを組み替えると同時に、ボディ・ユニット内部のキューブ・グリッド・エミッターを機体外に露出してミノフスキー粒子の立方格子を生成する。また同形態では、成層圏を飛行することも可能。一方、ガルダ級の輸送機であっても格納できないため、MF状態で牽引して運用される。

機体は試作1号機と試作2号機が存在しており、ホンコンシティの戦闘に投入されたほか、改修機がキリマンジャロ基地での戦いに投入され、大破している。1号機ではパイロットの感応波を検知した結果、機体がコクピット内の制御を逸脱した動作を行ったことから、2号機においてはサイコ・コントロールシステムを実装し、専用のヘッドセットを利用することで機体外制御を仕様に盛り込んでいる。

 

関連機体