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ΖII

ΖII

型式番号:MSZ-008

Ζガンダムの発展型で、先行して開発されていたメタスの構造を取り入れて変形機構を単純化し、生産性と操縦性を向上させている。

MA形態は大気圏突入ができず、大気圏内での飛行能力ももたないが、Ζガンダムにちなんで便宜上「ウェイブライダー (WR)」形態と呼ばれることが多い。宇宙戦闘機としては優秀であり、加速性能は当時のMSを凌駕する。

スペック的に同時期のMSと比較しても遜色なく、コスト・パフォーマンスも高く評価され、量産化に対する問題も少なかったため生産寸前までこぎ着ける。しかし、当時のエゥーゴの財政は逼迫しており、ΖΖガンダムの開発が優先されたため、一時的に廃案となる。しかし、第一次ネオ・ジオン抗争中期にエゥーゴ参謀本部の開戦派によって少数が生産されている。塗装は白・青・赤のトリコロールを基調とするが、ほかのガンダム・タイプより青の部分が多い。

頭部はΖ系のものとなっているが、ロールアウト当初はカメラアイ間に保護パーツがあり、バルカン砲は装備されていない。マスタッシュ配備機は、カメラアイ間に保護パーツがなくバルカン砲がある頭部に変更されたといわれる。

その後、宇宙世紀0095年に本機のコンセプトが流用され、可変式量産型MSリゼルとして地球連邦軍で採用されるに至っている。

 

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