
- WorkSDガンダム三國伝
「戦慄の暴将」と呼ばれる呂布(字・奉先)は、董卓軍に属し、天下にその名を轟かせる一騎当千の強者である。己の戦いに魂を燃やすこと以外には興味を示さず、強敵との対峙を求めて董卓軍に加わり、その武勇は大将軍の地位にまで至った。弱者には容赦しない冷酷さもあるが、戦いの純粋さを冒涜されることには怒りを見せ、敗走する劉備たちへの追撃を袁術の命令であっても拒否するなど、力を失った相手を過度に攻撃することは好まない。
呂布は誰にも縛られることなく強さのみを追い求める、生粋の侠者であり、一方で呂布隊の武将とは精神的な繋がりが深く、徐晃とも互いに武を認め合う戦友関係だった。
『BBW』では董卓を討伐しようとする曹操との戦いで互角の戦いを演じるも勝負は預けられ、虎牢関では夏侯惇、夏侯淵兄弟を圧倒。さらに劉備ら幽州の義勇軍にも勝る戦いぶりを見せたものの、虎牢関は最終的に反董卓連合軍の手で落とされ、撤退を余儀なくされた。その後雒陽で孫堅軍と対峙し孫堅を討ち取り、郿宇城では劉備・曹操・孫策との最終戦に臨むが、董卓の無差別攻撃により部下や貂蝉を失いながらも抗い、怒りのあまり第四の天玉鎧「真武」を覚醒。董卓を討った後、一時的に袁術に拾われ袁術軍に加わった。許昌では曹操と再度交戦し、その右肩鎧を砕くほどの成長を見せ、徐州では孫策を倒す。だが、「敗者への追撃は趣味ではない」として敗走する劉備たちは見逃した。その後、官渡の戦いなどでも活躍したが、最終的に天玉鎧・炎鳳を発現させた曹操との対決で力尽き、貂蝉と共に散るように消えた。
呂布の武器は、巨体を活かした巨大な「破塵戟」で、盾とロッド、キャノンを一体化した破壊兵器である。愛馬・赤兎馬は伝説の駿馬であり、戦輪形態に変形することでバイクモードにもなる。彼の必殺技「旋風大烈斬」は破塵戟を回転させ強烈な暴風を巻き起こし斬撃を放つ、防御不能の大技であり、その他「旋風爆裂衝」「暴風激烈斬」「旋風迅雷爆裂衝」など、広範囲を巻き込む破壊力抜群の技を得意とする。
漫画版では、劉備との一騎討ちの最中、董卓の砲撃から劉備を守る形で「貴様を倒すのは俺だ」と言い残し倒れる劇的なシーンも描かれ、最終的には貂蝉の形見「胡蝶」と共に誰にも気づかれず姿を消す描写となっている。