
- WorkSDガンダム三國伝
「目覚めし煉獄凰」とは、司馬懿が蚩尤の闇と完全に融合し、『G記』最終章に描かれる「究極の闇」を身に纏った姿である。コミック版では自らを「天を熾す鵬」と称し、自身を神格化して現世を焼き尽くし、新たな世界を創造せんとしたが、最終的には英雄たちに阻まれその存在を消失した。
この形態では、司馬懿サザビーをベースにアップグレードされた軍師モードと、ナイチンゲールを想起させる「獄凰形態」への変形が可能で、胸部の意匠には戦国伝シリーズの闇皇帝モチーフが取り入れられている。直接的な関係はないものの、旧来のファン向けの目配せとして描かれている。
また、この姿は他の機武帝系パーツと合体可能で、蚩尤ノイエ・ジールの腕部、暗黒玉璽サイコガンダムの脚部、郭嘉ヴァサーゴの鎧と組み合わせることで、未登場ながら最終形態「戦神合体・蚩尤・魔装形態(α・アジール)」になるとされている。
武器には、暗黒の気を宿すビームショットライフル「冥黒の牙」、盾としても装備される「煉獄扇」、そしてこれらを合体させた「黒金の牙翼」という大剣がある。必殺技としては、暗黒瘴気を纏う刃で切り裂く「天冥獄凰斬」、さらにあらゆる命を地獄へ叩き落とすという闇の王たる技「天魔降臨」が披露され、すべてを飲み込む闇の恐怖と強大な力を象徴している。