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孫権ガンダム

孫権ガンダム

孫権は「静かなる猛虎」と称される、轟の国の若きプリンスであり、長沙地方を治める孫堅の息子である。名門の血筋を持ちながらも尊大さはなく、誰に対しても平等に接する情に厚い武将として描かれた。初めは「正義が人の命より重いのか」と戦いをためらったが、父・孫堅と祖父・祖茂の戦死を目の当たりにして激高し、「弩虎」の天玉鎧を呼び覚まし、虎牢城を陥落させる。

孫策から戦地へ派遣された際には気乗りしない態度を見せたものの、自らが引き起こした犠牲に思いを馳せ、長沙への帰還を考える。しかし、曹操の叱咤と劉備たちの説得により董卓討伐の信念を固め、戦へ身を投じる決意をする。戦後は、劉備一行を曹操らとともに笑顔で見送る姿が描かれている。

『コミックワールド』では、「双虎破刃」を振るって董卓と交戦するも重傷を負う展開。その際、天玉鎧「弩虎」が覚醒し、圧倒的な力で董卓の軍勢を一掃する活躍を見せた。

『英雄激突編』では劉備との再会を果たし、江東水軍を率いて荊州軍と衝突。合肥の戦いでは、父に続いて兄・孫策も失う辛苦を味わう。赤壁の戦い後には皇帝として轟の国を建国し、父と兄の墓前で民を守ることを誓う。

『戦神決闘編』では暗黒玉璽の呪縛により陸遜や四騎衆とともに石化させられるが、天の刃によって解放され、轟大帝に覚醒。蚩尤に取り憑かれた孫策を撃破し、その最期に孫策から受けた言葉を胸に、劉備と共に五丈原への旅へと向かう。

幼少期、孫権は「若」「若将軍」と呼ばれていたが、赤壁の戦いまでその呼称が続いた。『BBW』では黄巾討伐隊に参加するも、戦いへの恐れから「応援だけはする」と実戦を避ける姿も初期に見られた。だが、華雄の攻撃を受けながら妹・孫尚香を守ったり、孫策にその勇気を認められるなど、成長が描かれる。董卓討伐後は一族とともに長沙を発展させつつ、自らの道を探し続ける姿が描かれている。

彼の武器は「牙王剣」と呼ばれる折りたたみ式の刃とバズーカを兼ね備えた武器で、稲妻のような鋭さが特徴。「虎錠刀」は孫家に伝わる宝剣であり、神話の三侯のひとり「虎暁」の魂が宿るとされる。

必殺技には、兜のバイザーを下ろしてオーラの壁を張る「蒼晄壁」があり、その防御力を突破する者はいないとされる。また、「双虎破刃」では、牙王剣をオーラで遠隔操作し、どの角度からでも斬撃を繰り出すことが可能とされ、後の連携技「龍虎爆獣撃」も実力派の戦術に彩りを加えている。

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