
- WorkSDガンダム三國伝
「華麗なる策士」と称される司馬懿は、機駕軍の戦略を支える辣腕の軍師であり、曹操軍の筆頭軍師として高い地位にある。龍帝剣を持つ者の出現とともに、乱世の到来を宣言した張本人でもある。
知略においては群を抜き、戦局を的確に見通す力を持っており、その実力には曹操も一目置いている。しかし同時に、油断ならない策略家でもあり、古代の文献や伝説を独自に調査するなど、その行動は常に周囲の警戒の的となっていた。
その真の目的は、「G記」の最終章に記された黙示録を実現し、「究極の闇」を手に入れることであり、その野望を果たすために曹操すらも利用していた。
『コミックワールド』では、口癖のように「〜である!」という語尾を使い、時にはコミカルな一面を見せることもある。キットでは武将モードと軍師モードを切り替えられる仕様となっており、劇中でも自ら兜飾りを付け替えるシーンがある。
『BBW』では、七星剣を手にした流浪の軍師として曹操の前に現れ、董卓暗殺を提案。虎牢関では、陳宮の「火走りの計」に対し、「焔獄捻転の計」で対抗し撃退している。本作では暗躍的な描写は控えめで、知略を駆使する正統派軍師として描かれている。
主な武器には、「銀の牙」と呼ばれるビームトマホーク、「紅翼扇」という盾があり、これらを合体させることで大剣「牙翼の大剣」となる。また、戦略書「G記」も所持している。
必殺技「鳳翼斬」は、牙翼の大剣を振り下ろし、空気との摩擦によって生じた熱で敵を切り裂く技。その姿はまるで、灼熱の翼を広げた鳳凰が舞うかのように描かれている。司馬懿は、巧妙な戦術と秘めた野心を併せ持つ、謎多き知将である。