
- Work新世紀エヴァンゲリオン
- Height40 m
- Weight700 t
- Pilot碇シンジ
EVA初号機は、リリスを基に製作された唯一の機体であり、EVAシリーズにおけるテストタイプでもある。搭乗者の命が危険にさらされると、たとえ電力が失われていても、突如としてコアが反応し、搭乗者の意思とは無関係に暴走状態へ移行する。この暴走時には、自ら顎の拘束具を破壊して咆哮するなど、異常な行動を見せる。
初めての実戦投入は第3使徒との戦闘であり、この際はエントリープラグが未挿入にもかかわらず、落下物からシンジを守るために自発的に動いた。その後の初シンクロ時には、プラグスーツを着用していない状態で41.3%という高いシンクロ率を記録し、重傷を負いながらも暴走して使徒を殲滅した。その後も度々暴走や高出力の戦闘を行い、第14使徒との戦闘ではゼルエルを捕食してS2機関を取り込み、無限の稼働時間を獲得するに至った。
物語が進行するにつれて、シンジとの精神的な繋がりが強まる一方で、他のパイロットでは起動できなくなり、レイやダミープラグを用いた起動も不可能になる。また、暴走時にはシンクロ率が400%を超え、腕の再生や使徒のA.T.フィールドを無効化するなど、常識を超えた戦闘能力を見せた。
劇場版では無人の状態で起動し、硬化ベークライトを破壊してシンジを迎え入れる。最終的にサードインパクトの引き金となるが、シンジの選択により補完は拒否され、初号機はリリスから分離されて人類補完計画は終結し、その後宇宙へと消えていった。
なお、ゼルエル戦での捕食シーンでは「餓鬼」のイメージが演出に取り入れられているという裏話があり、声は林原めぐみの音声を加工して使用されている。