
- Work新世紀エヴァンゲリオン
テレビ版第拾八話に第13使徒として登場する。名前は、ユダヤ・キリスト教の伝承において「霰(あられ)」を司る天使「バラキエル」の別称「バルディエル」に由来している。
この使徒は粘菌のような姿をしており、侵蝕型の性質を持つ。侵蝕した物質の性質を変化させたり、生物に寄生することでその身体能力を強化することが可能。寄生されたEVA3号機は、まるで暴走時の初号機のような俊敏な動きを見せ、腕を自在に伸縮させることで高いリーチを活かした戦闘を行い、地中に潜り込んで奇襲を仕掛ける能力も持っていた。
この使徒は、長野県松代での起動実験のためにNERVアメリカ支部から日本に空輸されていたEVA3号機のエントリープラグに侵入・寄生。起動実験中に覚醒し、搭乗していたフォースチルドレン・鈴原トウジごと機体を支配した。
松代で大規模な爆発を引き起こした後、迎撃に出た弐号機と零号機を瞬時に撃破。初号機に対しても攻撃を仕掛け、シンジが中に人が乗っていると知って戦闘を躊躇したために、首を絞めて追い詰めた。
最終的には、ダミープラグが起動された初号機によって暴走に近い状態で攻撃され、EVA3号機もろとも破壊された。エントリープラグに乗っていたトウジは一命を取り留めたものの、左脚を失う結果となった。