
- Work新世紀エヴァンゲリオン
テレビ版第拾六話に第12使徒として登場する。名前は、ユダヤ・キリスト教の伝承において「夜」を司る天使「レリエル」に由来している。
登場時は空中に浮かぶ白黒のオプ・アート状の模様を持つ球体が本体と思われていたが、実際にはその下に広がる直径680メートル、厚さ3ナノメートルの黒い円盤こそが本体であり、球体はその影像にすぎない。
この球体(影)は攻撃を受ける際、対象を円盤状の本体へ瞬時に転送する能力を持ち、その際にパターン青の反応を示す。本体の内部は無限の虚数空間、いわゆる「ディラックの海」が広がっており、レリエルは使徒の中でも最強クラスのA.T.フィールドを持つ存在とされることが多い。
EVA初号機が影へ攻撃を加えたことで虚数空間に取り込まれ、活動停止に追い込まれるが、その後暴走した初号機により内部から引き裂かれ、殲滅された。
なお、初号機が取り込まれた際、碇シンジが精神世界で出会った幼い姿のシンジについては、使徒が彼を媒介として言語能力を獲得し、コミュニケーションを図ろうとしたものだとされている。