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EVA 量産機(5号機 - 13号機)

EVA 量産機(5号機 - 13号機)

アダムを基に製作された、通称「EVAシリーズ」と呼ばれる9体の量産型エヴァンゲリオン。カヲルをベースにしたダミープラグによって稼働し、S2機関を搭載しているため活動時間に制限がない。背部には収納可能な翼を内蔵しており、自力での飛行も可能である。携行武器は両刃の剣で、これはロンギヌスの槍のレプリカを変形させたものであり、必要に応じて本来の形態に戻る。

内部電源を必要としない構造とロンギヌスの槍の携行により、プログレッシブ・ナイフのような武器の必要性が低く、ウェポンラックは装備されていないのが特徴である。

無機質なウナギのような眼のない頭部が特徴的であり、エントリープラグ挿入口をはじめ、全体的なデザインも他のEVAとは大きく異なる。これは、初号機から4号機までを山下いくとがデザインしたのに対し、量産型機は本田雄がデザインしたことによる。彼らは再起動や捕食、再生といった行動パターンを持ち、初号機の暴走状態に酷似している。

劇場版第25話では、ジオフロント内の戦略自衛隊を壊滅させた弐号機を迎撃するため、輸送機から投下されて交戦。弐号機に一時は圧倒されるが、活動限界間際に9号機が放ったロンギヌスの槍で弐号機の頭部を貫通。その後、全機が再起動・再生し、弐号機を捕食し、上空からロンギヌスの槍を突き刺して葬る。第26話では、リリスと同化したレイからのアンチA.T.フィールドの影響でリリスと融合し、頭部に歪んだレイの顔が表れる。さらに初号機を依代としてサードインパクトを誘発、自らのコアにロンギヌスの槍を突き刺し、S2機関を共鳴・展開させて地球上のA.T.フィールドを消滅させ、人類をL.C.L.へ還元するが、最終的に初号機によって槍は全て破壊され、量産機も石化し、地上へ降下して活動を停止する。

見た目に違いはないが、脚本や絵コンテではそれぞれ機体番号で区別されている。製造地は5号機と6号機がドイツ、8号機が中国となっている。

弐号機によって破壊された順序は以下の通り:9号機(頭部を潰され背骨を折られる)、11号機(プログ・ナイフで頭部を突き刺される)、7号機(右手を切断され首をへし折られる)、6号機(両刃の剣で袈裟懸けに斬られる)、12号機(腹部から上下に両断される)、8号機(左足を切断される)、10号機(ニードルガンで頭部を貫かれる)、5号機(喉を握り潰され13号機と共に胸を貫かれる)、13号機(5号機越しにコアを掴まれる)。

漫画版ではSTAGE:81から登場し、劇場版と同様に弐号機と交戦。戦闘力は劇場版を上回り、弐号機を劣勢に追い込み、最終的には3体が生き残る。また、再生能力も強化されており、与えられたダメージを短時間で回復している。最終話では、再生された世界にも石化した量産機が存在しており、その正体や存在理由は誰にも分かっていないとされている。

量産型のプラモデルは2種類存在し、通常版は頭部パーツが2種類交換可能で武器は両刃の剣、最終戦仕様版は口の開閉ギミックがあり、武器がロンギヌスの槍(コピー)となっている。

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