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EVA 零号機

EVA 零号機

最初に製作されたプロトタイプであり、当初は肩部ウェポンラックなどの装備は搭載されていなかった。起動実験中に暴走事故を起こし凍結されたが、第5話で凍結が解除され、第6話のヤシマ作戦で初号機を庇って荷粒子砲の攻撃を受け、大破する。その後の修復で弐号機と同じ形状の装甲板や肩部ウェポンラックが装着され、機体色も青に変更される改装が施され、第11話の第9使徒マトリエル戦から再び実戦に投入された。

この改装後の形態は、商品化などの際には零号機(改)と呼ばれ、第1話のオープニング映像にも登場している。肩部ウェポンラックにはブースターが装備されているが、これは高所からの衝撃を吸収するためのもので、飛行能力は備えていない。第23話では第16使徒アルミサエルに物理的に浸食され、最終的に自爆して第3新東京市ごと完全に破壊された。

製造元については、第22話で赤木ナオコが「アダムより人が造りしもの」として、脊椎と頭部、腕部のみのプロトタイプを紹介したことや、劇場版第25話でキール・ローレンツが「唯一、リリスの分身たるEVA初号機」と語っていることから、零号機はアダム由来であるとする説と、実際にはアダムと呼ばれていた存在がリリスであったことからリリス由来とする説が存在する。

コアに関しては、公式設定資料では明確にされていない。ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』では、コアに魂が入っておらず、レイがシンクロするのに時間がかかったのはそのためだとされている。一方、PSP版では「レイに母親がいないこと」や「コアのシステムが未完成であったこと」が理由とされ、魂の有無については触れられていない。

なお、頭部と脊椎のみの失敗作がNERV本部地下のターミナルドグマに大量に廃棄されている。改装前の山吹色の機体色は、海軍の飛行実験機や新幹線「ドクターイエロー」など、試作機や試験用車両によく用いられる色であることに由来している。

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