
- Work新世紀エヴァンゲリオン
テレビ版の第壱話と第弐話に第3使徒として登場する。名前は、ユダヤ・キリスト教の伝承に登場する「水」を司る天使であり、木曜日の守護天使とされる「サキエル」に由来している。
セカンドインパクト以後、約15年ぶりに出現した使徒で、人型の姿をしており、四肢は細長く、首の部分が存在しない。頭部は仮面のような無機質な形状をしており、大腿部には魚の鰓のような器官がある。出現直前の水中航行時には、呼吸するような動きも見せていた。
武装としては、右腕から射出される光のパイルと呼ばれる光線状の槍による長距離攻撃を行う。また、N2地雷によってダメージを受けた際には、体内から新たな顔を出現させ、2つ目の顔から強力な光線を放つことができる。その光線はジオフロント上部の特殊装甲を貫通し、天井に格納されたビルを落下させ、本部上空にまで達する威力を持つ。
第三新東京市に侵攻した際、EVA初号機との戦闘が展開され、初号機の初陣となった。戦闘では初号機の左腕をへし折り、右目を光のパイルで貫いて活動を停止させたが、暴走して再起動した初号機によりA.T.フィールドを破られ、両腕をもぎ取られて動きを封じられた。その後、連続攻撃でコアに亀裂を入れられ、最後は初号機を巻き込みながら自爆した。