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リーオー

リーオー

型式番号:OZ-06MS

OZが開発した初の量産型MSであるリーオーは、A.C.史上初の戦闘用MS「トールギス」を原型としています。トールギスを開発した技術者たちは、ウイングガンダムゼロの開発後に行方をくらましたため、OZは残されたトールギスの設計図を基に開発を進めました。開発を担当したのは、OZのセイス・クラーク技師です。

トールギスは性能を重視するあまり、常人では乗りこなせない機体となってしまいましたが、リーオーは一般兵でも操縦が可能なように設計されており、優れた量産性と汎用性に重点が置かれました。これは、トールギスが安全性を無視した設計であったことや、開発時にOZと連合がコロニー国家群と対立していたことから、過剰な性能よりも生産を重視し、威嚇する機体としての役割が優先されたためです。その結果、リーオーは量産可能なレベルまで小型化・簡略化されています。

リーオーは背部、両肩前後、太腿部側面にオプション用のアタッチメント機構を備え、装備を換装することで多彩な戦場に対応できる高い汎用性を持っています。また、良好な操縦性も評価され、多数が量産されました。マイナーチェンジを繰り返しながら数十年にわたり運用され、無人機のモビルドール(MD)システムの実験機としても使用されました。イブ・ウォー後には軍縮の流れから軍事兵器としての使用は減少し、人型重機として運用されています。

リーオーの性能は、他のすべてのMSの基準となり、本機の各性能数値を100とし、その上下幅で他の機体の性能を評価する相対値「アビリティレベル」が設定されました。地上仕様のカラーリングは、地球圏統一連合・マリーメイア軍・OZトレーズ派がモスグリーン、OZ財団派が青色、宇宙仕様のカラーリングは地球圏統一連合・ホワイトファングが紫色、OZ・世界国家軍が地上仕様と同様に青色です。また、第6話でレディ・アン指揮下で運用された地上仕様の機体は、薄紫色に塗装されていました。

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