- Work新機動戦記ガンダムW
- Height23.5 m
- Weight17.8 t
- Pilotビクター・ゲインツ
型式番号:OZ-16MSX-D
『新機動戦記ガンダムW BATTLEFIELD OF PACIFIST』に登場するP3(パーフェクト・ピース・ピープル)の超大型MSで、機体名は天蝎宮(さそり座)に由来します。この機体は、OZの技術士官ツバロフ特佐が廃棄コロニーを改修して造り上げたMD製造プラント「ウルカヌス」に配備されました。
スコーピオは2つの形態を持ち、推進力と攻撃力に優れたMA(モビルアーマー)形態から、アーマーパーツを排除して白兵戦に特化したMS(モビルスーツ)形態へと移行できます。また、MD(モビルドール)としても運用可能です。その巨体ゆえに試作機が1機のみ製造され、開発は中断されました。
通常はMDとして稼動しており、「ウルカヌス」に接近する者には「番犬」として無差別に攻撃を仕掛けますが、「56WI」と呼ばれる解除コードを送信することで指令系統を支配し、通常のMSとしても運用可能です。この解除コードは、ツバロフ特佐とデルマイユ公爵しか知らないOZの最重要機密事項でした。
しかし、P3代表のビクター・ゲインツは、OZ二級特佐ブローデンの元に潜入させた配下のクレメンツを通じて、ウルカヌスに関する情報を入手し、スコーピオを掌握することに成功します。しかし、デルマイユ公爵の孫娘であるドロシー・カタロニアから情報を得たヒイロ・ユイと、ヒイロからウルカヌスの座標位置を知らされたデュオ・マックスウェル、トロワ・バートン、カトル・ラバーバ・ウィナー、さらにブローデンと行動をともにしていた張五飛が駆る5機のガンダムと遭遇。スコーピオはガンダムと交戦するも敗北し、最終的にはウイングガンダムゼロのツインバスターライフルによって破壊されます。