- Work新機動戦記ガンダムW
- Height16.7 m
- Weight8 t
- Pilotヒイロ・ユイ
型式番号:XXXG-00W0
A.C.180年ごろ、トールギスを開発した6人の科学者たちが、コストと実用性を度外視し、性能のみを追求して設計した機体。この機体は、のちにOZを出奔した科学者たちがそれぞれ開発した5機のガンダムの原型機でもあります。
トールギス複数機分の基本性能を持たせた上で、さらに人間には操縦できないという欠点を克服すべく、新型インターフェイス「ゼロシステム」が採用されました。このシステムは、パイロット自身の能力を機体に追従させるもので、機体構造も一新されています。装甲材にはガンダニュウム合金が使用され、これにより圧倒的な耐衝撃性と耐熱性を持つ機体となっています。「ガンダム」のコードネームは、このガンダニュウム合金に由来しています。
機体の背部には、機体名称の由来ともなる翼型スラスターが採用されており、さらに、コロニーをも破壊可能な威力を持つ「ツインバスターライフル」を装備することで、単機での制圧戦や一撃離脱戦法を可能にしています。
しかし、ゼロシステムにはパイロットの身体と精神に深刻な障害を与えるという問題があり、機体自体の破壊係数の高さも相まって、科学者たちは実機を製造せずに設計データを封印しました。その後、15年後のA.C.195年、コロニー勢力に裏切られたことに憤慨したカトルが、当時の開発スタッフであるH教授が残した設計図をもとに、この機体を製造しました。
本機を基にして5人の科学者がそれぞれガンダムを開発しましたが、そのうちドクターJが開発したウイングガンダムが、最も本機のコンセプトを強く反映しています。