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機体リスト
聖戦士ダンバイン

共收録 23 台の機体。
  • ダンバイン

    • Height6.9 m
    • Weight4.4 t
    • Pilotショウ・ザマ

    ドレイクの居城ラース・ワウにて3機のみ試作された試験型オーラ・バトラーのひとつで、ショウの専用機として幾度もドレイクの前に立ちはだかり、ゼラーナの仲間やラウの国のフォイゾン王といった支援者たちを守り抜いた。そのため、バーン・バニングスやトッド・ギネスらはこの機体を操るショウの撃破に執着し続けることとなる。

    この機体は、搭乗者のオーラ力によって性能が大きく左右されるという特異な性質を持ち、バイストン・ウェルに来たばかりの段階で既に才能を発揮していたショウ以外の、トッドやトカマクが搭乗した同型機はいずれも撃破されている。また、ショウと共にコックピットに乗るミ・フェラリオのチャム・ファウのオーラ力も、機体性能に大きく影響を与えていた。

    ショウがビルバインを託された後は、この機体はマーベルに引き継がれ、30話以降は彼女が搭乗することとなる。

  • ビルバイン

    • Height8.8 m
    • Weight8.6 t
    • Pilotショウ・ザマ

    ナの国で極秘に開発された唯一の可変型オーラ・バトラーで、ウイング・キャリバーへの変形機構を備えているのが最大の特徴。このシステムにより航続距離が大幅に向上し、ダンバインの輸送にも対応可能となっている。

    「聖戦士」としての素質を認められたショウ・ザマに、ナの国の女王・シーラがこの機体を託す。物語後半、47話以降では機体カラーがブルーの迷彩仕様へと変更されている。

  • ヴェルビン

    • Pilotシオン
  • ビアレス

    • Height9.1 m
    • Weight9.5 t
    • Pilotトッド

    ビランビーをベースに、レプラカーンでの運用上の課題を踏まえて改良・開発された機体で、一般兵士の使用を前提にした高い扱いやすさが大きな特徴となっている。クの国によって開発され、ドレイク軍において広く配備されるようになった。

  • ドラムロ

    • Height7.4 m
    • Weight6.9 t
    • Pilotトッド・ギネス

    ドレイク軍の主力兵器として長く運用された名機。初期に開発されたモデルながら、システム全体のバランスが良好で、操作も比較的簡易であることから、一般兵士でも扱いやすいよう改良が施されている。装甲の厚みもあり、防御面でも信頼性が高い。第1話ではガッターとの模擬戦でその姿を見せた。

  • ゲド

    • Height6.7 m
    • Weight5.1 t
    • Pilot--

    ショットが初期に開発したオーラ・バトラーで、ドレイクが資金調達を目的に他国へ輸出した機体。エルフ城では主力兵器として多数が配備されていた。

  • ダーナ・オシー

    • Height7.6 m
    • Weight5.2 t
    • Pilotマーベル・フローズン, キーン・キッス, リムル・ルフト...等

    ドレイクが資金調達のために輸出した非力なゲドをベースに、ギブン家がオーラ・バトラー同士の戦闘に対応できるように武装を強化し、改良を加えた機体。装甲は薄いが、機動性を重視した設計となっている。第1話ではマーベルが搭乗し、ドレイク軍への対抗手段としてミの国やラウの国にも提供された。

  • ボゾン

    • Height8.2 m
    • Weight5.8 t
    • Pilotマーベル・フローズン, ニー・ギブン, キーン・キッス...等

    ダーナ・オシーをベースに開発された、ラウの国の量産型オーラ・バトラー。この機体の登場を機に、オーラ・バトラーの量産体制が確立され、「機械」による本格的な大規模戦争の時代が幕を開けることとなった。

  • ビランビー

    • Height9.2 m
    • Weight9.5 t
    • Pilotバーン・バニングス等

    オーラ力を効率的に活用するための「オーラ増幅器」を初めて搭載した機体であり、ドラムロに続く新型として短期間で開発された。第7話では、当時の指揮官バーン・バニングスに提供されたが、試作機にとどまり、量産は実現しなかった。

  • バストール

    • Height9.4 m
    • Weight7.1 t
    • Pilotガラリア・ニャムヒー等

    新型オーラ増幅器の実験を目的として開発された機体で、パイロットのオーラ力に応じて調整が可能な高い汎用性を持つ。後にこの機体をベースにした改良型も登場している。

  • ボチューン

    • Height7 m
    • Weight4.6 t
    • Pilotマーベル・フローズン, ニー・ギブン等

    ラウの国とナの国が共同で開発した量産型のオーラ・バトラーで、空中戦での機動性と戦闘力を重視して設計された機体。運用部隊に応じて複数の塗装バリエーションが存在し、シーラの近衛騎士団用、フォイゾン専用機、ゼラーナ隊用、そして一般兵士用などが用意されている。

  • ズワァース

    • Height7.9 m
    • Weight7.6 t
    • Pilot黒騎士(バーン・バニングス)

    黒騎士やミュージィといった限られた戦士にのみ与えられた、オーラ・バトラーの最終進化型とも言える機体。圧倒的な出力を誇る巨大なオーラ・コンバーターが、その戦闘能力の高さを物語っている。

    主な武装には、2連装オーラ・キャノン、フレイ・ボム砲、オーラ・バルカンを搭載し、さらに左腕のシールド内には格納式の曲剣を備えており、遠距離・近接いずれの戦闘にも対応可能な高性能機体となっている。

  • レプラカーン

    • Height8.8 m
    • Weight9 t
    • Pilotバーン・バニングス, ジェリル・クチビ等

    ビランビーをベースに武装を強化した発展型オーラ・バトラーで、火力に重点を置いた設計が特徴。しかしその反面、機体バランスに難があり、操作性において扱いづらさが目立つ機体でもある。

    第37話では、ジェリル・クチビがこの機体に搭乗し、ハイパー化を果たしている。

  • ライネック

    • Height8.5 m
    • Weight9.2 t
    • Pilotトッド・ギネス, ミュージィ・ポー等

    次期主力機として設計されたものの、結果的にはズワァースへの繋ぎとなり、少数の生産にとどまったドレイク軍所属のオーラ・バトラー。優れた機動性と多彩な内蔵武器を備えているのが特徴。

    第45話では、トッドがこの機体に搭乗し、ハイパー化を遂げている。

  • ガラバ

    • Height22.3 m
    • Weight14.2 t
    • Pilot黒騎士(バーン・バニングス), ゼット・ライト

    ショットが開発したブブリィに対し、本機はゼットが設計・開発を手がけた機体であり、オーラ・ボンバーと同じ設計思想に基づいて開発された。そのため、戦闘力・高速性・機動力のすべてにおいて優れている。

    主な武装として、背面にはオーラ・キャノンを、オーラ・コンバーター部にはバルカン砲を搭載。マニュピレーターにはオーラ・ショットを装備し、広い射程角度を確保しているのも特徴の一つ。また、着陸時に使用する脚部の爪には射出可能なワイヤーが内蔵されており、戦術的な活用が可能。

    第48話では黒騎士によってこの機体がハイパー化され、その性能はさらに強化された。

  • ブブリィ

    • Height34 m
    • Weight54.3 t
    • Pilot黒騎士, ゼット・ライト, ミュージィ・ポー

    ズワァースの完成によりオーラ・バトラーの限界を感じたショット・ウェポンが、新たな時代を見据えて開発した次世代型オーラ・マシン。地上浮上後にわずか1機だけ製造された機体で、設計・製造には当時ビショット・ハッタのもとにいたゼット・ライトが関わっており、配備先もドレイク軍ではなく、ビショット軍の旗艦ゲア・ガリングとなっている。

    大型機ながら、ウィング・キャリバーに匹敵する高速性能と強力な火力を兼ね備えており、空中戦においてはガラバと並んで圧倒的な戦闘力を発揮。クローアームを使って敵機を捕らえたままフレイ・ボムを至近距離で撃ち込むなど、独自の戦術で反ドレイク勢力を苦しめた。「オーラ・ボンバー」と呼ばれるカテゴリに属する唯一の機体でもある。

    主な搭乗者は黒騎士、ゼット・ライト、ミュージィ・ポーの3人。機体の操作と火器管制には高い複雑性があり、コパイロット3名を含む計4名の乗員が必要とされたことからも、オーラ・ボムやオーラ・シップの要素が反映された設計思想がうかがえる。

    基本カラーは黄みがかったクリーム色であるが、ミュージィ・ポーが搭乗した際にはダークブルーに塗装変更されている。

  • フォウ

    • Height13.2 m
    • Weight2.3 t
    • Pilotキーン・キッス

    バラウの発展を受け、ギブン家が独自に開発したウィング・キャリバーで、単なる輸送補助ではなく、主戦力の一翼を担うことを期待されていた機体。バラウと比べてはるかに重武装であり、高い戦闘能力を持つ。

    本機の最大の特徴は、オーラ・バトラーを後部に90度折り曲げて下半身ごと収納・接合する特殊構造で、これにより格闘戦用の鉤爪が展開される襲撃形態となる。このような複雑かつ高価な構造は、「量より質」を重視し、戦力の少ないギブン家の戦術を支えるものである。

    コクピットは並列式の複座で2名乗りだが、後にオートパイロット機構も搭載され、無人運用も可能となった。オーラ・バトラーと接合時にはコクピットが連結され、乗員が相互に行き来できる。さらに、機首下にはグライウイング・シュットを装備しており、飛行中でもコクピットから直接出撃することができる。

    この機体は主にダーナ・オシーや、ドレイク軍から投降したダンバインの移動支援に使用されていたが、ドラムロ以外の初期型オーラ・バトラーであればドッキングが可能。量産後にはボゾンの運用にも使われ、後にラウおよびナの両軍でも使用されるようになった。また、内部構造の広さから、平時には後部をカーゴスペースとして物資運搬にも活用されている。

    武装は以下の通り:

    • 主翼部に機関砲4門

    • 翼下にミサイル6基

    • 機体後部に回転式大型機関砲2門

    • 着陸脚を兼ねる鉤爪2本(襲撃形態時のみ使用)

    物語後半では武装強化の一環として、機首にダンバイン用のオーラ・ショットが追加された。機体の基本色はライトグリーン。

  • ナムワン

    • Height56.7 m
    • Weight206 t
    • Pilotピネガン・ハンム, ナベン・ワタ

    ショット・ウェポンが初めて建造したオーラ・シップで、オーラ・マシン開発の資金確保を目的に約15隻が製造され、近隣諸国へと売却された。そのため、アの国の「フラオン」、ミの国の「ナムワン1」「ナムワン2」など各国に配備されており、結果的に反ドレイク陣営の主力艦として運用されることになった。

    ただし、防御力はあまり高くなく、設計も旧式化が進んでいる。一方で、武装は充実しており、艦首下部に連装オーラ・キャノン、艦橋前面に大型連装機関砲2基、艦橋上部に連装機関砲塔2基、中央部に連装機関砲塔、さらに艦尾にも連装機関砲を備えており、火力面では一定の戦力を発揮できる。

    艦内の左右両舷にある格納庫には、それぞれ3機ずつ、合計最大6機のオーラ・バトラーを収容可能。また、クの国に引き渡された艦では艦首甲板にも3機を露天繋止することで、さらに戦力増強が図られていた。

    艦体のカラーリングは、アの国が黄色、ミの国・ナの国・ラウの国が茶色、クの国が水色と、それぞれの所属によって異なる配色が施されている。

  • スプリガン

    • Height102 m
    • Weight807 t
    • Pilotショット・ウェポン

    ショット・ウェポンが自身専用艦として極秘に開発した高速巡洋艦で、船体後部に大型のオーラ・コンバーターを搭載することで、ウィング・キャリバーに匹敵する高い航行性能を実現している。火力面では他のオーラ・シップに劣るものの、ショット自身はこの艦をガラバやブブリィといった次世代高速オーラ・マシンとの連携を前提に、「機動兵器」として運用する構想を持っていたと考えられる。

    実際には、低火力とされながらも第47話では全砲門を使った一斉射撃でゼラーナを撃沈するなど、実戦でも十分な戦力を発揮している。艦体のカラーリングはカーキ色。

    両舷には超大型機ブブリィすら搭載可能な大型格納庫を備えており、搭載力にも優れる。設定資料の対比から、ブブリィ1機分のスペースでダンバイン約8機分に相当することから、オーラ・バトラーであれば16機以上の搭載が可能とされる。

    武装構成は以下の通り:

    • 艦首および艦尾にオーラ・キャノン各4門

    • 両舷に連装対空機関砲各1基

    • コンバーター部に多連装ミサイルランチャー4基(ゼラーナ撃沈時に使用)

    艦橋内部は高度な艤装が施されており、艦の運用にはコンピューター制御が取り入れられていると見られる。これにより、高速航行中でも艦姿勢を変えずに急激な進路変更が可能で、180度の回頭もわずか数秒で完了するなど、従来のオーラ・シップを凌駕する高い運動性能を誇る。

    ラウ侵攻時には艤装中だったため、バイストン・ウェルでの実戦投入はなかったが、地上界への舞台移行後はショットの独自行動を支える拠点艦として運用された。

  • ウィル・ウィプス

    • Height200 m
    • Weight108000 t
    • Pilotドレイク・ルフト

    ドレイク軍の旗艦として、物語の最終局面までシーラやショウたちを苦しめた巨大な空中戦艦。攻撃力・防御力・搭載能力のすべてにおいて圧倒的な性能を誇り、「機動要塞」と呼ぶにふさわしい存在である。

    艦には擬似オーラ力発生器を搭載しており、オーラカノンをはじめとした高威力の火器で武装されている。第26話で初めて登場した際は、未完成ながらもオーラ・バトル・シップとしての力を示すが、ゴラオンの出現によって一時撤退を強いられた。

  • ゴラオン

    • Height280 m
    • Weight102000 t
    • Pilotエイブ・タマリ

    ウィル・ウィプスの建造を受けて、ラウの国王フォイゾン・ゴウの命により建造されたオーラ・バトル・シップであり、他の艦と異なりオーラ・シップをそのままスケールアップしたような艦船型の構造を持つ。

    暗緑色の重厚な外観が印象的で、艦首には圧倒的な破壊力を誇る「オーラ・ノバ砲」を搭載。加えて4門の大口径主砲を含む強力な武装と、4艦中最高の巡航速度を兼ね備えており、単艦としては最強クラスの戦闘能力を持っていた。

    ラウとナの連合軍における戦力の中心として運用されたが、フォイゾンの死後、その後継者エレ・ハンムが戦死した直後、ゲア・ガリングへの特攻を敢行。相打ちとなる壮絶な最期を遂げた。

  • ゲア・ガリング

    • Height400 m
    • Weight142000 t
    • Pilotビショット・ハッタ

    クの国によって建造され、国王ビショット・ハッタ自身が艦長を務める空中母艦。艦隊戦よりもオーラ・バトラーによる空中戦を重視した設計で、可能な限り多くのオーラ・バトラーを搭載するため、艦内スペースの大半を格納庫として使用している。

    その結果、最も多くのオーラ・バトラーを搭載可能な最大級のオーラ・バトル・シップとなり、戦場でショウたちの脅威として立ちはだかる。第48話では、ゴラオンの特攻を受け、両艦ともに海中へ沈んだ。

  • グラン・ガラン

    • Height490 m
    • Weight48000 t
    • Pilotカワッセ・グー

    ナの国が建造した巨大な戦艦で、他国のオーラ・バトル・シップとは一線を画す独特な設計を持つ。塔状の中央艦体から三方向に副艦体が広がる構造で、まるで四方に棘を伸ばした「まきびし」を思わせる外観をしており、戦艦というよりも巨大な空中城塞を連想させる優美なフォルムをしている。塗装はパステルブルー。

    船体は正四面体に近い構造を持ち、全方位に火力を展開できるという利点がある一方で、一点に火力を集中させることはできない。擬似オーラの出力も他の大型艦と比べて低く(ゲア・ガリングが500オーラ、ウィル・ウィプスが140オーラ、ゴラオンが125オーラに対し、本艦は84オーラ)、速度や搭載能力でも見劣りし、全体的な性能は他の三艦に比べて一段劣る。

    また、構造が華奢で特に塔状の艦橋部分は攻撃を受けやすく、ジャバのライネックによる攻撃でメインブリッジが破壊されたほか、オーラ・シップの特攻で艦橋上部が崩れ落ちる場面もあった。

    最終決戦では、ウィル・ウィプスへの特攻を敢行し、上甲板に乗り上げる形で相打ちとなり、その役目を終えた。