
ショット・ウェポンが自身専用艦として極秘に開発した高速巡洋艦で、船体後部に大型のオーラ・コンバーターを搭載することで、ウィング・キャリバーに匹敵する高い航行性能を実現している。火力面では他のオーラ・シップに劣るものの、ショット自身はこの艦をガラバやブブリィといった次世代高速オーラ・マシンとの連携を前提に、「機動兵器」として運用する構想を持っていたと考えられる。
実際には、低火力とされながらも第47話では全砲門を使った一斉射撃でゼラーナを撃沈するなど、実戦でも十分な戦力を発揮している。艦体のカラーリングはカーキ色。
両舷には超大型機ブブリィすら搭載可能な大型格納庫を備えており、搭載力にも優れる。設定資料の対比から、ブブリィ1機分のスペースでダンバイン約8機分に相当することから、オーラ・バトラーであれば16機以上の搭載が可能とされる。
武装構成は以下の通り:
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艦首および艦尾にオーラ・キャノン各4門
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両舷に連装対空機関砲各1基
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コンバーター部に多連装ミサイルランチャー4基(ゼラーナ撃沈時に使用)
艦橋内部は高度な艤装が施されており、艦の運用にはコンピューター制御が取り入れられていると見られる。これにより、高速航行中でも艦姿勢を変えずに急激な進路変更が可能で、180度の回頭もわずか数秒で完了するなど、従来のオーラ・シップを凌駕する高い運動性能を誇る。
ラウ侵攻時には艤装中だったため、バイストン・ウェルでの実戦投入はなかったが、地上界への舞台移行後はショットの独自行動を支える拠点艦として運用された。