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フォウ

フォウ

バラウの発展を受け、ギブン家が独自に開発したウィング・キャリバーで、単なる輸送補助ではなく、主戦力の一翼を担うことを期待されていた機体。バラウと比べてはるかに重武装であり、高い戦闘能力を持つ。

本機の最大の特徴は、オーラ・バトラーを後部に90度折り曲げて下半身ごと収納・接合する特殊構造で、これにより格闘戦用の鉤爪が展開される襲撃形態となる。このような複雑かつ高価な構造は、「量より質」を重視し、戦力の少ないギブン家の戦術を支えるものである。

コクピットは並列式の複座で2名乗りだが、後にオートパイロット機構も搭載され、無人運用も可能となった。オーラ・バトラーと接合時にはコクピットが連結され、乗員が相互に行き来できる。さらに、機首下にはグライウイング・シュットを装備しており、飛行中でもコクピットから直接出撃することができる。

この機体は主にダーナ・オシーや、ドレイク軍から投降したダンバインの移動支援に使用されていたが、ドラムロ以外の初期型オーラ・バトラーであればドッキングが可能。量産後にはボゾンの運用にも使われ、後にラウおよびナの両軍でも使用されるようになった。また、内部構造の広さから、平時には後部をカーゴスペースとして物資運搬にも活用されている。

武装は以下の通り:

  • 主翼部に機関砲4門

  • 翼下にミサイル6基

  • 機体後部に回転式大型機関砲2門

  • 着陸脚を兼ねる鉤爪2本(襲撃形態時のみ使用)

物語後半では武装強化の一環として、機首にダンバイン用のオーラ・ショットが追加された。機体の基本色はライトグリーン。

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