
- Work機動戦士ガンダム 水星の魔女
- Height18.7 m
- Weight73.3 t
- Pilotラウダ・ニール
型式番号:MDX-0003
「AIによる柔軟かつ適応性に優れた高次機動の再現」を目指して開発された、ダリルバルデの後継機「シュバルゼッテ」から発展した次世代コンセプトモデル。操縦系統の問題により一度は開発が凍結されたが、シン・セー社からGUNDフォーマット技術の提供を受けたことで、正式にガンダムとして再生される。
この機体はヴィムの存命中には存在が秘匿されていたが、グエルがCEOに就任した後、プロスペラの提案により、株式会社ガンダムとの共同開発という建前で世に出されることが計画された。しかし、ヴィムの死の真相を知って錯乱したラウダによって機体は持ち出され、クワイエット・ゼロ戦の最中にグエルのディランザと交戦することになる。
主な武装には、接近戦用のビームブレイド、両前腕に搭載された回転式弾倉による炸裂弾発射装置、そしてエアリアルのエスカッシャンを参考に設計された多目的攻防プラットフォーム「ガーディアン」がある。ガーディアンは、大型攻撃用ビット4基と小型防御用ビット2基で構成され、通常はビームブレイドの鞘のように合体した「ガーディアン・シース」の形態を取る。
ビットの運用には、攻撃ビット先端の砲門を用いたビームガトリング、防御ビットによる電磁バリア、全ビットの出力を解放して展開する全方位攻撃「オムニ・アジマス・レーザー」など、多彩なモードが存在する。また、攻撃ビットによる射撃と防御ビットのピンポイントバリアを連携させた上で、ビームブレイドによる複合攻撃を仕掛ける「ガーディアン・ドロウ」、各ビットを本体のハードポイントに接続して攻防力と補給効率を両立する「ガーディアン・マリオネット」といった独自のフォームも展開可能。
この機体をデザインした形部一平は、「盾」であるエアリアルに対し、「剣」のイメージを担う存在としてビットの仕様を考案したと述べている。また、HGプラモデルでは劇中とは異なる装備構成も可能な自由度があるとされている。