- Height27.3 m
- Weight85.6 t
- Pilotシュウ・シラカワ
型式番号:
DCAM-00
EI-YAM-003(ディバイン・ウォーズ)
R-0(αシリーズ)
シュウ・シラカワが自身で設計した愛機であり、その機体各所には、シュウが独自に組み込んだネットワーク端末「リドル」が無数に存在している。このリドルで構築されたネットワークは「マハーカーラ」と呼ばれ、管理システムである「カバラ・プログラム」の起動によって、ラ・ギアスの精霊界に潜む破壊神サーヴァ・ヴォルクルスの力を宿す真の姿、ネオ・グランゾンに変貌する。シュウはグランゾンを開発した時点で既にヴォルクルスの半傀儡となっており、グランゾンはその力を引き出すための媒体としても機能する。
グランゾンは、ラ・ギアスやゾヴォークといった地球外の技術提携を受けており、仮初の姿である状態でも、単機で戦場を支配できるほどの性能を誇る。機体は、素粒子レベルで強化された「超抗力チタニウム」の装甲と、肩に内蔵された「歪曲シールド発生装置」で強力な防御力を備えている。さらに、腕部に搭載された「重力制御装置」によって生み出される3200Gの高重力環境で、周囲の敵を一掃する「グラビトロンカノン」が主力武器である。また、胸部に内蔵された「ブラックホールクラスター」は、撃ち出すブラックホールの規模を自由に操作できるため、高威力かつ汎用性が高い。
腕部の重力制御装置は、移動やワープのための歪曲空間生成にも転用されており、「ワームスマッシャー」などの技に応用されている。グランゾンは次元トンネルを開閉して、地底世界と地球を単独で行き来する数少ない機体のひとつであるが、これが重力制御装置によるものか、シュウの魔術によるものかは不明。
シリーズを重ねるごとにグランゾンの詳細な設定が明らかになってきたが、特に「ワームスマッシャー」などで多用されるエネルギービームの詳細は依然として不明な点が多い。レーザーやプラズマ、重金属粒子など、具体的なビームの種類が明らかになっている機体も多い中で、グランゾンのビームの正体は謎のままである。ただし、その恐るべき高出力は、各種演出からも確認できる。