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機体リスト
コードギアス 反逆のルルーシュ

共收録 23 台の機体。
  • ガウェイン

    • Height6.57 m
    • Weight14.57 t
    • Pilotルルーシュ & C.C.

    型式番号:IFX-V3D1

    本編の主人公機。どの世代にも属さない試作KMF。全高はサザーランドの1.5倍ほどの大型KMFで、KMFとしては最大級の火力を誇る。ただし、巨体ゆえに小回りが利かず、格闘戦は不得意。

    シュナイゼルが遺跡調査のために持ち込んだ実験機であり未完成箇所があったが、ゼロに奪取された後、技術者ラクシャータによって一応の完成を見た。複雑なシステムを搭載しているため、KMFとしては珍しく複座式であり、1人でも操縦可能だが全性能を発揮するには2人必要。操縦は前席でC.C.が行い、後席でルルーシュが指揮および各種武装を管理する。

    「ドルイドシステム」を搭載し、両肩に加粒子砲「ハドロン砲」を装備。1射で多数の目標を同時撃破でき、広範囲をなぎ払うことも可能。指先にはスラッシュハーケンがあり、ワイヤー部分には切断能力があるため、敵機をコックピットを傷つけず無力化できる。

    6枚の翼を持つフロートシステムでの飛行と、脚部に収納された大型ランドスピナーでの陸上移動が可能。このフロートシステムは高射砲台や指揮官機としての運用を前提に設計され、ゲフィオンディスターバーの応用によりステルス機能も備えている。

    ブラックリベリオンでは指揮官機として活躍したが、ジークフリートの猛攻を受け神根島で大破。後にラクシャータによってサルベージされ、ハドロン砲は斑鳩、ドルイドシステムは蜃気楼へ移植された。本機をベースにした量産機・ガレスもロールアウトされた。

    劇場版第二弾では神根島のエピソードがカットされ、中華連邦に奪われた後、黒の騎士団に譲渡される。ジヴォン家が本機の開発に関わっている設定も追加された。

    『ナイトメア・オブ・ナナリー』では魔王ゼロが呼び出すが、ロロのヴィンセントに敗北。しかし最終決戦では復活し、ゼロがコックピットハッチを閉じずに使う場面も見られる。

    名前の由来はアーサー王伝説の円卓の騎士、ガウェイン。

  • ランスロット・エアキャヴァルリー

    • Height4.49 m
    • Weight7.82 t
    • Pilot枢木スザク

    型式番号:Z-01/A

    ランスロットにフロートユニットを追加装備した機体。これにより飛行が可能となり、3次元的な戦術を展開できるようになったが、エナジーの消費がさらに激しくなっている。

    スザクがナイトオブセブンに就任した際、特派が発展解消され、スザク直属のKMF開発機関であるキャメロットへと組織が変わったため、ナイトオブラウンズ所属機として扱われるようになった。

    『ナイトメア・オブ・ナナリー』では第10話に登場。魔王ゼロの前に、危機に陥ったコーネリアを救うため出撃した際に使用される。同作では初登場時にフロートユニットを任意で戦場で切り離し、目標にぶつける戦法を披露した。

  • ランスロット

    • Height4.49 m
    • Weight6.89 t
    • Pilot枢木スザク

    型式番号:Z-01

    特別派遣嚮導技術部のロイドを中心に開発された第七世代KMF実験機。大量のサクラダイトを使用し、驚異的な戦闘力を誇る。通常は頭部に1基、胸部に2基のファクトスフィアを搭載している。試作兵器のため、脱出機能は装備されていないが、後に装備される予定があった。

    装備は両腕に搭載されたブレイズルミナス、腕部と腰部に計4基装備された強化型スラッシュハーケン、MVS、ヴァリスなどがある。一方で、高出力武装を多数搭載しているため、稼働時間には不安が残る部分もあり、ロイドも劇中でこれに言及している。また、悪路での高速移動用としてサンドボードも装備されている。

    従来の第五世代までのKMFの機動は、脚による歩行やランドスピナーによる滑走といった地面上の二次元運動に限定されていたが、第七世代KMFはパワーウェイトレシオの高さにより、三次元運動を容易にこなす。本機ランスロットの場合、自身の頭頂高を超える跳躍、壁から壁への跳び移り、バック転やバック宙、月面宙返り、逆立ちからのジャンプなど、従来のKMFを遥かに超えた機動力を実現している。

  • 紅蓮弐式

    • Height4.51 m
    • Weight7.51 t
    • Pilot紅月カレン

    型式番号:Type-02

    第七世代KMFに相当する性能を持つ、黒の騎士団最強のKMF。愛称の「弐式」とは、年式ではなく「Type-02」の和訳であり、開発順のナンバリングを意味するもの。当初は日本製とされていたが、後に設定が変更され、「中華連邦インド軍区」で製造されたとされた。

    本機の特徴的な装備には、鋭利な爪状の巨大な右手と、クランク伸縮により長い間合いを持つ右腕がある。主武装は「輻射波動機構」と呼ばれるマイクロ波誘導加熱ハイブリッドシステムで、右掌から高周波を照射し、膨大な熱量で敵を破壊する。この輻射波動は防御にも使用でき、振動波で障壁を作り砲撃を防ぐことも可能。ただし、右腕が破損すると戦闘能力が大幅に低下するという弱点がある。

    他の武装には、特殊鍛造合金製小型ナイフ「呂号乙型特斬刀」、左腕に内蔵されたグレネードランチャー、チャフスモークなど、さまざまな状況に対応した装備が施されている。

    漫画版『ナイトメア・オブ・ナナリー』にも登場するが、ギアスユーザーたちが活躍するため、本機の影は薄い。

  • グロースター(コーネリア専用機)

    • Height4.84 m
    • Weight7.85 t
    • Pilotコーネリア・リ・ブリタニア

    型式番号:RPI-00/SC

    量産機とは異なり、外装や細部に特徴があり、特に頭部の両側に巨大な角が生えている。また、腰部のスラッシュハーケンは大型化されており、前垂れにはブリタニア帝国の紋章が付いている。このデザインは、他の量産型機体とは一線を画し、威圧感や高い指揮官機としての象徴性を持っている。

  • ジークフリート

    • Height24.69 m
    • Weight58.76 t
    • Pilotジェレミア・ゴットバルト, V.V.

    型式番号:FXF-503Y

    シュナイゼルの指示の下、バトレーらによってジェレミアの改造と並行して開発されたKGF実験機。基本カラーはオレンジ。

    この機体は電磁装甲とブレイズルミナスによって、ビルの下敷きになっても損傷しないほどの高い耐久力を持つ。また、フロートシステムによってガウェインにも劣らない速度での高速飛行が可能で、機体各所に設置されたバーニアによってフレキシブルかつ攻撃的な動きを実現している。主武装は外部に大きく露出した円錐型スラッシュハーケンで、通常の射出攻撃に加え、機体を高速回転させての体当たり攻撃や、ブースターでの軌道変更も可能。

    コックピットは神経電位接続のため、通常のモニターや操縦桿はなく、オレンジ色の文字のようなものが浮かび上がる仕組みになっている。

    ブラックリベリオン時、覚醒してゼロの声を聞いて狂乱したジェレミアが無断で持ち出し、神根島で海底に沈んだ。その後、ギアス嚮団によって海底から回収され、コックピットや装備が改良された。改良後は通常のモニターを採用し、ジェレミア以外のパイロットでも操縦可能になったほか、近距離の敵に電撃を浴びせる電磁ユニットも追加された。

  • 月下

    • Height4.45 m
    • Weight7.92 t
    • Pilot四聖剣

    型式番号:Type-3F

    ラクシャータを中心に、キョウトの反帝国グループが開発した機体で、グロースターやサザーランドを上回る性能を持ち、第七世代KMFに相当する機動性を誇る。小説版では、運動性能において若干紅蓮弐式に劣るとされるが、紅蓮壱式をベースにした量産型であり、紅蓮弐式の兄弟機のようなポジションにある。胸部や背部コックピットブロック、腰部は紅蓮弐式と同型である。

    輻射波動機構が省略され、汎用性が高くなった右腕と、アタッチメント式に改良された速射砲を装備する左腕を持ち、飛燕爪牙の形状は紅蓮弐式と同様。基本武装は無頼改と同様、刃の部分がチェーンソーのように高速回転する廻転刃刀を装備している。指揮官機1機と、灰銀色の量産機4機がキョウトから黒の騎士団に供与され、藤堂が指揮官機に、四聖剣が量産機に搭乗する。

    ブラックリベリオン後、予備機がブリタニアに発見されずに残っていたが、太平洋奇襲作戦で全機破壊され、仙波崚河も戦死。この際、藤堂も量産型に搭乗していた。

    黒の騎士団が使用した機体は「朔型」と呼ばれ、反ブリタニア勢力向けに輸出する「望型」も存在する。「朔」は新月、「望」は満月を意味する。ブラックリベリオン後に何機かがブリタニアに鹵獲され、研究用として保管されている。

  • 月下(藤堂機)

    • Height4.45 m
    • Weight7.92 t
    • Pilot藤堂鏡志朗

    藤堂が使用する指揮官機は黒いカラーリングが特徴で、二房の赤い髪の毛状の衝撃拡散自在繊維が追加されている。

    この機体の制動刀は、柄の先が飛燕爪牙となっており、峰部分にはブースターが設けられている。これにより、高機走駆動輪との併用による高速移動や、推進力を利用した斬撃の威力上昇が可能。また、刀を返す瞬間にブースターを吹かすことで、通常の速度では不可能な高速切り返しも実現している。初期には細身の刀身を使用していたが、後に大型の刀身に変更された。

    ブラックリベリオン時、ゼロが失踪した後も奮戦を続けたが、その後の詳細は不明。藤堂はブリタニアに捕まっており、戦闘不能になったことは確かである。

  • 無頼

    • Height4.56 m
    • Weight7.53 t
    • Pilot--

    型號:Type-10R

    グラスゴーを日本側がコピーしたKMFで、基本設計やスペックはグラスゴーと同等ですが、いくつかの改良が施されています。例えば、胴体部にはサザーランドと同型の対人機銃が装備されており、腕部マニピュレーターにはナックルガードが取り付けられています。日本解放戦線では濃緑とODを、黒の騎士団では黒と暗灰色を塗装の基調色としています。

    ブラックリベリオン後も黒の騎士団の戦力として使用されましたが、太平洋上でのナナリー座乗艦襲撃の際にほとんどが破壊されました。また、漫画『ナイトメア・オブ・ナナリー』にも登場し、ホテルジャック事件で投入されています。

  • 無頼(カレン機)

    • Height4.56 m
    • Weight7.53 t
    • Pilot紅月カレン

    カレンが扇グループ時代から使用していたグラスゴーのパーツを換装し、無頼に改修した機体で、赤系統のカラーリングも引き継いでいる。黒の騎士団立ち上げ当初は、唯一の保有KMFとして活躍していたが、リフレインの売人と癒着するブリタニア警察のナイトポリスとの戦闘で中破した。その後、カレンが紅蓮弐式に乗り換え、他の団員も新たに通常仕様の無頼を入手したため、本機は修理されることなく長期にわたり放置され、結果として蓬莱島へ移動する時点で黒の騎士団が所有する唯一の無頼となった。

    外伝『白の騎士 紅の夜叉』では、カレンの後輩である朱城ベニオに譲られ、その際に再改修が施され、右腕がパイルバンカー一体型の「特参型腕部」に換装されている。

  • 無頼(ゼロ機)

    • Height4.56 m
    • Weight7.53 t
    • Pilotゼロ

    ゼロことルルーシュが搭乗する無頼は、ダークブルーを基調とした塗装が特徴で、頭部の一部がマルーン色で、金色の角飾りが施されているのが目立つデザインです。性能自体は通常の無頼と変わらないため、ルルーシュ自身が凄腕のパイロットではないこともあり、最前線での戦闘はあまり行わず、何度か撃墜されています。

    この無頼は、ブラックリベリオン以前に神根島でガウェインを奪取するまで運用されました。黒の騎士団壊滅後、同じ仕様の機体をC.C.が使用し、各地を転戦していました。ルルーシュがシャルルの記憶操作から解放されゼロとして復帰した際、この無頼は彼に返却されました。その後、黒の騎士団が蓬莱島に拠点を移し、ラクシャータから蜃気楼を受領するまで使用されていました。

  • 無頼改

    • Height4.37 m
    • Weight7.48 t
    • Pilot四聖剣

    型式番号:Type-1R

    無頼の改良型で、指揮官機は白を基調とし、頭部には昆虫の触角のようなアンテナが出ているのが特徴です。出力が強化されており、刃がチェーンソー状の日本刀・廻転刃刀を装備しています。

    この改良型無頼は、キョウトから日本解放戦線に供与され、藤堂をはじめ四聖剣が使用しました。性能はグロースターと互角の戦闘能力を持ち、藤堂ら5人は受領したばかりのこの機体でナリタ攻防戦に急遽参戦し、善戦します。しかし、この初陣で全機が失われたため、無頼改の実戦投入はこの一度きりとなりました。

    小説版では、黒の騎士団でも運用されている描写があります。

  • 無頼改(藤堂機)

    • Height4.37 m
    • Weight7.48 t
    • Pilot藤堂鏡志朗
  • 雷光

    • Height5.03 m
    • Weight22.44 t
    • Pilot吉田透

    型式番号:Type-11/5G

    草壁中佐が率いる日本解放戦線による河口湖ホテルジャック事件の際に切り札として持ち込まれた「多脚砲台」雷光は、日本解放戦線壊滅後も黒の騎士団で引き続き使用されました。

    雷光は、大型リニアキャノン(超電磁式榴散弾重砲)の両側面に、2×2(計4機)の鹵獲されたグラスゴーを歩行装置として取り付けた自走型の兵器です。グラスゴーの頭部と腕部は撤去され、首や腕の付け根が本体とのジョイントになっており、残る腕部は「四連腕部自在砲台」という近接防御用の兵器に換装されています。砲の上部には巨大な円盤型レドームが設置され、その四方には撤去されたグラスゴーの頭部が警戒センサーとして使用されています。

    リニアキャノンは発射に大量の電力を必要とし、本体だけでは賄えないため、外部に接続された乾電池状のバッテリー3本から有線で供給を受けています。また、次弾発射までに時間がかかるため、直衛機が必須となっています。

    『双貌のオズO2』では、黒の騎士団が第二次トウキョウ決戦時に、雷光の大型リニアキャノンを荷電粒子ビーム砲に換装した改良モデルを3機投入し、第七世代KMFクラスの火力を実現しました。この改良モデルは、荷電粒子ビームを反射する反射板を装備したKMFを中継機として使用し、雷光本体の発砲位置をブリタニア軍に悟られない新しい戦法を展開しました。

    漫画『ナイトメア・オブ・ナナリー』にも登場し、こちらではリニアキャノンに直接四脚が生えた独自のデザインが採用されています。地下通路の搬送用リニアレールを利用して、通路全体をリニアキャノンとしているため、その弾速はエースパイロットのジェレミアでも回避できず、撃破されるほどの威力を誇ります。

    ゲーム版では、鹵獲された雷光が「サンダーボルト」の名称でブリタニア軍にも使用されており、カラーリングが黒から青に変更されているのが特徴です。

  • ガニメデ

    • Height6.32 m
    • Weight7.09 t
    • Pilotマリアンヌ・ヴィ・ブリタニア, ルルーシュ・ランペルージ, 枢木 スザク, ニーナ・アインシュタイン

    型式番号:YF6-X7K/E

    アッシュフォード財団の主導で開発された実験機で、開発にはニーナの祖父も関わっていました。このKMFは首がなく、首の位置に剥き出しのコックピットが配置されていますが、それ以外は実戦配備されてもおかしくないほど洗練されたデザインを持っています。

    ルルーシュとナナリーの母、マリアンヌがテストパイロットを務めていた機体でもありましたが、彼女がV.V.に謀殺されたことにより、正式採用されることなく試作のままで終わり、幻のKMFとなりました。開発情報の一部は、KMF開発のスペシャリストであるロイドすら知らない部分もあります。

    現在、このKMFの青い塗色の基本フレームのみがアッシュフォード学園に保存されており、学園祭の巨大ピザ作りのために使用されました。以前はルルーシュが操縦していましたが、アニメの学園祭ではスザクが操縦しています。学園祭時には外部からの動力供給で辛うじて動いていましたが、その後、ゼロへの復讐心に燃えるニーナが新型爆弾を搭載しました。しかし、その爆弾は未完成であり、ニーナが起爆スイッチを押したものの、爆発は起こりませんでした。

    ブラックリベリオン以降、ニーナがシュナイゼルにスカウトされたことで、KMFは彼女の職場であるブリタニア本国のダラス研究所に移されました。

  • グラスゴー

    • Height4.24 m
    • Weight7.35 t
    • Pilot--

    型式番号:RPI-11

    ブリタニアが日本侵略時に使用した初の量産型KMF。この機体は日本占領後、ブリタニア高官による横流しで反帝国グループでも使用されており、標準色は茶色です。日本解放戦線は、このKMFを改造した「雷光」をホテルジャックの際に使用しました。また、この機体の派生として、暴徒鎮圧用の装備を施された警察仕様機「ナイトポリス」も存在しています。ナイトポリスは、ハンドガンと固定式のナイフを装備し、暴徒鎮圧用のシールドや回転灯を装備しています。

    この機体は、第五世代KMFが登場するまでスタントンファのような格闘戦用の武装を持たず、ランドスピナーによる超信地旋回もできませんでした。カレンによると、初期型は熱がこもりやすく、居住性も非常に悪かったようです。コックピットには戦車のキューポラのような天蓋があり、パイロットは必要に応じてそこから外界を目視できる仕様になっています。この装備はサザーランドまでのKMFに見られましたが、それ以降の機体では姿を消しました。

    サザーランドへの世代交代で旧式扱いされていますが、フィードバックによって初期型と比べて性能は向上しています。旧式ではあるものの、KMFが持つ制圧力の高さから、ブリタニア軍の歩兵部隊にとっても十分な脅威であり、テロリストや傭兵、さらにはE.U.などの諸外国でも鹵獲された機体が運用されています。

  • サザーランド

    • Height4.39 m
    • Weight7.48 t
    • Pilot純血派, 帝國軍

    型式番号:RPI-13

    第1期におけるブリタニアの主力KMF「サザーランド」は、コックピットの居住性向上やランドスピナーの改良によって、グラスゴーよりも高いスペックを有しますが、武装はグラスゴーと同等です。また、大型キャノンを装備したバリエーションも存在します。

    純血派が使用する機体は、ファクトスフィアと肩が赤く塗装されています。黒の騎士団がトウキョウ租界へ侵攻した際には、多数のサザーランドが鹵獲され、緑色にリペイントされて黒の騎士団の戦力として使用されました。

    物語が進むにつれ、紅蓮弐式や月下といった新型上位機種に加え、格下の無頼にまで撃破される場面が増えました。また、ルルーシュが劇中で最初に搭乗した戦闘用KMFは、純血派仕様のサザーランドです。第1期の第2話でヴィレッタにギアスを使って奪取した機体であり、第7話やR2の第2話でも同様にサザーランドを現地調達しています。R2の第4話では、ゼロ専用の無頼に、戦闘で失われた片腕の代わりとしてサザーランドの片腕が装着されている描写も見られます。

    R2ではブラックリベリオンの1年後も引き続き主力機として運用され、最終決戦まで広く使用されました。漫画『コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー』にも登場します。

    また、外伝作品では、ブリタニアで最も多く生産された機体であることから、新兵装のテスト機やカスタム機として多数登場しています。

  • ポートマン

    • Height4.69 m
    • Weight5.97 t
    • Pilotユーフェミア・リ・ブリタニア

    型式番号:RMI-13

    水中での戦闘に対応した水陸両用型KMFは、海兵騎士団に配備されています。このKMFのマニピュレーターは、通常のKMFとは異なり、3本の爪のような形状をしています。また、ランドスピナーも通常のKMFより小型化されています。水中での機動性を高めるため、両肩には水中移動用の推進装置が装備されています。この設計により、水中での戦闘や移動が可能となり、海中での作戦に特化した性能を発揮します。

  • ナイトポリス

    • Height4.24 m
    • Pilot--

    ブリタニア警察仕様のグラスゴーは、ギャング対策として導入されました。このKMFの導入により、ギャングなどの犯罪組織は大きな打撃を受け、ブリタニア皇族オデュッセウスが認可した「臣民更生プログラム」に従って廃業するか、縄張りを捨ててブリタニア本国よりも規制が緩い「エリア」へ逃れるか、選択を迫られることになりました。この警察仕様のグラスゴーは、犯罪抑制に大きな効果を発揮し、ブリタニア支配下での治安維持に貢献しています。

  • グロースター

    • Height4.29 m
    • Weight7.75 t
    • Pilotアンドレアス・ダールトン, ギルバート・G・P・ギルフォード

    型式番号:RPI-209

    サザーランドの発展型で、KMFとの近接戦闘用に格闘性能が向上している。ダールトンとギルフォードの機体は赤紫系、それ以外の機体は青紫系の塗装が施され、背中には巨大なマントを羽織っている。

    主武装のランスは、サザーランドのものと異なり金色に彩色され、外周に4枚のブレードが付いている。ギルフォード機にはMVS(メーザー・ヴァイブレーション・ソード)が装備されている。

    第1期および同時系列の作品では、皇族の親衛隊やグリンダ騎士団、ユーロ・ブリタニアのエースや部隊長の機体であったが、『R2』ではヴィンセントのロールアウトに伴い、一部の一般兵にも配備されるようになった。この一般兵用機体は背中にマントを羽織っていない。

  • 鋼髏

    • Height5.67 m
    • Weight13.08 t
    • Pilot洪古

    型式番号:TQ-19

    中華連邦の量産型KMFは、作中ではフクオカ基地を制圧した曹将軍率いる遼東軍管区所属部隊の主力機として多数が投入されました。このKMFはブリタニアや日本製のKMFとは異なり、非人型のデザインが特徴です。コックピットハッチは前方にあり、頭部の代わりに胴体上部の2本のスリットからセンサーが覗いています。

    武装としては、機体後部両側に折りたたみ式アーム内蔵マシンガンと固定式キャノン砲が1対ずつ装備されています。これらの武器は実体弾を使用するため、ブリタニアや黒の騎士団のエネルギーシールドには通用しませんが、射程距離は黒の騎士団の暁の火器を上回っています。

    マニピュレーターはコックピットハッチの前下部に一対あり、3本の指がついています。普段は機体内部に収納されています。また、このKMFは直立二足歩行ができず、ランドスピナーを装着した前屈脚2本と、スパイン状の尻尾を持つ3点接地で直立姿勢を取ります。尾部はステアリングにも使われ、中華連邦の技術的制約を反映しています。

    『R2』でも中華連邦軍の主力機として登場し、超合集国建国後はカゴシマ租界攻略戦に参加。中華連邦軍艦隊の艦上固定砲台としても運用されました。

    小説版では、性能面ではブリタニアのサザーランドに劣ると明言されていますが、物量を活かした集団戦闘に特化すれば、ブリタニアのナイトメア部隊を圧倒できるとも言及されています。また、ゲーム『LOST COLORS』では、このKMFはナイトメアフレームにあらゆる点で劣るが、生産性では圧倒的であると評価されています。

  • ナイトメアVTOL

    • Pilot--

    元々陸戦兵器であるナイトメアフレームは、戦略機動性が低いため、迅速に展開させるための空輸機が使用されました。この空輸機は、ナイトメアを1機運搬することができ、シリーズ冒頭の第二次太平洋戦争では、グラスゴーが空挺部隊のようにこの空輸機を使用しました。しかし、その後の劇中では事実上サザーランド専用の空輸機として使用されるようになりました。

    フロートシステムが普及すると、ナイトメアが自力で飛行できるようになったため、次第にこの空輸機の必要性が減り、劇中での登場は徐々に姿を消していきました。

  • アヴァロン

    • Pilotシュナイゼル・エル・ブリタニア, ロイド・アスブルンド

    型式番号:BBAF-1001

    シュナイゼルが保有する最新鋭浮遊航空艦「アヴァロン」は、シリーズを通して登場する艦で、その名前はアーサー王伝説にあるアーサー王の遺体が眠るとされる島「アヴァロン」に由来します。

    ロイドが発案した「フロートシステム」により飛行能力を持ち、空中での静止も可能です。また、ランスロットに搭載されているブレイズルミナスを下方にのみ展開でき、遠距離ミサイルを防御するほどの強力な防御力を備えています。艦首にはKMF用ランチャーが装備されており、ランスロットの発艦など母艦機能も兼ね備えています。第1期では唯一の浮遊航空艦として活躍し、武装として単装砲やミサイルも搭載しています。

    『R2』では、ブレイズルミナスの全周展開が可能になり、単装砲などの武装が増設されました。シュナイゼルの乗艦として使用されていましたが、ルルーシュが皇帝に即位した後は、神聖ブリタニア帝国軍の旗艦として運用されました。旧皇帝派・黒の騎士団連合軍との最終決戦では、超合衆国の代表たちを人質として艦内に乗せていたため、神虎の攻撃を受けフロートシステムが損傷し、海上に不時着しました。