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機体リスト
コードギアス 反逆のルルーシュ R2

共收録 25 台の機体。
  • 蜃気楼

    • Height4.67 m
    • Weight8.06 t
    • Pilotルルーシュ(ゼロ)

    型式番号:Type-0/0A

    ラクシャータが開発した可変KMFで、ゼロ専用機として設計された。『公式ガイドブック コードギアス 反逆のルルーシュ R2 The Complete』では、ナイトオブラウンズ専用機と同等の第八世代相当に分類されている。KMFモードに加え、フォートレスモードへの変形機構を備え、水中航行も可能で、陸海空すべてに対応できる万能機である。基本カラーは黒と金。

    本機は指揮管制機能を備えたワンオフ機として開発され、戦闘状況を把握し戦局を導くための情報解析システムが内蔵されている。また、ガウェインから移植されたドルイドシステムにより、全方位エネルギーシールド「絶対守護領域」を展開し、全方位からの一斉射撃や至近距離からのモルドレッドのシュタルクハドロン攻撃すら無効化できる(ラクシャータ曰く「世界最高峰の防御力」)。さらに両前腕部にはハドロンショットを、胸部には特殊な液体金属を利用した「拡散構造相転移砲」が搭載され、広範囲の標的を殲滅する強力な武器が備わっている。

    ルルーシュはギアスを使用するための仕掛けも施しており、劇中ではチャフのように鏡を散布し、反射によりシャルルにギアスを掛けた。なお、劇中では使用されなかったが、スラッシュハーケンが両膝に1基ずつ装備されている。

    コックピットは広く居住性が高く、ゼロの仮面や衣装を収納できるスペースもある。操縦は通常のKMF同様の形式に加え、武器管制はコックピット内のコンソールでのキーボード操作で行う。武器管制時には、基本動作の半分が自動制御されるため操縦技量は問われないが、情報解析や絶対守護領域の展開、拡散構造相転移砲の反射角計算などは手動制御であるため、高度な状況判断力と演算処理力が求められ、ルルーシュでなければ扱えない機体である。

    また、優れた航続距離と航行速度を持ち、片道数時間で日本と中華連邦を行き来することが可能。第二次トウキョウ決戦後、粛清されそうになるルルーシュを救うため、黒の騎士団からロロが奪取し、その後はルルーシュの専用機として運用された。最終決戦では、皇帝に即位したルルーシュの専用機として、ランスロット・アルビオンと共に新生ブリタニア軍の象徴として登場。フレイヤ・エリミネーターの環境データ入力に貢献し、フレイヤの相殺にも成功するが、ダモクレス突入後にトリスタン・ディバイダーによって破壊される。

  • ランスロット・アルビオン

    • Height5.15 m
    • Weight9.12 t
    • Pilot枢木スザク

    型式番号:Z-01Z

    第九世代KMFで、ランスロットに代わるナイトオブセブン専用機としてキャメロットで開発されたが、スザクがルルーシュにより「ナイトオブゼロ」に任命されたため、ナイトオブゼロ専用機と改められた。これまでのランスロットとは異なり、空中での機動性を高めるために新技術「エナジーウイング」との適合度を向上させる設計が施され、頭身も若干高くなっている。

    背部のエナジーウイングは6枚の緑色の翼で、エネルギー粒子を刃状にして広範囲に射出する砲撃が可能。機体出力も強化され、トリスタンのハーケンを素手で破壊できるほど向上しており、スーパーヴァリスやMVSなどの豊富な武装により、従来のKMFを凌駕する性能を備えている。また、気密性が増し、海中活動も可能となった。ファクトスフィアは見当たらないが、横腹の装甲ブロックが同様に発光するシーンがある。

    さらに、ルルーシュがかけた「生きろ」のギアスによってスザクは身体のリミッターが解除され、超人的な運動能力や反射神経、判断力が向上し、圧倒的な戦闘能力を発揮できるようになった。

    ルルーシュが第99代皇帝に即位してからはスザクの愛機として活躍し、ギャラハッド以外のラウンズ専用機とその直属部隊を瞬殺、帝国最強の騎士ビスマルクとの一騎打ちも制し、ルルーシュの最強の剣としての役割を果たした。

    富士山近郊での最終決戦では、神聖ブリタニア帝国軍の主力機として奮戦し、星刻の「神虎」、藤堂の「斬月」を圧倒。強化されたジノの「トリスタン・ディバイダー」も再び大破させる。最後の戦いでは宿敵・紅月カレンの「紅蓮聖天八極式」と激闘を繰り広げ、両腕と頭部を破壊し機能停止に追い込むも、自身も胸部に致命的な一撃を受け、最終的に爆散した。

    『ナイトメア・オブ・ナナリー』では23話から登場。エデンバイタル教団との戦いで大破したランスロットに代わりスザクの愛機となり、シャルル率いる聖エデンバイタル教国と戦った。アニメ版とは異なり、本機のMVSが日本刀型であり、スーパーヴァリスがないため、エナジーウイングの刃状粒子とMVSで戦う構成になっている。

  • ランスロット・コンクエスター

    • Height5.06 m
    • Weight8.95 t
    • Pilot枢木スザク

    型式番号:Z-01/D

    ランスロット・エアキャヴァルリーを強化したナイトオブセブン専用のKMF。機体の外観に大きな変化はないが、出力が増加して基本スペックが向上している。さらに、ブレイズルミナスが胸部と両脚部に追加装備され、全てを稼働させることで機体を錐体状に覆う「コアルミナスコーン」が形成され、防御力が上昇した。脚部のブレイズルミナスによる「足刀蹴り」や、コアルミナスコーンによる突撃といった応用性の高い攻撃が可能となり、脱出機能も追加されている。

    また、ハドロンブラスターが追加装備され、砲撃力が向上しているが、発射時の反動を緩和するためにフロートユニットの姿勢制御が調整された結果、空中での機動力はやや低下している。

    本機は新総督ナナリーを狙う黒の騎士団への「征伐」(Conquista)を皮切りに、スザクの愛機として様々な戦場で活躍。第二次トウキョウ決戦ではカレンの紅蓮聖天八極式との戦闘で手足や武装が次々と破壊され、最終的にコアルミナスが損傷・大破した。

    『白の騎士 紅の夜叉』では、太平洋上空の戦闘よりも前に初めて実戦投入された様子が描かれている。スザクが直属親衛隊「コノエナイツ」の騎士シュネー・ヘクセンに招待され滞在していたアイダホで、ブリタニア人テロ組織がヘクセン領のボイシ議会場を占拠。事態は軍に早期伝達されていたため、ロイドの手でアヴァロンに運ばれていた本機が急遽空輸され、スザクはコノエナイツの騎士レド・オフェンやシュネーのサザーランド・カスタムと共にテロ組織のサザーランド部隊と交戦、撃破した。この戦闘はスザクにとって初の実戦であったが、シュネーやレドとの連携もあり、10数機のKMFを相手取りながらも市街地への被害を最小限に抑えている。

  • 紅蓮聖天八極式

    • Height5.24 m
    • Weight8.17 t
    • Pilot紅月カレン

    型式番号:Type-02/F1Z

    神虎との戦いに敗れてブリタニア軍に鹵獲された紅蓮可翔式を、ロイドとセシルが趣味的に技術の粋を尽くして全面改修した強化型機体が「紅蓮聖天八極式」である。この名称は、起動画面に表示された「Superlative Extruder Interlocked Technology Exclusive Nexus」の頭文字(S.E.I.T.E.N.)と「EIGHT ELEMENTS」を咲世子が日本語に訳したことに由来する。

    外観は紅蓮の面影を残しつつも大幅に変貌。当初はナイトオブセブンの機体としても検討されたが、過剰なハイスペック追求により扱えるパイロットが限られる極超高性能機となった。出力60%でもラウンズ専用機に匹敵する性能を持ち、スペック上ではランスロット・アルビオンを凌駕している。

    背部にはセシル考案の新型フロートユニット「エナジーウイング」が装備され、赤い8枚の翼が超高速突撃や防御姿勢を可能とする。右腕には輻射推進型の自在可動有線式が施され、ハドロンブラスターさえも防御できるほどの出力を実現。輻射波動砲弾をカッター状やレーザー状に収束して多彩な攻撃を可能にした。さらにガウェインのスラッシュフィスト機能も追加され、右腕を単独で飛ばして遠距離目標への攻撃も可能。また、肩部には大型飛燕爪牙を2基、サブウェポンにはMVS化された呂号乙型特斬刀など強化が施されている。

    初陣でランスロット・コンクエスターやパーシヴァルを含むKMF部隊を単機で圧倒し、最終決戦でもブリタニア軍量産機やC.C.のランスロット・フロンティアを一蹴する圧倒的な性能を発揮。最終決戦でのランスロット・アルビオンとの戦いでは、互角の死闘を繰り広げた末、両腕と頭部を破壊され機能停止に追い込まれるも、その直前にランスロットを大破させた。

    大戦後、紅蓮聖天八極式はラクシャータによって修復され、次世代機開発の実験機として活用されている。

  • 紅蓮可翔式

    • Height4.51 m
    • Weight8.5 t
    • Pilot紅月カレン

    型式番号:Type-02/F1A

    ラクシャータが新たに開発した飛翔滑走翼と、新型の右腕パーツ「徹甲砲撃右腕部」を装備した紅蓮の強化型機体。頭部も側面大型アンテナの内蔵に伴い、形状が一新されている。換装作業は、自由落下中の機体に向けて新パーツをブースターで射出し、空中での強行換装が行われた。

    背部の飛翔滑走翼により、紅蓮は空中を自由に飛行可能となり、機動力が飛躍的に向上。また、基部にはミサイルポッドが内蔵されており、小型の浮遊式ゲフィオンディスターバー「ゲフィオンネット」や追尾ミサイルなど、多彩な装備を搭載・射出することができる。

    新たに採用された「徹甲砲撃右腕部」は強化された輻射波動機構を備え、これまで近接戦でのみ使用可能だった輻射波動攻撃を遠距離へも照射できる「輻射波動砲弾」として活用可能にした。輻射波動砲弾は収束・拡散の切り替えが可能で、遠距離の単一目標へのロングレンジ照射と、複数の目標を攻撃するワイドレンジ照射という2パターンで応用できる。

  • ランスロット・フロンティア

    • Height4.49 m
    • Weight7.82 t
    • PilotC.C.

    型式番号:Z-01/A

    ランスロットの予備パーツから、ロイドとセシルが製作したC.C.専用のKMF。機体形状は初期型ランスロットと同一で、基本カラーはピンク。

    オリジナルのランスロットに比べて若干性能は劣るものの、十分な基本性能を有する。武装はランスロットと同一で、さらに第二次トウキョウ決戦で撃破されたパーシヴァルのミサイルシールドも回収・装備されている。コックピットには第七世代以降の量産機と同様の脱出機能も備わっている。

    最終決戦にて出撃し、紅蓮聖天八極式の足止めには成功したものの、圧倒的な性能差の前に最終的には撃破された。

  • 神虎(シェン・フー)

    • Height4.53 m
    • Weight9.33 t
    • Pilot黎星刻

    型式番号:XT-409

    中華連邦の最新型KMFで、もともとはラクシャータらのインド軍区研究チームが紅蓮と同時期に開発した機体である。しかし、ハイスペックを追求しすぎた結果、操縦が極めて困難となり、完成後も実戦投入できずにいた。その操縦の難易度は高く、これまでに17人のテストパイロットが命を落とすほどであった。また、同じラクシャータのチームが開発したものの、日本の紅蓮シリーズとは異なり、ブリタニア軍同様の後傾型コックピットを採用しているが、その理由は不明である。

    機体はインド軍区の中華連邦寄りの勢力から中華連邦軍へ引き渡され、大宦官から黒の騎士団討伐を狙う星刻に託された。基本カラーは青。胸部にはビーム兵器「天愕覇王荷電粒子重砲」を搭載し、紅蓮可翔式の輻射波動砲弾にも匹敵する威力を誇るビームを発射可能。ランドスピナーはローラーブレード状で、両手首には伸縮自在のフーチ型スラッシュハーケンを装備しており、攻撃や捕縛だけでなく電撃を流すことも可能。また、ハーケンとワイヤーの強度が高く、高速回転によって実弾を防ぐ防御兵器としても機能する。

    星刻が初めて搭乗した中華連邦国内での黒の騎士団との戦闘では、紅蓮可翔式を鹵獲し、単機で黒の騎士団を圧倒する性能を発揮。超合集国建国後はカゴシマ租界攻略戦でビスマルクのギャラハッドと一騎討ちを繰り広げた。最終決戦でも黒の騎士団総司令として星刻の専用機として参戦したが、枢木スザクの第九世代KMFランスロット・アルビオンとの戦いでは劣勢に追い込まれた。

  • ギャラハッド

    • Height7.2 m
    • Weight15.2 t
    • Pilotビスマルク・ヴァルトシュタイン

    型式番号:RZA-1A

    ビスマルク(ナイトオブワン)専用KMF。ガウェインの流れを汲んで開発されたために、通常のKMFよりも巨大で、胸部の形状や固定式のフロートユニットなど、多くの類似点があるが、コックピット部は単座型で、機動性もガウェインを大きく上回り、ブリタニア最高峰の性能を誇る。基本カラーは黒と薄紫。初登場はR2・16話。

    主武装は背中に装備された、皇帝シャルル自らが命名した剛剣・エクスカリバー。ギャラハッド自体の全高すら上回るほど巨大な刀身はエネルギーを流すことで攻撃、防御共に高い威力を誇る。鞘の先端部には陸上での機動性を損なわないために、ランドスピナーが装備されている。

    指先はガウェイン同様スラッシュハーケンとなっており、それによる標的の捕縛に加え、肉薄されての近接戦闘に備えて両腕にはブレイズルミナスが搭載されており、隙を見せない剣術を行う。

    『R2』第22話ではルルーシュの皇位簒奪に反発して出撃したが、ランスロット・アルビオンの圧倒的ポテンシャルとルルーシュに受けたギアスを逆手に取って力に変えたスザクの技量の前にエクスカリバーごと機体を両断され、撃破される。そのエクスカリバーは黒の騎士団が回収し、ラクシャータの手によって後述のトリスタン・ディバイダーの装備として生まれ変わることになる。

  • トリスタン

    • Height5.45 m
    • Weight7.35 t
    • Pilotジノ・ヴァインベルグ

    型式番号:RZA-3F9

    ジノ(ナイトオブスリー)専用KMF。直線的な速度に優れたフォートレスモードと、3次元的な機動性能に優れたKMFモードの2種類の形態を切り替えることができる可変KMF。この特性を活かした、状況を問わない超高機動戦闘を得意としている。基本カラーはトリコロール。

    主な武器は両腕の巨大なメギドハーケン。ブースターが付随されており、威力の上昇と射出後の複雑な動きを可能にしている。また射出後に2基を合体させることで、高い威力のビームであるハドロンスピアーを発射できる。また主翼内部に格納され、連結させることも可能な2基のハーケンタイプMVSにより、中距離戦・複数戦にも対応している。

    ルルーシュの皇位簒奪に反対し出撃したが、ランスロット・アルビオンの圧倒的ポテンシャルの前に中破する。

    『ナイトメア・オブ・ナナリー』ではアーニャが搭乗するエデンバイタル教団所有機となっており、額部分にエデンバイタル教団の紋章が描かれている。また、武装は「自在軌道可変型MVSハーケン」と呼ばれる、独自のブースターが内蔵され、刃の部分がMVSとなっているスラッシュハーケン6基となっている。この武器は射出後にランチャーに戻さずとも連続使用が可能であり、オールレンジ攻撃を可能としている。作中ではアニメ版であったフロートシステムとランドスピナーがない。また、デザイン面でもロボット然としたテレビ版と異なり、作中のマークネモのようなスリムで人間的な外見をしている。

    『双貌のオズ』によればブラックリベリオンの時点で既に試作機にあたるブラッドフォードがロールアウトしており、それをさらに空戦型に特化させたのが本機である。しかし、開発主任者のウィルバー・ミルビル博士が主義派組織に離反したために開発元のシュタイナー・コンツェルンがKMF開発競争から脱落、ジノの研究チームとして解体再編されることとなった。また、設計データ時点では頭部のアンテナはモヒカン状であり、競技用KMFのプライウェンの角を見たジノがそれを気に入り、変更した模様。

    トリスタンとブラッドフォード以外にもシュタイナーコンツェルンでは複数の可変飛行型KMFの設計データが存在したが、主義派組織「タレイランの翼」で運用された前述の二機とサマセット以外のデータは全て失われている。

  • モルドレッド

    • Height4.71 m
    • Weight10.23 t
    • Pilotアーニャ・アールストレイム

    型式番号:RZA-6DG

    アーニャ(ナイトオブシックス)専用KMF。凄まじい砲撃性能と防御力を誇る重量級KMF。その火力とパワーによる強襲戦闘を得意としている。基本カラーは赤紫。

    主武装は両肩にある二対の装甲を連結させることで構成される4連ハドロン砲・シュタルクハドロンであり、浮遊航空艦でさえも一撃で破壊してしまうほどの威力を誇る。また全身に小型ミサイルが内蔵されており、総合的な火力はケタ違いとなっている。超重装甲と機体全周をカバーするブレイズルミナスを併せ持ち、防御力も最高峰のレベルである。

    機体の出力も極めて高く、KMFの頭部を片手だけで粉砕するパワーと、重量級ながらグロースターにも匹敵するほどの機動力を併せ持つ。

    最終決戦においては、黒の騎士団と連合したシュナイゼル軍の唯一のKMFとして参戦し、ジェレミアのサザーランド・ジークと死闘を繰り広げるが、大破した外装部分をパージし、その爆発を隠れ蓑にしたサザーランドJの予想外の特攻によってブレイズルミナスの展開が間に合わず防御可能範囲の内側に取り付かれ、その自爆を受けて中破した。

  • パーシヴァル

    • Height5.13 m
    • Weight9.07 t
    • Pilotルキアーノ・ブラッドリー

    型式番号:RZA-10JS

    ルキアーノ(ナイトオブテン)専用KMF。ヴィンセントをベース機として過剰なまでの攻撃兵装を搭載し、突破力に特化したKMF。基本カラーは薄紫。

    右腕に装備された巨大な4本のクローは、右腕を基点に高速回転させることでブレイズルミナスで形成されたドリル(ルミナスコーン)となり凄まじい破壊力を誇る。さらに頭部・両肩からは円錐型強化スラッシュハーケンが突出しており、近距離での白兵戦において優れた性能を発揮する。また砲撃面においても、左腕に装備されたミサイルを内蔵したシールドや、両腿部に内蔵された弾丸のように放つタイプのハドロン砲などの強力な武装を備えており、状況に応じた戦闘を行うことも可能。

    第二次トウキョウ決戦においてグラウサム・ヴァルキリエ隊とともに蜃気楼を撃破寸前まで追い詰めるが、そこへ現れたカレンの紅蓮聖天八極式に悉く武装を潰され、最期は輻射波動で撃破された。その後、ミサイルシールドはランスロット・フロンティアの装備として回収・流用された。

  • トリスタン・ディバイダー

    • Height5.45 m
    • Weight9.55 t
    • Pilotジノ

    型式番号:RZA-3F9X1

    ランスロット・アルビオンとの戦闘に敗北し中破したトリスタンを、ラクシャータたちが改修した機体。

    フロートシステムは飛翔滑走翼へと換装されている。改修による機体出力の上昇に加え、両断されたギャラハッドのエクスカリバーを改修した一対の実剣が追加装備されており、蜃気楼の絶対守護領域すら破ることができる。なお改修後もフォートレスモードへの変形は可能で、その際エクスカリバーは飛翔滑走翼の側面にマウントされる。

    最終決戦ではジノが、ルルーシュ率いる新生ブリタニア軍から離反したため、黒の騎士団側として参戦し、ダモクレス突入後、その圧倒的な攻撃力で蜃気楼を大破に追い込むも、第九世代KMFのランスロット・アルビオンとの一騎討ちで上半身と下半身を両断され戦闘不能となった。

  • 斬月

    • Height4.68 m
    • Weight8.09 t
    • Pilot藤堂鏡志朗

    型式番号:Type-04

    ラクシャータが藤堂専用機として開発した高性能機で、型番上は暁よりも先に造られている。頭部と胸部前面以外の形状は月下と同型。

    ランスロット・コンクエスターとも互角に戦えるほどの性能を誇る。基本カラーは黒で、月下(藤堂専用機)同様に二房の赤い髪の毛状の衝撃拡散自在繊維が追加されている。これは機体の放熱機構や通信機能の強化、敵機の武装にからめて無効化するほか、直接攻撃から機体を守る役割を果たしており、ランスロットのブレイズルミナス発生状態の回し蹴りをも受け止める強度を誇る。

    基本性能は暁直参仕様をも上回り、飛翔滑走翼や輻射障壁などの最新装備も完備。制動刀は月下と同じく刀身が大型のものを使用する。これらの装備を駆使することで応用に富んだ戦闘を可能としている。

    最終決戦では、藤堂の力量もあってルルーシュ率いるブリタニア軍の量産機を圧倒するが、ルルーシュの秘策である富士山噴火で火山弾の直撃を受け、致命傷を負いながらもランスロット・アルビオンと交戦するが撃破される。

  • 暁 直参仕様

    • Height4.81 m
    • Weight8.26 t
    • Pilot朝比奈省悟, 千葉凪沙

    型式番号:Type-05S/G

    暁を指揮官・エースパイロット用にカスタマイズしたKMF。基本カラーは青で、C.C.の専用機は薄いピンク色。頭部の形状が変化しており、その他の外観は月下と全く同型。

    量産機に比べて基本性能と通信機能が強化されているほか、輻射波動を利用したシールド・輻射障壁など、様々な武装が追加されている。脚部は、紅蓮の機体と同じ中空型に戻されている。

  • 暁 直参仕様(C.C.機)

    • Height4.81 m
    • Weight8.26 t
    • PilotC.C.
    • Height4.49 m
    • Weight7.82 t
    • Pilot黒の騎士団戦闘員

    型式番号:Type-05

    ブラックリベリオン後に、ラクシャータが新たに開発した黒の騎士団の主戦力KMF。基本カラーは灰銀色。

    メインフレーム・コックピットは月下とほぼ同じ仕様で、全性能が月下を上回る。脚部は装甲が施されているため、高機走駆動輪を展開しても中空にならない。両腕部は月下同様アタッチメント式となっており、状況に応じてハンドガンやバズーカ砲などの様々な武装を装備できる。なお、量産機の装備する廻転刃刀は、柔軟な部隊運用と消費電力を抑えることを目的として折り畳み式となっており、刃の廻転部分が小さい(直参仕様や一部の暁は、通常の廻転刃刀を装備している)。

    黒の騎士団が蓬莱島に移った直後、インド軍区から斬月などと共に送られ、各部隊に配備された。後に、飛翔滑走翼も全機に装備された。

    第二次トウキョウ決戦や最終決戦でも、黒の騎士団の主力KMFとして運用された。先行生産型の一部は新装備の試験運用型としてカスタマイズされ、その中の1機が『双貌のオズO2』に登場するアマネセールである。

  • ヴィンセント(ロロ機)

    • Height4.44 m
    • Weight6.99 t
    • Pilotロロ・ランペルージ

    型式番号:RPI-212

    ランスロットをベースにした量産機の試作型であるランスロット・トライアルを経て開発された量産試作機。

    この機体は従来のKMFをはるかに凌ぐ運動性能を持ち、脚部に加え両肩先端部に計4基のランドスピナーを搭載することで、アクロバティックな三次元運動を実現している。大きく突き出した両肩には新型のファクトスフィアが搭載され、光学測距能力はランスロットを上回る。コックピットには脱出機能も完備。

    腰部には強化型スラッシュハーケンを2基装備し、ハーケンを利用して跳躍することが可能。また、両腕肘部にはブレイズルミナスを応用した特殊兵装「ニードルブレイザー」を内蔵し、槍状にエネルギーを展開して肘打ち攻撃やシールド防御に使用できる。ランスタイプMVSはコックピット下部に2基マウントされ、使用時に柄を伸ばし連結させる仕組み。生産展開としてはヴィンセントをベースにしたヴィンセント・ウォードが量産機として配備され、この「初期量産試作型」としてのヴィンセントは精鋭部隊に少数が配備された。

    ロロ機

    機密情報部所属のロロに貸し出されていた金色の機体で、本来はギルフォード麾下の騎士であるトーマス・キンメル卿の乗機だったが、ロロがキンメルを暗殺して奪取した。高性能に加え、ロロの絶対停止のギアスとの併用で強力な戦闘能力を発揮する。

    当初はルルーシュが日本国内で黒の騎士団と合流する際の移動手段として使われ、その後飛翔滑走翼が装備され空中戦にも対応。さらに暁の標準装備である速射砲を左腕部に装備した。ギアス嚮団殲滅作戦で実戦投入されたが、V.V.のジークフリートとの白兵戦で左腕と両脚が破壊され中破。その後、損傷したまま他の黒の騎士団KMFと共に嚮団施設内部に再降下し、これが最後の登場となる。

    『ナイトメア・オブ・ナナリー』ではロロが搭乗し、両腕を覆うほどの巨大なハドロン砲を2基装備している。さらに人工筋肉「マッスルフレーミング」や「ギアス伝道回路」も搭載され、ロロのギアスによる量子シフトで離れた場所から呼び出すことも可能。ハドロン砲以外にも、ギアス「ジ・アイス」を使った冷凍攻撃も備える。

  • ヴィンセント(指揮官機)

    • Height4.44 m
    • Weight6.99 t
    • Pilotギルバート・G・P・ギルフォード

    型式番号:RPI-212A

    指揮官専用機として少数実戦配備された、パープルカラーを基調とする機体。ロロ機と比較して、高速ネットワーク機能や部隊間通信システムといった情報処理能力が向上し、ECCMへの耐性も強化されている。汎用型フロートユニットを装備し、空中戦にも対応可能。

    劇中ではギルフォードが搭乗したが、1機目は紅蓮可翔式との戦闘で撃破され、次に配備された2機目は第二次トウキョウ決戦においてフレイヤの爆発に飲まれ消失した。

  • グラウサム・ヴァルキリエ隊用ヴィンセント

    • Height4.44 m
    • Weight6.99 t
    • Pilotヴァルキリエ隊

    ルキアーノ直属部隊であるグラウサム・ヴァルキリエ隊が搭乗する機体で、カラーリングはピンク。基本装備は従来機と同様で、近接戦・遠距離戦に対応可能な装備を備えている。第二次トウキョウ決戦において紅蓮聖天八極式の攻撃を受け、全機が撃墜された。

  • ヴィンセント(ロイヤルガード機)

    • Height4.44 m
    • Weight6.99 t
    • Pilotロイヤルガード

    皇帝直属部隊の兵士が搭乗する機体で、カラーリングは緑。指揮官機と同様の装備に加え、対ナイトメア戦闘用の大型ランスを装備しており、近接戦闘において高い攻撃力を発揮する。

  • サザーランド・ジーク

    • Height25.02 m
    • Weight70.24 t
    • Pilotジェレミア・ゴットバルト

    型式番号:Type-X/RPI-13J

    ラクシャータらが大破したジークフリートのシステムを流用して完成させた、黒の騎士団製のKGF。基本カラーはオレンジで、丸みを帯びたジークフリートとは異なり、角ばったフォルムが特徴。『双貌のオズ』に登場したサザーランド・イカロスを参考にしたKGFとされる。

    この機体は頭部を露出するように格納されたサザーランドJと、それを挟むように配置された大型の兵装ユニットで構成されている。サザーランドJ本体には脚部にフロートユニットが搭載されており、単機で飛行可能な脱出装置としても機能する。

    主な武装として、ジークフリートと同様の大型スラッシュハーケンや電磁ユニットに加え、機体下部には大型キャノン、兵装ユニットにはミサイルポッド、さらに輻射障壁発生装置などが装備されている。コックピットは神経電位接続方式で、実質的にジェレミア専用のワンオフ機体となっている。

    黒の騎士団および神聖ブリタニア帝国軍の主戦力として活躍し、最終決戦ではアーニャの駆るモルドレッドと交戦。シュタルクハドロンの直撃で兵装ユニットを失うものの、サザーランドJをモルドレッドに取り付かせ自爆させ、モルドレッドを中破させた。

  • ガレス

    • Height6.94 m
    • Weight14.78 t
    • Pilotグラストンナイツ, マリーカ・ソレイシィ

    型式番号:RPI-V4L

    ガウェインをベースにした量産機として製作されたKMFで、従来の量産型KMFより若干大型のボディを持つ。基本カラーは黒と灰色。ヴィンセント・ウォードと共に、黒の騎士団の襲来に備え、エリア11を中心に大量配備が進められている。

    この機体は両腕部にガウェインとほぼ同型のハドロン砲を装備し、両胸・両足にミサイルポッド、さらに両腰には4連スラッシュハーケンを装備するなど、ガウェイン以上の重装備を誇る。一部のシステム面は簡略化されており、ドルイドシステムなどの高度な機構は省かれている。

    主にグラストンナイツが搭乗するが、ブリタニアと旧皇帝派・黒の騎士団の連合軍による最終決戦ではブリタニア一般兵にも複数機が運用された。『双貌のオズ 02』では、スペインでのダモクレス攻略戦にてマリーカ・ソレイシィが搭乗している。

    名前の由来はアーサー王伝説に登場する円卓の騎士の1人で、ガウェインの末弟であるガレス。

  • ポートマンII

    • Height4.76 m
    • Weight6.06 t
    • Pilot--

    型式番号:RMI-U14

    ポートマンを実戦向きに改良し、特に上半身の装甲や武装が強化されている機体。フロートユニットを装備した飛行タイプも存在し、空中戦への対応力も向上している。

  • パンツァーフンメル

    • Height4.1 m
    • Weight8.79 t
    • Pilot--

    型式番号:Mk3-E2E8

    EU連合の主力ナイトメア。ブリタニアや日本のそれらとは異なり 機動性や格闘性より、火力面重視の設計思想に基づいて作られている。

  • MR1

    • Height4.35 m
    • Weight7.2 t
    • Pilotジノ・ヴァインベルグ

    民間で使用されるKMFで、主に運搬用途に用いられる。不要になった軍用KMFから武装や装甲を取り除き、メインフレームのみを再利用したもので、全体を折り畳める構造になっている。