型式番号:Type-0/0A
ラクシャータが開発した可変KMFで、ゼロ専用機として設計された。『公式ガイドブック コードギアス 反逆のルルーシュ R2 The Complete』では、ナイトオブラウンズ専用機と同等の第八世代相当に分類されている。KMFモードに加え、フォートレスモードへの変形機構を備え、水中航行も可能で、陸海空すべてに対応できる万能機である。基本カラーは黒と金。
本機は指揮管制機能を備えたワンオフ機として開発され、戦闘状況を把握し戦局を導くための情報解析システムが内蔵されている。また、ガウェインから移植されたドルイドシステムにより、全方位エネルギーシールド「絶対守護領域」を展開し、全方位からの一斉射撃や至近距離からのモルドレッドのシュタルクハドロン攻撃すら無効化できる(ラクシャータ曰く「世界最高峰の防御力」)。さらに両前腕部にはハドロンショットを、胸部には特殊な液体金属を利用した「拡散構造相転移砲」が搭載され、広範囲の標的を殲滅する強力な武器が備わっている。
ルルーシュはギアスを使用するための仕掛けも施しており、劇中ではチャフのように鏡を散布し、反射によりシャルルにギアスを掛けた。なお、劇中では使用されなかったが、スラッシュハーケンが両膝に1基ずつ装備されている。
コックピットは広く居住性が高く、ゼロの仮面や衣装を収納できるスペースもある。操縦は通常のKMF同様の形式に加え、武器管制はコックピット内のコンソールでのキーボード操作で行う。武器管制時には、基本動作の半分が自動制御されるため操縦技量は問われないが、情報解析や絶対守護領域の展開、拡散構造相転移砲の反射角計算などは手動制御であるため、高度な状況判断力と演算処理力が求められ、ルルーシュでなければ扱えない機体である。
また、優れた航続距離と航行速度を持ち、片道数時間で日本と中華連邦を行き来することが可能。第二次トウキョウ決戦後、粛清されそうになるルルーシュを救うため、黒の騎士団からロロが奪取し、その後はルルーシュの専用機として運用された。最終決戦では、皇帝に即位したルルーシュの専用機として、ランスロット・アルビオンと共に新生ブリタニア軍の象徴として登場。フレイヤ・エリミネーターの環境データ入力に貢献し、フレイヤの相殺にも成功するが、ダモクレス突入後にトリスタン・ディバイダーによって破壊される。