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機体リスト
GEAR戦士電童

共收録 13 台の機体。
  • GEAR戦士電童

    • Height24.5 m
    • Weight399.8 t
    • Pilot出雲銀河

    アルクトスに伝わる伝説の青いGEARで、現在は失われた存在とされている。最大の特徴は四肢に配置されたハイパープラズマドライブ(HPD)で、これを高速回転させることで旋風を発生させ、タイヤのように地面を高速で走行することも可能。動力源にはハイパーデンドーデンチと呼ばれる巨大な単三乾電池を使用し、バックパックから挿入する形式となっている。

    この機体は2人乗り仕様で、パイロット同士の動作が一致しないと操縦できない構造を持つ。皇女ベガが惑星アルクトスから脱出する際に持ち出し、ガルファの地球侵攻時にはベガと吉良国がパイロット候補とされていたが、機体自らが北斗と銀河を選び、2人をコクピットに迎え入れた。

    戦闘時は通常、銀河の少林寺拳法の動きに北斗が合わせて操縦する。コクピットは酸素を逃がさない構造となっており、宇宙空間でもパイロットがマスクなしで活動可能。作中では北斗が単独で操縦する場面もあり、その原因は明確にはされていない。

    GEAR本部および宇宙船メテオから出撃する際には、レッドの射出用コクーンを使用する。後に鳳牙が戦力に加わると、操縦システムが改修されて単独操縦が可能となり、銀河によって運用されるようになる。ただし、北斗のためのコクピットは残されており、ガルファとの最終決戦ではフェニックスの導きにより、再び2人での操縦が行われた。

    この2人乗りのシステムは、アルテアの言葉によれば、一方が苦戦する時には支えとなり、一方が暴走すれば抑えるという、理想的な高度防衛機構に基づく設計であるという。

  • フルアーマー電童

    • Pilot出雲銀河, 草薙北斗

    地球製の各種武装を搭載した電童で、ラゴウの出現によってDWが使用不能になる状況を想定し、Dr.井上が極秘裏に開発した装備である。

    主な武装には、左脚部のダブルトマホーク、左腕のデンドーゴーガン(左肩に矢筒付き)、両腰の超電童ヨーヨー、右腕のビームライフル、背部の3連装キャノンと9連装ミサイルランチャー、電童剣、右脚部の3連ミサイルポッドなどが含まれる。実体弾やエネルギーパックを活用することで、電池の消耗を抑える設計となっており、装備のほとんどは使い捨て仕様。

    これらの武器は、井上の指揮のもと、北斗が電童に初搭乗した際に戦い方を尋ねられて口にした武器名を元にそのまま制作されたもので、いずれも過去のロボットアニメへのオマージュが込められている。

  • 電童(フェニックスエール)

    • Height20.4 m
    • Pilot草薙北斗, 出雲銀河
  • 騎士GEAR凰牙

    • Height28.5 m
    • Weight401 t
    • Pilot草薙北斗

    アルクトス王家に代々受け継がれてきた唯一の黒いGEARで、電童と同様に四肢にハイパープラズマドライブ(HPD)を備えている。

    ガルファの反乱時にはアルテアが搭乗し戦ったが敗北し、その後は行方不明となっていた。しかし実際にはガルファに洗脳されたアルテアと共に、人類殲滅の戦いに加わっていた。

    17年後、DW捜索のため地球人類の敵として姿を現し、電童の前に立ちはだかる。洗脳状態では常にフェイスガードで顔が隠されていた。後に戦線を離れた彼の機体は、甥である北斗に託される。

    最終決戦ではフェニックスの導きによりアルテアが再び操縦し、ベクターゼロを撃破する。GEAR本部および宇宙船メテオからの発進時には、ライムグリーンの射出用コクーンを使用して出撃する。

  • ユニコーンドリル

    • Height23 m

    GEARの前に初めて姿を現した青い一角獣型のDWで、性格は人懐っこく、好奇心旺盛。額の角は武器として使用できるだけでなく、地中を潜行する手段としても活用可能。

    最初は銀河を信頼する北斗と契約を結んだが、エリスのミスによって一度契約が解除される。その後、再び北斗の元へ戻るものの、アルテアが北斗の母の実兄であると知らされ戦意を喪失し、再び契約を解除。今度はアルテアと契約を結ぶ。しかし、北斗が本来の心を取り戻したことにより、三度目の契約が成立する。

    一時はラゴウウイルスの侵食によって消滅の危機にさらされるが、フェニックスの力によって、GEARが開発していた地底戦車「ペルシダー」と融合し復活。その際、レオと融合して「超獣王輝刃」へと進化する能力を獲得する。

  • バイパーウィップ

    • Height58 m

    紫色のボディを持つ蝮型のDWで、性格はやや八方美人。自身の考えをあまり表に出さず、腹の内を読みづらい一面を持つ。

    初登場時には、自信を持ちきれなかった銀河と北斗ではなく、揺るぎない自信を持っていたアルテアを契約者として選ぶ。その後、アルテアが正気を取り戻したことをきっかけに、北斗を新たな契約者に選んだ。

    特殊能力は高速移動による影分身で、分身による幻惑だけでなく、移動手段としても活用される。必殺技(FA)は、バイパーの顎部を自在鞭のように振り回して地面に叩きつけ、雷の衝撃波で敵を切り裂く攻撃。直接敵に叩き込むことも可能で、分身との併用によって極めて回避困難な幻惑的攻撃を展開する。

  • レオサークル

    • Height15 m

    白いライオン型のDWで、普段は穏やかでのんびりとした性格をしている。

    一時は恐怖におびえていたが、それを乗り越えて立ち向かった銀河の勇気を認め、契約を結ぶ。エリスのミスにより契約が一度解除されるが、その後再び銀河の元に戻る。ユニコーンと同様に消滅の危機を経験し、2度の契約解除を経て最終的にはユニコーンと融合し、「超獣王輝刃」となる力を得る。

    ラゴウの毒牙からの生還の際には、フェニックスの力により開発中だった宇宙戦艦「ファイティングアース」を取り込み進化。地球に接近する隕石を破壊するため、この能力が初めて使用された。

  • ブルホーン

    • Height16 m

    橙色の体を持つ雄牛型のDWで、圧倒的な攻撃力を誇る。普段は物静かだが、一度怒りや興奮状態になると手がつけられなくなり、赤いものを見ると興奮して追いかけまわす習性を持つ。GEARの右腕に装着され、拳の攻撃力を強化する役割を果たす。

    ボアやドラゴンと同様、メテオキューブのエネルギー放射によって姿を現し、当初はアルテアと契約。後にアルテアが正気を取り戻した後、銀河と契約を結ぶ。

    装着位置はユニコーンと同じ右腕にあたるが、ガルファとの最終決戦で全DWを同時に装着した際には、視認できない位置に取り付けられていたとされる。必殺技(FA)の威力は非常に高く、かすっただけでもGEARの装甲を容易に切り裂くほど。基本的には地上戦で使用され、巨大な質量体を砕くといった破壊力を持つ。

    単独での使用は電童と凰牙それぞれ一度ずつにとどまっている。

  • ドラゴンフレア

    • Height27 m

    赤い西洋龍型のDWで、知識が豊富な博学家だが、気難しく単独行動を好む性格。

    メテオキューブの影響で姿を現した際、北斗の「地球を愛する慈愛の心」に共鳴し、彼と契約を結ぶ。両手が自由に使える構造のため、ハイパーデンドーデンチを手に持って唯一交換可能なDWでもある。

  • ガトリングボア

    • Height12 m

    緑色の猪型DWで、性格はまさに猪突猛進。攻撃力はブルと並んで最高クラスに属する。仲間とのコミュニケーションではリーダー的な立ち位置だが、他のDWたちに振り回されては怒ることもしばしば。

    銀河の持つ創造力に反応して契約を結ぶ。速度面ではドラゴンと同等の性能を持つものの、DWの中では最も遅い部類に入る。

  • 超獣王 輝刃

    • Height17.4 m

    ラゴウウイルスによる消滅の危機を乗り越え、ユニコーンドリルとレオサークルが融合して誕生したDWの王。単体でもラゴウを圧倒する力を持ち、全DWの中で最強の存在とされている。ファイルロードやドライブインストールの際には、北斗と銀河が同時に操作する必要がある。

    他のDWと異なり三段変形が可能で、装着するのではなくハンドウェポンとして使用する形式をとる。必殺技(FA)は3種類存在し、戦況に応じて使い分けることができ、発動時には使用中のGEARとともに金色に輝く。

  • フェニックスエール

    • Height20.4 m

    アルクトス最大にして最強のDWであり、人々に守護と導きをもたらす存在。通常は姿を見せず、ガルファと共にあるとされているが、有事の際には現れ、人々を救うと王家の中で代々伝承されてきた。ガルファはその詳細を知らぬまま「7体目」として執拗に探し続けていた。

    この機体は、かつてアルクトスの人々と守護の契約を結んでいたが、17年前のガルファの乱では、人々が絶望に沈んだため現れることはなかった。実際には皇女ベガの体内に潜伏し、年月を経て北斗の大脳皮質へと移り宿った。語りかける際には幼少のベガの姿を借りて現れる。

    このDWの発動条件は「絶望の淵にある希望」であり、宿主である北斗がその条件を満たしたときのみ、その力を発揮する。GEARを起動させたり、ユニコーンとレオを再生させるなどの能力を持つ。

    最終決戦では、アルクトスと地球の人々がともに発動条件を満たし、別々に戦っていた北斗と銀河が再び出逢った瞬間、ついにその姿を現す。インストールによって電童には翼と尾が出現し、凰牙には「クモカミ」と「ウミツチ」という一対の太刀が与えられる。必殺技は七色七属性の閃光を背中から放つ強力な攻撃。最終決戦では他の6体と融合し、ガルファへの対抗手段である「アカツキの大太刀」へと変化した。