型式番号:RX-79[G] Ez-8
アプサラスIIとの戦闘によって中破した極東方面軍コジマ大隊第08MS小隊長、シロー・アマダ少尉の機体を大規模に改修したものである。もともと陸戦型ガンダム自体が、品質検査に適合しなかった余剰パーツで構成されていたため、戦場での補修用パーツの供給は十分とはいえなかった。そのため、改修には陸戦型ジムのパーツや、現地で調達したさまざまなジャンクパーツが使用された。この機体も、そうした現地改修機のひとつである。
改修に際しては、単に破損部の補修にとどまらず、戦闘データやシロー・アマダ少尉の意向を反映し、より地上戦に適した形で改装が施された。改修作業はおよそ2週間で完了している。頭部のV型アンテナは密林での破損が多かったため、ロッドアンテナへと変更されており、これも他の兵器からの流用によるものである。
陸戦型ガンダムと同様に、肩部アーマーにはスリングバーが設けられており、ここにはパラシュートパック用のベルトを取り付けることが可能。また、ランドセルは見た目こそノーマルと同じだが、推力が強化されている。
改修によって一部の材質はグレードが下がっているものの、装甲形状を単純化することで、軽量化や対弾性、整備性の向上が実現されている。