ダンクーガがブラックウイングを飛行用ブースターとして背面に装着した合体形態。この合体により、ダンクーガは「獣を超え、人を超え、そして神をも超えた」スーパーロボットとなった。合体用のキーワードは、ゲームの描写から「FINALDANCOUGA」とされているようであり、媒体によっては「キーワード! F・I・N・A・L! ファイナルダンクーガ!」の場合もあるため、「FINAL」だけの可能性もある。
ダンクーガがブラックウイングを飛行用ブースターとして背面に装着した合体形態。この合体により、ダンクーガは「獣を超え、人を超え、そして神をも超えた」スーパーロボットとなった。合体用のキーワードは、ゲームの描写から「FINALDANCOUGA」とされているようであり、媒体によっては「キーワード! F・I・N・A・L! ファイナルダンクーガ!」の場合もあるため、「FINAL」だけの可能性もある。
4機の獣戦機が合体して完成する巨大ロボット。獣戦基地において合体システム「THX1138」のロックを解除、イーグルファイターのメインコンピュータにキーワード「DANCOUGA」を入力することでシステムが起動し、それに従って自動的に合体する。キーワードは獣戦基地のコンピュータから転送することも可能。合体の際には各機体ともバリアによって保護され、一切のコントロールが効かなくなる。そのため、システムが初めて起動した時は、事情を知らない亮に回線を切られてシステムを強制終了されてしまった。メインパイロットは忍だが、必要に応じて他のパイロットのコクピットに操縦系統を委譲することも可能。なお、合体による操縦者への負担は獣戦機単体の時以上に大きいため、出撃が続いた際には、葉月博士がイゴールに「これ以上続けての出撃は危険だ」と進言したこともある。
初登場は第16話。その後も毎回登場するわけではなかった。TVシリーズでは、「ダイガン」を武器として使用した他は、専ら殴る、蹴るの攻撃がメインだった。はじめは飛行できず、新規に開発されたブースターユニットと合体することで飛行可能になった。なお合体後は自在に分離・再合体が可能で、囮のためイーグルファイターとビッグモスのみで合体し、他2機を別行動させる場面や、イーグルファイターのみ分離してミサイル攻撃を行った後再合体する描写もある。
『GOD BLESS DANCOUGA』以降は強化改造型として登場。ウイングとスラスターがビッグモスの背部に常時装備され、必要に応じて展開することが可能になっている。これにより、ブースターユニット無しでの飛行が可能になった。なお、ビッグモス単体で飛行したことは無い。さらに全身の砲門を正面に向けられるようになり、通称「断空砲」が使用可能になっている。
ダンクーガは漢字で「断空我」と書く。その名前には「我を空にして煩悩を断つ」という意味がある。
合体シーンでのダンクーガはデザイン画に比較的忠実に描かれているものの、他のシーンでは作画の段階でプロポーションが調整され、デザイン画よりも整ったスタイルになった。大張は『超獣機神ダンクーガ 完全設定資料集』で「スーツアクターが演じているイメージ」とコメントしている。また、アップになると精密なディテールが描きこまれることが多かった。ブースターユニットと合体した状態は、デザインの時点で肩の形状などが当初のものから変更されている。その後『GOD BLESS DANCOUGA』『白熱の終章』と、2度にわたってデザイナーが交代し、それと同時にデザインも新たに描き起こされている。
忍が操縦する、鷲を模した戦闘機。忍が着任の際に乗りつけた戦闘機を改造して造られた。アグレッシブモードは変形するのではなく、機体が青いバリアに包まれ、これを利用した突撃で敵を粉砕する。他の3機とは違い忍の精神エネルギーに感応して、ノーマルモードからアグレッシブモードへ自動的に切り替わる。ヒューマロイドモード時はビームガンを使用。合体時はダンクーガの頭部を形成する。
沙羅が操縦する中型戦車。アグレッシブモードは豹型で、俊敏な動きで敵を翻弄する。ヒューマロイドモード時はブラスターガンを使用。合体時はダンクーガの左足を形成する。
雅人が操縦する中型戦車。アグレッシブモードはライオン型で、クーガーより装甲が厚い。ヒューマロイドモード時はクーガー同様ブラスターガンを使用。合体時はダンクーガの右足を形成する。『白熱の終章』では冷凍状態の雅人に代わり、彼の精神エナジーと同調させたユニットが組み込まれるが、それが破損した後は、シャピロが搭乗した。戦いが終わった後、息を引き取ったシャピロを宇宙葬するための棺桶として、ダンクーガから切り離された。
亮が操縦する重戦車。他の機体に比べてはるかに大型で、兵員輸送能力も有している。そのため、コクピットは他の3機のものの何倍もの広さを有する。アグレッシブモードはマンモス型で、鼻と牙、そしてその重量を活かして戦う。ヒューマロイドモードではビームランチャーを使用する他、脳波操縦システムを使用し、主に亮が得意とする拳法をトレースすることで戦う。合体時はヒューマロイドモード時の胴体・両腕・両脚がそのまま、ダンクーガの胴体・両腕・両脚と、ほぼ全身を形成する。
29話から登場した基地戦艦。最終的にムゲの拠点を攻略することを前提に開発されたが、技術的な限界から動力炉が長期間の稼働に耐えられない。葉月博士は「龍の命(動力炉の稼働限界)は180日と3日」と語っている。
ムゲの拠点が判明しなかったため、獣戦機隊にもその存在を知らされないまま獣戦基地の地下ドックで眠り続けていた。建造中のコードネームは「竜」。しかし獣戦基地が総攻撃を受けたため、欠陥を抱えたまま出撃を余儀なくされる。
母艦形態から龍形態への変形が可能。武装はダイガンと同等の大型ビーム砲16門、2連装大型ビーム砲1門。最大の武器は、龍の口から発射する「ガンドール砲」で、発射の際に龍形態に変形する。
なお、ガンドール砲は破壊兵器としての運用に加え、超空間航行のためのビーム推進など、ダンクーガを支援することも可能となっている。