
- Work機動戦士ガンダム 第08MS小隊
- Height18.2 m
- Weight61.5 t
- Pilotジューコフ
型式番号:MS-07H-8
MS-07グフに飛行能力を付加したバリエーション機である。当初グフは、重爆撃機ド・ダイYSの背に乗せて行動範囲を広げる運用が想定されていたが、機体自体に飛行能力を持たせる構想も並行して進められており、「07H」の開発ナンバーを持つ複数のテスト機が試作された。
しかし、それら試作機の多くは安定した性能を得られず、事故も多発するなど、問題の多い機体であった。そうした中で最終的に完成したのがこのH8型であり、脚部および腰部に搭載された熱核ジェットエンジンによって、安定した飛行性能を実現することに成功した。
本機はごく少数が量産され、チベットのラサ基地にもアプサラスの護衛用として配備されている。ただし、航続距離や機動性には限界があり、本機をもってモビルスーツ単体による飛行プランは実質的に終焉を迎えることとなった。その後、「機動性と行動半径の拡大」という命題は、MS-09ドムにおける熱核ホバーによる高速移動方式へと受け継がれていった。