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ザクI

ザクI

型式番号:MS-05B

ジオン軍が開発した初の量産型モビルスーツであり、モビルスーツ開発史上でも最も早期に実用化された機体である。旧式機であることから、内蔵型の動力パイプの非効率性やジェネレーター出力の低さなど、設計段階から多くの問題を抱えていた。後継機であるザクIIの登場により、一年戦争が始まる頃にはすでに前線の主力からは外れ、二線級兵器と見なされていた。

それでも、製造された多くの機体が実戦に参加しており、戦争初期の電撃戦では重要な役割を果たした。シロー・アマダが通っていた士官学校のあるサイド2のコロニーでも、この機体によって毒ガス兵器が使用され、多数の民間人が虐殺されたという記録が残っている。

地球降下作戦以降も、戦力不足を補うために数多く運用され、オデッサ戦線にも投入された。敗戦後、敗残兵として活動していたトップ小隊の小隊長機もこのザクIであり、その機体には腰部スカートアーマーにザクマシンガンのマガジンが装着されていたほか、背面には追加装備用のウェポン・ラッチが取り付けられていた。

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