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機体リスト
疾風!アイアンリーガー

共收録 34 台の機体。
  • マグナムエース / シルバーフロンティア

    • Pilotマグナムエース

    主人公。窮地に陥ったシルバーキャッスルへ突如現れた謎の野球リーガー。有無を言わさぬ説得力とその熱き魂でアイアンリーグを正々堂々と戦い抜いていく。超トップシークレットとされていたダーク社製リーガーの制御装置ショックサーキットの存在を知っており、ダーク製リーガーを次々とその魔手から解放する。

    ピッチャータイプだが打撃にもすぐれ、野球リーグ参加時にはクリーンナップを務める。正体はシルバーキャッスルが敵対するダークキングスの元エース・シルバーフロンティア。当時ルーキーだった現エース・ゴールドアームを弟子に持っていたが、10年前に強制引退させられる。その後、記憶など全てを奪われアイアンソルジャーVZとして戦場にいたところを、リカルドの手引きにより帰還。マグナムエースと名を変え再びマウンドの前に立つ(背中に装備されるバックパックも、ソルジャー時代の装備の名残)。後に強制引退時に離れ離れになった兄弟の存在が明らかになる。

    必殺魔球は「44ソニック」後に発展系の「44ソニック・オン・ファイヤー」「44スクエア」「アステロイド・キャノン」。サッカーではチーム全体での合体技「ライトニングクラッシュ」「スーパーノヴァ」がある。体内にはとある回路が内蔵されているが、これは別項目にて。

  • マッハウインディ

    元ダークプリンス所属のサッカーリーガーで、エース・ゴールドフットのパートナーとして活躍していたが、チームメイトのラフプレーに不満を感じ、ついにはダークプリンスを離脱。その後、マグナムエースやヒロシたちに誘われ、シルバーキャッスルに加わった。特徴的なのは、金髪をイメージしたポニーテールで、ダークプリンス時代にはダークカラーのペイントシールが貼られていたため、退団前後で印象が異なっている。ポニーテールは柔軟な金属で作られており、動くたびによく揺れていた。

    サッカーリーガーの中でも特に軽量化が徹底されており、細身の体を活かしたスピードと華やかなテクニックが持ち味。得意技には「マッハスピン」や「ジグザグシュート」があり、マグナムエースやトップジョイとの連携技「マッハスピン(大回転)ミストラルボンバー」、さらにはゴールド三兄弟との合体技「トルネードスパイラル」も披露している。

    ダーク財団の最新技術で開発されたため、メンテナンスには多額の費用がかかる。シルバーキャッスルへの参加も最初はこの点を理由にためらっていたが、加入後は整備士たちが資金面で苦労する場面がありつつも、チームが順調に勝ち進むにつれてその問題も解消されていった。

  • ブルアーマー

    アメフトリーガーで、かつてはリーグのスター選手だった。しかし、頭の角を前に倒すことで発動するフルパワーモード時に理性を失い、凶暴化してしまうという設計上の欠陥が原因で、試合中に無差別な破壊行為を起こしてしまい、自ら引退して姿を消した。その後はホスピタルに勤務しながらも、リーガー時代への未練と過去の過ちへの罪悪感の間で苦悩していたが、マグナムエースとの出会いにより迷いを断ち切り、再びリーガーとして復帰する決意を固めた。

    アメフトリーガーとしての能力は非常に高く、チームの中で唯一44ソニックをキャッチできる選手であり、サッカーではゴールキーパーを務める。心優しく面倒見がよく、その怪力でトラックに轢かれそうになった子供を助けるなど、思いやりのある性格を見せている。「どぉりゃぁ〜!」という掛け声が口癖で、感情は角の動きで表すことがあり、気弱になると角が後ろに倒れる。

    飛行機が大の苦手で、乗ると電源を切ってくれと叫ぶほどだったが、仲間からは「前に角を倒せば怖くない」と励まされた。物語の中盤、「はぐれリーガー編」では普通に空飛ぶ野球帽型の乗り物・ボウシップに乗る姿も見られ、どうにか恐怖を克服できたようだ。

  • 極 十郎太

    センサーを超えた「心」を求め、山中で修行を続ける孤高の剣道リーガー。その過去はセクションXですら把握できておらず、マグナムエース以上に謎に包まれた存在とされている。テレビの試合中継で44ソニックのプレーを目にし、マグナムエースとの勝負を決意して山を降りた。対決を経て新たな修行の道を見出し、シルバーキャッスルに加入する。試合では剣技を活かした必殺打法によりジェノサイドスクリューを撃破し、チームを窮地から救った。物語後半では、マグナムエースに助言を与えて一時チームを離れ、その後の44スクエア誕生のきっかけを作る。

    危機的な状況では優れた戦闘能力を発揮する特技を持ち、必殺技「水月の剣」を使う際には「切れぬ物は無い」と言われる日本刀・ムテン・ソードを用いる。この技は、彼の精神が水面に映る月のように静まった「明鏡止水」の境地に達することで発動される。普段は竹刀を使い、必殺技発動時には真剣へと変わり、あらゆるものを斬る力を持つ。

  • トップジョイ

    陽気で楽天的な性格のバスケリーガーで、肩に備え付けられたスピーカーからは常に明るい音楽が流れている。子供が大好きで、よくヒロシたちと一緒に遊ぶ姿が見られる。

    マッハウインディと同様に、純粋にバスケットを楽しみたいという思いを持っていたが、当時のチーム方針と合わずに脱退の危機に直面し、廃棄されそうになったところをダークの諜報機関・セクションXに拾われ、スパイとしてシルバーキャッスルに送り込まれる。しかし、その明るい性格が裏目に出てしまい、逆にチームのムードメーカーとして活躍。スパイとしての任務はことごとく失敗に終わる。シルバーキャッスルとは元々価値観が異なっていたが、その陽気さですぐに仲間や子供たちと打ち解けていった。

    一方で、ショックサーキットに対する恐怖とバスケリーグへの思いからダークとの縁を断ち切れず、内心で苦悩する。後にマグナムの正体がダーク側に知られると同時に、自身の立場も露見して孤立するが、仲間との絆に支えられて正式にシルバーキャッスルの一員となる。そしてダークとの決別の意志を示すため、ショックサーキットの破壊を望んだ。

    両腕と両脚にスプリング機構を備えており、ジャンプ力と遠投力に優れている。必殺技は「ギャラクティカペガサスシュート」で、マグナム・ウインディとの合体技として「ミストラルボンバー」を繰り出す。

  • キアイリュウケン

    空手リーガーで、シルバーキャッスル創設時からのメンバーの一人。主要メンバーの中ではルリー銀城と特に親しい関係にある。穏やかで優しい性格だが、内には熱い闘志を秘めており、精神的にはやや繊細な面も見られる。胸部にはリカルド製のブラックボックスの完成型が内蔵されており、その潜在能力は高い。必殺技には「竜鉄拳」などがある。

    シルキーたちと同じく小さな町工場で製造されたが、手違いによって空手リーガーとしてロールアウトされた。当初は自分のことを仲間たちと同じサッカーリーガーだと思い込んでおり、監督も何のリーガーか正確には分からなかったため、能力をうまく発揮できずにいた。しかし、ある出来事をきっかけに自分の本当の姿に気づき、本来の力を的確に使えるようになってからは、サッカーの技術も飛躍的に向上した。

    敵の攻撃を受けても「平気だよ」と笑顔で試合を続けるほどの耐久性を誇り、GZに次ぐ頑丈さを持つ。そのため、ラフプレーに苦しむチームにとっては非常に頼もしい存在となっている。

  • GZ

    ダークのアイスホッケーリーガーとして誕生し、自我を保ったままアイアンソルジャーとして数々の戦場を渡り歩いてきた傭兵。ギロチの命令を受け、後期リーグ優勝決定戦への移動中に小隊を率いて南極での抹殺作戦を展開する。

    マグナムエース(VZ)とはかつての戦友であったが、ある作戦中にVZの部隊が全滅し、彼も完全に破壊されたと思い込んでいた。しかし、再会時に識別信号により互いの存在を認識すると、マグナムエースが仲間を見捨てて逃げたと誤解し、深い憎しみを抱くようになる。

    その後、シルバーキャッスルの仲間たちの絆や、マグナムエースの「敵をつくらない」信念、ショックサーキットの現実に触れる中で葛藤し、最終的に自らの判断で作戦を中断し小隊を帰還させる。責任を取って自決しようとするが、その直後にショックサーキットが発動し、激痛によって失神。そのまま回路を取り除かれ、無断でシルバーキャッスルに加入させられるが、後にその決断を受け入れる。

    アイアンソルジャーのままのボディは非常に頑丈で、チーム内でも随一の防御力を誇る。加入後の初戦ではその装甲を活かしてチームの盾となる活躍を見せ、ナショナルリーグの第一試合ではアイスホッケー戦の司令塔も務めた。

    軍人としては非常に厳格で、自他ともに厳しく接するが、子供に対しては優しい一面を持ち、最初は苦手だったが徐々にその扱いにも慣れていく。優しく笑うことが苦手だったが、それも後に克服している。「GZ」という名前がリーガーとしてのものか、ソルジャーとしてのものかは明らかではない。雑誌によれば、引退時期はマグナムより後で、製造年月日はアームよりも古く、比較的早い段階でアイアンソルジャーに改造されたとされている。

    必殺技は「ソルジャースラップショット」と「ブリザードスラップショット」。

  • ゴールドアーム

    ダークキングスのエースを務めるピッチャータイプの野球リーガーでゴールド三兄弟の長兄。10年の間ダークキングスでプレイを続ける猛者であり、利き腕である右手の爪と殺人投法「ジェノサイドスクリュー」で相手を叩きのめす。マグナムエースの「44ソニック」を目にした瞬間から言葉にできない奇妙な感覚を覚え、試合で戦う内にフェアプレーに目覚めていく。

    違和感の正体がルーキー時に当時のエース・シルバーフロンティアから教えを受けていた時に見た光景だった事を思い出し、彼がかつての師匠だった事を知るが、師弟ではなくライバルとして接している。熱しやすい次男をたしなめ、常に末弟の見本となり、兄弟を支えるしっかり者の兄。サッカー戦ではフットのサポートに回る。

    必殺技は直伝の「44ソニック」と、独自にアレンジした「44ソニック・オン・サンダー」。OVA版では、新魔球「ライジングブラスト」を披露している。アイアンソルジャーに改造された際、「ジェノサイド・バースト」というジェノサイドスクリューの変形技を使用。なお、ジェノサイド・スクリューは戒めとして封印した。打者としての実力も高く、ファイタースピリッツの球を打つことができるほどである。

  • ゴールドフット

    ダークプリンスのストライカーを務めるサッカーリーガー。ゴールド三兄弟の次兄で、マッハウインディとは元パートナー。退団したウインディを連れ戻そうとするが、逆にシルバーキャッスルへ入り敵対したことで怒り、手段を選ばずシルバーキャッスルを潰そうとするものの、彼らと戦ううちに正々堂々としたプレーに目覚め、真っ向から勝負を挑むようになる。

    顔の傷はルーキー時代の怪我を修理せずそのまま放置している結果。アイアンソルジャーに改造された際には傷が一時消え、正気に戻ると同時に傷が現れるという、人格の象徴的扱いがなされた。兄弟唯一のサッカーリーガーである事もあり、サッカー戦では主体となって動く。必殺シュートは「ハイパーボム」、兄弟との合体技「竜巻フォーメーション」。竜巻フォーメーションは、サッカーのみならず、野球の守備や空中移動など活躍は多岐に渡る。

  • ゴールドマスク

    ダークキングス所属の野球リーガーでゴールド三兄弟の末弟。名前の通り甘いマスクが非常に女性受けが良く、ワイルド殺法など過激なプレイをする様子を踏まえ「恐怖の貴公子」という二つ名を持つ。

    同じチームの長兄と常に行動し、サッカーリーグを平行するようになってからは兄二人の後ろを付いていく。強制引退騒動で兄達を心から慕いどこまでもついて行くと明言する。シルバーキャッスルとの戦いを経て正統派リーガーへと成長した際には、強がる必要がなかったか声色が非常に落ち着いた。

    口癖は「俺は野球リーガーだぜ!」。作中自分が野球リーガーであることを積極的にアピールしているが、他のリーガーと違い固有必殺技は無い。この心情をドラマCDでのビリヤード戦で技名の代わりに叫んだ。

    ゲームボーイ版ゲームソフトではトップジョイを指名してのバスケ勝負をすることになる。