型式番号:AGE-1
第1部主役機。フリット・アスノが開発した第1世代ガンダム。
アスノ家由来の特殊装甲材や独自のプラズマ制御技術が用いられており、地球圏のMSで初めてヴェイガン製MSを単独で撃破可能な性能を得ている。その外観は、アスノ家の屋敷に飾られていたガンダムの絵画をモチーフとしている。
主武装はAGEビルダーが初めて製造したビームライフル「ドッズライフル」。ヴェイガン製MSの装甲を一撃で貫通する威力を持つほか、先端の銃身を外すことで取り回しに優れたハンドガン(拳銃)モードとなる。両腰の装甲には、出力調節で刀身長を変化させることができる「ビームダガー(ビームサーベル)」を計2基装備。左腕には、白地にアルファベットのAのような青い装甲板を重ねたシールドを携行する。
ヴェイガンによる「ノーラ」襲撃の騒乱で正パイロットのラーガン・ドレイスが負傷したため、急遽フリット自らがパイロットを務める。「ノーラ」脱出後は新たに作成したウェアを活用しつつヴェイガンの襲撃を退けていき、のちのコウモリ退治戦役における勝利の立役者となる。
25年後の第2部では有事に備えてアスノ家の馬小屋に秘匿され、バルガス・ダイソンの手によってさらなる改良や整備が施されている。「トルディア」に襲撃してきたヴェイガンを撃退すべくアセム・アスノが起動させ、後継機AGE-2が完成するまで彼の乗機となる。AGE-2の配備後は連邦軍総本部「ビッグリング」へと移送され、胸部のAGEシステムを撤去したフラット仕様に改装される。
なお、アニメ最終話のエピローグおよび『PSP版』のエンディング(A.G.201年時)にて、地球の首都ブルーシアにあるガンダム記念館に、本機が胸部のAGEシステムを装備した状態で永久保存されているのが確認できる(この時フリットは既に他界している)。
また、アンバット攻防戦後、残存の予備パーツ1機分を基にデータ取得用の2号機(AGEシステム非搭載)が新造され、後に開発されたアデルの雛形となったほか、2号機(および1号機)のために「アサルトジャケット」の開発も行われた。