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機体リスト
機動戦士ガンダムAGE

共收録 59 台の機体。
  • ガンダムAGE-1ノーマル

    • Height18 m
    • Weight43.4 t
    • Pilotフリット・アスノ

    型式番号:AGE-1

    第1部主役機。フリット・アスノが開発した第1世代ガンダム。

    アスノ家由来の特殊装甲材や独自のプラズマ制御技術が用いられており、地球圏のMSで初めてヴェイガン製MSを単独で撃破可能な性能を得ている。その外観は、アスノ家の屋敷に飾られていたガンダムの絵画をモチーフとしている。

    主武装はAGEビルダーが初めて製造したビームライフル「ドッズライフル」。ヴェイガン製MSの装甲を一撃で貫通する威力を持つほか、先端の銃身を外すことで取り回しに優れたハンドガン(拳銃)モードとなる。両腰の装甲には、出力調節で刀身長を変化させることができる「ビームダガー(ビームサーベル)」を計2基装備。左腕には、白地にアルファベットのAのような青い装甲板を重ねたシールドを携行する。

    ヴェイガンによる「ノーラ」襲撃の騒乱で正パイロットのラーガン・ドレイスが負傷したため、急遽フリット自らがパイロットを務める。「ノーラ」脱出後は新たに作成したウェアを活用しつつヴェイガンの襲撃を退けていき、のちのコウモリ退治戦役における勝利の立役者となる。

    25年後の第2部では有事に備えてアスノ家の馬小屋に秘匿され、バルガス・ダイソンの手によってさらなる改良や整備が施されている。「トルディア」に襲撃してきたヴェイガンを撃退すべくアセム・アスノが起動させ、後継機AGE-2が完成するまで彼の乗機となる。AGE-2の配備後は連邦軍総本部「ビッグリング」へと移送され、胸部のAGEシステムを撤去したフラット仕様に改装される。

    なお、アニメ最終話のエピローグおよび『PSP版』のエンディング(A.G.201年時)にて、地球の首都ブルーシアにあるガンダム記念館に、本機が胸部のAGEシステムを装備した状態で永久保存されているのが確認できる(この時フリットは既に他界している)。

    また、アンバット攻防戦後、残存の予備パーツ1機分を基にデータ取得用の2号機(AGEシステム非搭載)が新造され、後に開発されたアデルの雛形となったほか、2号機(および1号機)のために「アサルトジャケット」の開発も行われた。

  • ガンダムAGE-1タイタス

    • Height17.6 m
    • Weight62.5 t
    • Pilotフリット・アスノ

    型式番号:AGE-1T

    バクトのパワーと強固な電磁装甲に対抗すべく開発された近接戦闘形態。

    赤基調のカラーリングとがっしりした体型が特徴。ウェア自体のパワーと装甲強度に加え、各部に内蔵されたビームフィールド発生装置を併用することで、攻防を兼ね備えた圧倒的な戦闘力を発揮する。

    両前腕に輪状にビームを発生させる「ビームラリアット」、両肩の「ビームショルダータックル」、両膝の「ビームニーキック」などを繰り出して戦う。「磁気旋光システム」のリミッターを解除することで、さらに攻撃力を高めることができるが、過負荷で四肢が損傷する危険があるため通常は使用されない。

    瞬発性能の高いスラスターにより高い突進力を確保しているが、重量級の機体ゆえに小回りが利かず高速戦闘には対応していない。

  • ガンダムAGE-1スパロー

    • Height18.7 m
    • Weight33.4 t
    • Pilotフリット・アスノ

    型式番号:AGE-1S

    ゼダスの機動性に対抗すべく開発された高速戦闘形態。

    青基調のカラーリングと細身な体型が特徴。徹底した軽量化と各部に内蔵された姿勢制御バーニアによって、過去のMS史上かつてない機動性と運動性を実現しており、忍者のように敵の死角に回り込みながらの近接戦闘を可能としている。

    ウェアの特性上、ある程度の低探知性も求められることから、熱や電磁波を放出する機器やビーム兵器の類は排除されている。

    武装は、臀部に懸架された短剣状の高周波振動ブレード「シグルブレイド」と、両膝に内蔵された奇襲装備「ニードルガン」。

    シグルブレイドの刀身には、高密度プラズマと硬化金属による特殊表面処理を施したレアメタル合金が採用されており、運用次第ではビームサーベルを上回る切れ味を発揮する。ただし、素材が摩耗しやすいため長時間の使用には向かず、一定ごとの最硬化処理を必要とする。また、小ぶりな外見に反してこの素材は非常に重く、全身の体捌きにバーニアの推力を上乗せして振るうことで初めて本来の性能を引き出すことができる。

  • ガンダムAGE-2ノーマル

    • Height18.3 m
    • Weight28.7 t
    • Pilotアセム・アスノ

    型式番号:AGE-2

    第2部主役機。AGE-1の戦闘データを解析して開発された第2世代ガンダムで、連邦軍入隊後のアセム・アスノの搭乗機。

    MS形態時の3倍の推力を発生する長距離高速飛行形態「ストライダー形態」への変形機構を備え、MS形態での近接戦闘を併用した変則的な戦法を得意とする。また、ストライダー形態時は単独での大気圏突入も可能。両肩に配置された4枚の大型可動翼は、ストライダー形態時に主翼として機能する。

    ストライダー形態時の機首を兼ねる主武装「ハイパードッズライフル」は、1射でMS2機を貫通する威力を持つ。リアスカートアーマーには全ウェア共通の標準装備である双刀式のビームサーベル2基、両肩にはストライダー形態時の機銃となるビームバルカンを2門、左腕には小型のシールドを装備する。

    「トルディア」出港時のディーヴァに配備され、新造されたウェアを活用しつつ、様々な激戦を潜り抜けていく。

    A.G.151年のアセムの最後の任務における、EXA-DBを守護する大型MS「シド」との遭遇・戦闘で機体は大破するが、宇宙海賊ビシディアンによってその残骸が回収され、ダークハウンドへと改修される。

  • ガンダムAGE-2ダブルバレット

    • Height18.3 m
    • Weight31.3 t
    • Pilotアセム・アスノ

    型式番号:AGE-2DB

    敵包囲網の単機突破を目的とした火力特化仕様。ゼイドラ・クロノスとの交戦経験を元に開発された対Xラウンダー用装備でもある。アセムが得意とする二刀流・二丁拳銃での戦闘スタイルを活かすべく、ハード・ソフト両面での最適化が行われている。

    専用武装は手持ちのドッズライフルとしても使用される両肩サイドバインダーの「ツインドッズキャノン」2門、キャノン排除後のバインダー基部に内蔵されたビームソード計2基、両脛後部の「カーフミサイル」計4基。ツインドッズキャノンの遠距離砲撃やカーフミサイルの弾幕による迎撃・けん制に加え、両手・両肩の計4基のビームサーベルを同時使用した近接戦闘も可能。ツインドッズキャノンはストライダー形態時に前方に砲門が向けられ、双胴機のようなシルエットを形成する。

  • ガンダムAGE-2ノーマル(SPカラー)

    • Height18.3 m
    • Weight28.7 t
    • Pilotアセム・アスノ

    第28話に登場。「特務隊仕様」とも呼ばれる、亡きウルフの遺志を継いだアセムの意向で、全身が純白に再塗装されたAGE-2。「ノートラム」攻防戦から1年後のA.G.142年にて、新設された「特務隊」の隊長機として運用され、連邦首相フロイ・オルフェノア抹殺のために慰霊式典を襲撃したメデル・ザント率いるヴェイガンの残党軍と戦った。

  • ガンダムAGE-3ノーマル

    • Height18.5 m
    • Weight68.4 t
    • Pilotキオ・アスノ

    型式番号:AGE-3

    第3部主役機。軍を退役したフリットが独自に開発した第3世代ガンダム。地球に侵攻しつつあるヴェイガンを迎撃するべく起動され、アセムの息子であるキオ・アスノが搭乗する。

    頭部とバックパックに変形する小型航空機「コアファイター」(Aパーツ)と、「Gセプター」など胴体(ウェア)に変形する各種大型機(Bパーツ)が合体して完成する分離・合体機構を持つ。パーツ自体に機動性を持たせたことでより迅速な空中換装が可能となり、分離しての回避や撹乱といった奇抜な戦法を採ることもできる。合体後はBパーツ側の座席がコアファイター側に移動し、複座型のコクピットを形成する。本来これは実戦に不慣れなキオをサポートするために組まれた構造だが、ロストロウラン到着前に彼の習熟を確認したフリットの判断によって単座式に改装される。

    長期の大戦に亘り得られたヴェイガン側の技術が応用されており、1000トンを超す重MSレガンナーを持ち上げたまま飛行できるほどの膨大なスラスター推力と、複数の大型火器を同時運用できるほどのジェネレーター出力を有している。

    ディーヴァのフォトンブラスターキャノンの技術が応用された主砲「シグマシスライフル」は、従来のMSの範疇を超えた破壊力を生み出す。さらにAGEビルダーが作成した追加バレルを装着することで、「小型版フォトンリング・レイ」と通称される戦略兵器「ブラスティアキャノン」となる。この形態では戦艦をも一撃で破壊する威力を発揮するが、AGEビルダーのデータが不足していたため耐久性が低く、初回の砲撃のみで砲身が自壊する。両腕の装甲内には接近戦用のビームサーベルを計2基格納する。このサーベルは、手に持つ以外にも前腕から直接ビーム刃を発生させることも可能。

    オリバーノーツ市街での初陣から各地を転戦するが、次第に成長するキオのXラウンダー能力に機体の反応速度が追い付かなくなり、「セカンドムーン」周域におけるガンダムレギルスとの戦闘で甚大な損傷を受けたため、発展型であるAGE-FXへと改修される。

  • ガンダムAGE-3フォートレス

    • Height18.5 m
    • Weight73 t
    • Pilotキオ・アスノ

    型式番号:AGE-3F

    重砲撃型ウェア「Gホッパー」と合体した陸戦形態。飛行能力を犠牲にし、脚部に内蔵された高出力ホバーユニットによって、砂漠や湿地などの不整地を高速で滑走することが可能。その総合火力はAGE-2ダブルバレットの2倍以上に達し、文字どおりの「移動要塞(フォートレス)」として戦場を席巻する。

    両肩と両腕に計4門装備された大型砲「シグマシスキャノン」は、単門でもシグマシスライフル以上の威力を持つ。全砲門を最大出力で開放することで、射線上に存在するすべての物体を薙ぎ払うほどの威力を発揮する。砲身自体の強度も極めて高く、接近戦では打撃武器や防御装甲としても使用され、さらに拳による攻撃も可能である。

  • ガンダムAGE-3オービタル

    • Height18.5 m
    • Weight69.2 t
    • Pilotキオ・アスノ

    型式番号:AGE-3O

    高機動型ウェア「Gバイパー」と合体した宇宙戦形態。背中や脚部に増設された大出力スラスターにより、加速・制動・旋回すべての機動性能が大幅に向上する。高速飛行時は、両足首が爪先立ちのように折り畳まれるのが特徴。地上戦闘にも対応可能な汎用性を持つ。

    主武装の長銃身砲「シグマシスロングキャノン」は、Xラウンダーの先読み能力を照準補正に利用することで、光波推進システムによって制御された疑似斥力フィールドの電磁干渉によるビームの軌道を屈折させる。これを利用して遮蔽物の影から目標を狙撃し、すぐさまその場から高速移動するという戦法をとることが可能となっている。両前腕にはノーマルウェアと同型のビームサーベル2基を格納しているが、本来は白兵戦向けのウェアではないため、実戦では僚機との連携が必要となる。

  • ガンダムAGE-1フラット

    • Height18 m
    • Weight43.4 t
    • Pilotフリット・アスノ

    型式番号:AGE-1F

    第2部以降に登場。AGEシステム撤去後の姿。AGEシステムを外した後の胸部のAマークを装甲で覆い、頭部カメラ・センサーの発光色が緑から黄色に変化している。それに伴いセンサー系も変更されたようで、アデルの開発を経たことで、別の機体と言えるほどの能力向上が図られている。AGEシステムの代わりに、指揮管制システムを搭載し、指揮官機としてより高性能を発揮することが可能となった。

    ビッグリング攻防戦以降から再びフリットが搭乗し、往年の技量をもってゼイドラやクロノスと渡り合う。「ノートラム」攻防戦では、大型ミサイルを搭載した複合兵装「ゼフルドランチャー」を背部に装着して出撃し、移動要塞ダウネスの推進システム破壊に貢献する。しかし、その後にダズの搭乗するドラドLの猛攻・自爆を受けて、機体は大破している。

    第3部では連邦軍の管理下で保守整備やアデルマークIIの開発ノウハウを基にした改修が続けられており、完成から半世紀が経過してなお現役の状態を保っている。連邦軍臨時総本部「ロストロウラン」に入港したディーヴァに再度搭載され、ともに宇宙に打ち上げられる。ヴェイガンの猛攻で窮地に陥ったキオのAGE-3を援護するべくフリットが搭乗し、性能で上回るギラーガやザムドラーグを相手に善戦するも、中破・行動不能となる。

  • ガンダムAGE-FX

    • Height18.5 m
    • Weight63 t
    • Pilotキオ・アスノ

    型式番号:AGE-FX

    第4部主役機。火星圏でのAGE-3の戦闘データを基にAGEシステムが導き出した究極のガンダム。「FX」は「Follow X-Rounder(Xラウンダーに追従する)」の略で、AGE-3の反応速度を凌駕する成長を見せたキオの専用機であることを意味する。

    大破したAGE-3のコアユニットに新設計のフレームを組み合わせ、徹底した軽量化とスラスター増設による機動性強化、Xラウンダー対応の新武装によりガンダムAGEシリーズ最強の性能を得ている。歴代ガンダムの特徴であるウェア換装機能は省略され、各部に設けられたハードポイントに各種武装を選択装備する方式となっている。コアファイター・システムも引き続き採用されているが、機首をMS部の背中に挿入する合体方式となり、より脱出ユニットとしての側面が強くなっている。カラーリングは、歴代ガンダムのトリコロールから赤を廃した白・青主体の配色となっている。

    主武装の「スタングルライフル」は、先端のバレルを展開した高出力形態「チャージモード」への変形機構を備えており、オプションの大型バレルを合体させることで最大出力形態「ダイダルバズーカ」となる。両腕のビームサーベルは、手持ち機能を廃止した完全な内蔵式。全身各所には、ギラーガやレギルスとの交戦経験を基に開発された大型6基、小型8基の刀剣型オールレンジ攻撃兵器「Cファンネル」を装備。Cファンネルはそれ自体がシールドとしての機能を持ち、数基を密集させて防御面積を拡大させたり、一定範囲に展開することで攻防一体のビームバリアを形成する。1基を前腕のビームサーベル発振口に差し込むことで、通常の剣としても使用可能。

    ラ・グラミス攻略戦直前に、新形態「FXバーストモード」が追加される。この機能は、Cファンネルの制御機能低下と引き換えに機体の機動性を極限まで高め、単機での大量撃破を可能としている。モード発動後は全身のファンネルポートから余剰エネルギーを応用した青白いビームサーベルが展開し、格闘能力も飛躍的に高まる。

    小説版第4部ではフリットとエミリーの夫妻とロマリーが開発した機体となっている。そのため、AGE-3の改修型ではなく後継機という位置づけとなる。当初から隠し機能としてバーストモードが設定されており、さらにモード発動時のAGE-FXがキオのXラウンダー能力の範囲の強化と増加を可能とする「FXシステム」が追加されている。その真の機能は、Cファンネルを通してキオの想いを量子化し、人々に伝えることであるとされている。ヴェイガンギア・シドとの最終決戦では、ダークハウンドのドッズランサー、レギルスシールド、ダイダルバズーカ、両腕に固定したシグマシスキャノンを装備して出撃する。最終的にすべての武装を失うも、ウットビットの細工でコアファイターのハードポイントに搭載されていた旧式のビームダガーを用いてヴェイガンギア・シドの最終装甲を破壊し、ゼラをコクピットごと救出することに成功する。

  • ガンダムAGE-1グランサ

    • Height18 m
    • Weight93.1 t
    • Pilotフリット・アスノ

    型式番号:AGE-1G

    第4部に登場。破損したAGE-1フラットの修復と並行して、全身に増加装甲と火器を施したフルアーマー仕様。

    正にAGE-1の最終形に近い形態で、武装は両腕にビームサーベルとシールドとしての機能を併せ持つ二枚板バレル付きの複合武装「シールドライフル」を装備しているほか、両肩に4門、両足に2門の計6門のミサイルランチャーを搭載している。

    ルナベース攻略戦時に初めて実戦投入され、ヴェイガンのXラウンダー専用機とも互角に渡り合う戦闘力を発揮する。

    ラ・グラミス攻防戦では、背部にビームランチャーと重量増に対応した推進用スラスターが搭載された複合兵装「グラストロランチャー」を装備した「フルグランサ」仕様で出撃している。

  • ガンダムレギルス

    • Height19.1 m
    • Weight71.2 t
    • Pilotゼハート・ガレット

    型式番号:xvm-fzc

    第3部以降に登場。鹵獲されたAGE-3の解析データと、EXA-DBサブユニット内のデータを融合させて完成したヴェイガン版ガンダム。ヴェイガン最高指導者フェザール・イゼルカントが自ら搭乗し、のちに指導者の座を引き継いだゼハートに受け継がれる。

    地球製ガンダムに準拠したトリコロールのカラーリングを持つが、各部の形状はギラーガ系に類似している。頭部メインカメラはヴェイガン機らしいスリット状となっているが、限界稼動時にはガンダム的なツインアイ状に展開し、索敵能力も向上する。その戦闘力はAGE-3以前の地球製ガンダムやギラーガ以前のXラウンダー専用機をはるかに凌ぎ、全力を出したゼハートの能力に完全対応することができる。頭部とウイング・尻尾を含めた背部ユニットは、「レギルスコア」と呼ばれるコアファイターに似た脱出ユニットとして分離可能。

    武装は通常のビームライフルを凌駕する威力を持つ「レギルスライフル」、頭部内蔵式のビームバルカン2門、胸部中央のビームバスター、尻尾状の可動式ビーム砲「レギルスキャノン」。さらにヴェイガン機としては珍しく、手持ちの防御装備である「レギルスシールド」を持つ。シールドにはギラーガビットと同系列の胞子型ビット「レギルスビット」を多数内蔵しており、攻撃のほかにも自機周辺に球状に密集させることで防御用のビームバリアとなる。

    ラ・グラミス攻防戦においてアセムのAGE-2ダークハウンドと激突するが、死者たちの幻影に嘲笑され平静を欠いたゼハートの精神状態から本来の性能を発揮できず、アセムの的確な対処により武装を次々と破壊され撃破される。

  • ガンダムAGE-1フルグランサ

    • Height18 m
    • Pilotフリット・アスノ

    型式番号:AGE-1G

  • ガンダムAGE-2ダークハウンド

    • Height18.6 m
    • Weight32.1 t
    • Pilotアセム・アスノ

    型式番号:AGE-2DH

    第3部以降と『〜追憶のシド〜』に登場。「キャプテン・アッシュ」を名乗り宇宙海賊ビシディアンの首領を務めるアセムの搭乗機。本来はビシディアンの若頭ウィービック・ランブロが搭乗する予定だったが、彼がシドとの戦闘で消息不明となったため再びアセムが乗り込む。

    シドとの戦闘で大破したAGE-2の残骸を元に、マッドーナ工房が独自の改修を加え完成させた。額と胸部に施された髑髏のレリーフと、右カメラアイのアイパッチ(眼帯)型照準用バイザーが特徴。胸部の髑髏マークには、眩惑用の発光装備「フラッシュアイ」が内蔵されている。改修前の変形機構も完璧に復元され、機動性は改修前よりも向上している。さらに、ストライダー形態時の推力を飛躍的に高める「ハイパーブースト」機能が追加され、複数の僚機を牽引しつつ速やかな戦域離脱が可能となっている。カラーリングはビシディアンのチームカラーであり、低視認性を重視した黒とグレーのツートン。

    武装は奇襲や格闘といった海賊行為に適した構成となっている。ハイパードッズライフルを改修した「ドッズランサー」は、銃身が刺突用の長大な槍に換装され、両側には牽制射撃用のドッズガンが内蔵されている。両肩のマント型バインダーには、手持ちでの使用も可能なフック型有線射出兵器「アンカーショット」を装備。これで捕捉した敵機に高圧電流を流しこむことで、内部のパイロットや電子機器に直接ダメージを与えることができる。ワイヤー自体の強度も高く、自機の質量を上回る物体を牽引したり、回転させることでシールドとしての使用も可能。また、ビームサーベルの柄同士を連結させて投擲武器として使うこともできる。

  • Gエグゼス

    • Height18.2 m
    • Weight47.2 t
    • Pilotウルフ・エニアクル

    型式番号:WMS-GEX1

    第1部に登場。AGE-1を超える高性能機を求めていたウルフ・エニアクルが、マッドーナ工房に製造を依頼したカスタム機。同工房製のシャルドールをベースに、ウルフがディーヴァから無断で持ち出したAGE-1のデータを投じて完成した。機体名にはガンダムの頭文字である「G」が冠され、頭部のツインアイなどガンダムを強く意識した形状を持つ。カラーリングはジェノアスカスタムと同様の白一色。

    バックパックは2基の大出力スラスターを備えた専用品に換装され、コロニー重力下での高高度跳躍を連続して行うことができる。パワーにおいてもバクトと互角の水準を確保しているが、機体の設計図を見たフリットの発言によれば、関節の機構や柔軟性ではAGE-1に劣るとされる。のちにマッドーナ工房によって量産化され、さらなる改修を施した上で宇宙海賊などの非合法組織に供給される。

    武装は、ドッズライフルと同等の威力を持つ専用ビームライフル、バックパックの高出力ビームサーベル2基、頭部に固定装備されたビームバルカン2門、両腰に内蔵されたミサイルポッド計4基。防御装備として、表面にウルフマークが描かれたシャルドール純正のシールドを携行する。ウルフはビームサーベル2基を駆使した二刀流戦法を好み、この戦法を「狼の牙(ウルフファング)」と命名する。

  • Gバウンサー

    • Height18.6 m
    • Weight33.9 t
    • Pilotウルフ・エニアクル

    型式番号:WMS-GB5

    第2部に登場。A.G.140年時におけるウルフの搭乗機。機体名や外観からGエグゼスの後継機と見られることも多いが、こちらは直接AGE-1の設計を基に開発されたため、構造的には別物と言える機体である。同じくAGE-1を母体とするアデルとは一定の互換性を持つが、こちらはウェアシステムを廃止し、スパローウェアを参考にした機動性重視の仕様に固定されている。その証拠として、脚部形状がスパローに酷似している。背中には、側面に2基の開閉式バーニアスラスターを備えた一対の大型テールバインダーを持つ。

    武装は専用ドッズライフルと両腰のビームサーベル2基、ウルフマークを模した左腕のシールド。シールド先端には鉤状のシグルブレイドが取り付けられており、取り外して手持ち武器として使用することもできる。

  • ジェノアス

    • Height18 m
    • Weight41.2 t
    • Pilotラーガン・ドレイス, 地球連邦軍兵士

    型式番号:RGE-B790

    第1部に登場。地球連邦軍の発足と同時に配備された、主力量産型MS。頭部前面を覆うクリアブルーのバイザーが特徴で、その内部には単眼式のメインカメラがある。運用領域を問わない高い汎用性を持つ。機体の基本フレームなどは作業機であるデスペラードからの流用である。銀の杯条約以降に開発されたこともあり、ヴェイガン製MSと比べ装甲や武装面で劣っている。

    武装は、射撃用の「ビームスプレーガン」と、接近戦用の「ヒートスティック」だが、いずれもヴェイガン製MSの装甲の前ではまったく無力な兵器として描写されている。左腕のハードポイントには、ヒートスティックのラックを兼ねた小手状のシールドを装備する。

    パイロットや部隊ごとにさまざまなカラーリングや改造を施された機体が存在し、小説版では多様な武装やバリエーション機が登場する。

    アリンストン基地配備機のカラーリングは、白とピンクのツートンで、このうちディーヴァに艦載されたラーガン機は「ファーデーン」滞在中に胴体装甲が二重に強化され、「ミンスリー」出港時にはドッズライフルを基に新造された「ドッズガン」を装備する。第8宇宙艦隊所属機のカラーは白とブルーグレーのツートン。

  • ジェノアスカスタム

    • Height18.2 m
    • Weight42 t
    • Pilotウルフ・エニアクル

    型式番号:RGE-B790CW

    第1部に登場。ウルフ・エニアクルがマッドーナ工房に改造を依頼した専用機。

    「白い狼」の異名に合わせた白一色のカラーリングが特徴で、ブレードアンテナとバイザー内に高精度ツインアイセンサーを持つ専用頭部、2発に増設されたバックパックのスラスターなど、一般機とは大きく異なる形状を持つ。運動性能を高めるため、あえて操作性を犠牲にした調整が施されている。

    専用武装として、先端に銃剣を取り付けた「ビームスプレーガンlllB」を装備する。そのほかの武装は一般機と共通だが、シールドの表面には狼を模したパーソナルマーク(ウルフマーク)が描かれている。

    劇中での戦闘シーンは第4話と第5話のみ。第8話からウルフがGエグゼスに乗り換えたことに伴い、マッドーナ工房に払い下げられる。

  • アデル

    • Height18 m
    • Weight42.4 t
    • Pilotマックス・ハートウェイ(ディーヴァカラー1号機), アリーサ・ガンヘイル(ディーヴァカラー2号機), コンラッド, ナディア

    型式番号:RGE-G1100

    第2部以降に登場。AGE-1の基本フレームとウェアシステムを採用した「量産型ガンダム」と呼べる機体。ただし、未だ技術解析が進んでいないAGEシステムは搭載されていない。頭部はジェノアスと同様のバイザー型だが、内部のセンサーはガンダムや後述するGエグゼス、Gバウンサーと同様のツインアイ方式を採用している。一般機のカラーリングは薄緑と白のツートン。ディーヴァ所属機は青と白のツートンとなっており、胸部には個体識別用の番号が描かれている。

    主武装のドッズライフルには高精度センサーを内蔵した新設計のバレルが採用され、狙撃モードに変形することなくAGE-1以上の命中精度を確保している。両腰のビームサーベル2基と左腕のシールドはAGE-1の物とほぼ同等品。AGE-1と異なり、ビームサーベルは全ウェア共通の標準装備となっている。

    ディーヴァ所属機は、第23話ではタイタスウェア、第25話ではスパローウェアに換装しての戦闘シーンが描かれる。第3部以降では旧式化しつつも現役で運用されており、後述のキャノンやマークII、Gバウンサーのテールバインダーを装備した機体なども登場する。外伝漫画『トレジャースター』では民間や研究機関などに払い下げられた機体も存在するという設定で登場する。

  • アデルキャノン

    • Height18 m
    • Weight45 t
    • Pilot地球連邦軍兵士

    型式番号:RGE-G1100C

    第2部以降に登場。キャノンウェアを装着した支援砲撃機。専用武装は両肩のドッズキャノン2門と3連装ミサイルポッド2基。両腕には小型のシールドが追加され、両膝には射撃時の姿勢安定用アンカーが内蔵されている。腰背部にはキャノンの予備カートリッジを懸架する。ウェアのカラーリングは紺色。

  • ジェノアスII

    • Height18.2 m
    • Weight42 t
    • Pilotオブライト・ローレイン(ディーヴァカラー), 地球連邦軍兵士

    型式番号:RGE-B890

    第2部に登場。ウルフが搭乗していたジェノアスカスタムの制式採用型。ウルフ機ではいささか過敏だった操縦性を改善し、一般パイロットにも扱いやすいよう調整されている。ジェノアス自体の運用実績の長さから多くのパイロットたちに支持され、後継機アデルの登場後も長く連邦軍の主力を担う。

    一般機のカラーリングはアリンストン基地配備のジェノアスと似た白とピンクの配色で、オブライト・ローレインが搭乗するディーヴァ所属機は白と青で塗装されている。武装は、第1部でディーヴァ陣営の量産機が装備していたものと同型のドッズガンと、シールドに格納されたビームサーベル。本機以降の連邦製MSの装甲はAGE-1並みに強化されており、ヴェイガン製MSのビームバルカン程度では致命傷を与えられないようになっている。

  • シャルドール改

    • Height18.2 m
    • Weight60.2 t
    • Pilot地球連邦軍兵士

    型式番号:RGE-C350S

    第2部以降に登場。連邦軍向けに製造されている改修機。ジェノアスIIやアデルとともに主力機として運用され、主に民間から徴用されたパイロットたちに好まれて使用されている。

    Gエグゼスを参考に頭部や肩、バックパックの形状が変更され、これらを含む一部が白く塗装されている。新規武装として、頭部にビームバルカン2門、バックパック上部の折り畳み式ラックにビームサーベルを装備。第49話では、メガランチャー(第1部のシャルドールMの武装と同型)を装備した機体も登場している。

  • ジェノアスOカスタム

    • Height18.2 m
    • Weight48.2 t
    • Pilotオブライト・ローレイン

    型式番号:RGE-B893CO

    第3部以降に登場。オブライトのジェノアスIIに近代化改修を施した機体。

    スラスターの増設・強化や頭部形状の変更が行われ、二枚板バレル型のドッズライフルを装備している。カラーリングは改修前と同じく、青と白のツートンカラーとなっている。

    ラ・グラミス攻防戦において、フラムのフォーンファルシアと相打ちとなり、その後ディグマゼノン砲の照射に呑まれて消滅する。

  • クランシェ

    • Height17.6 m
    • Weight26.5 t
    • Pilotシャナルア・マレン, デレク・ジャックロウ, ジョナサン・ギスターブ, オーデック・ヤダン, デビット・クルード

    型式番号:RGE-G2100

    第3部以降に登場。AGE-2のデータが反映された可変型量産機。

    各形態への変形は専用OSによって完全に自動化されており、機構自体もAGE-2より単純化している。頭部バイザーはジェノアス・アデルよりもやや長い楕円形状となり、内部のメインセンサーはH字型となっている。スキッドタイプの着陸脚を採用しているAGE-2に対し、こちらは重力下での離着陸を考慮した車輪型が採用されている。自力での飛行能力を持たないジェノアス・アデルタイプに比べ格段に高い機動性を持つが、ウェアシステムが採用されていないなど汎用性では劣る面もある。また、各形態の使い分けに一定の練度が求められることから搭乗を敬遠するパイロットも多く、同時期に開発されたアデルマークIIに比べ量産体制は小規模なものとなっている。

    武装は飛行形態の機首を兼ねる二枚板バレルのドッズライフル、頭部内蔵式のビームバルカン2門、両前腕に内蔵された固定式ビームサーベル2基、手持ちのビームサーベル1基が格納された左腕の小型シールド。制式カラーは白とピンクのツートン。小説版第3部では偵察仕様の機体も登場する。

  • クランシェカスタム

    • Height17.6 m
    • Weight28.5 t
    • Pilotセリック・アビス

    型式番号:RGE-G2100C

    部隊長用の上級機。頭頂部に1本のブレードアンテナが増設されたほか、バイザー内にスリット型メインセンサー1基と六角形型サブセンサー2基が内蔵され、肩部バインダーや大腿部の形状も一般機と異なっている。左右のバインダーには、飛行形態用の可変翼と、AGE-2ダブルバレットのデータが反映されたツインドッズキャノンが内蔵されている。

    主に劇中では、薄緑と白に塗装されたセリック・アビス機が登場する。

  • アデルマークII

    • Height18 m
    • Weight42.4 t
    • Pilot地球連邦軍兵士

    型式番号:RGE-G1500

    第3部に登場。陸上戦闘に最適化された改修機。各部の強化に加え、地上での高速走行を可能とするローラー型ダッシュユニットを脛と足裏に内蔵している。主武装のドッズライフルは、取り回しに優れた短銃身型を採用している。

    カラーリングは濃淡2色のグリーン。本質的には旧式機ではあるが、可変機特有の癖を持つクランシェに比べてパイロットたちからの評価は高く、A.G.160年代における連邦軍の事実上の主力機となっている。小説版第3部では、重砲撃型や狙撃型といったバリエーションが登場する。

    半世紀に渡るAGE-1の運用や整備には、中枢以外のほとんどに本機のパーツが使われている。

  • アデルマークII(宇宙用)

    • Height18 m
    • Weight42.4 t
    • Pilot地球連邦軍兵士

    型式番号:RGE-G1500

    第4部に登場。アデルマークIIの宇宙戦用仕様。宇宙で不要となった脚部のダッシュユニットがバーニアスラスターに換装されている。カラーリングは濃淡2色のグレー。

  • ファルシア

    • Height16.2 m
    • Weight29.2 t
    • Pilotデシル・ガレット

    型式番号:xvb-xd

    第1部第14話に登場。アンバット攻防戦で投入されたXラウンダー専用機。ほかのヴェイガン機に比べ二回りほど小柄で、ピンクのカラーリングが基調の女性的な体型をしている。

    最大の特徴は、別の機体に搭乗したXラウンダーの思考波を、本機のパイロットが受信・増幅して遠隔操作される点であり、この場合パイロットは必ずしも操縦訓練を受けた者である必要はない。つまり、本機はそれ自体がMSサイズのビット兵器であり、パイロットはアンテナに相当する生体部品と見なすことができる。通常の運用では、思考波の受信補助を兼ねた台座型の推進装置「ファルシアベース」に乗って行動する。

    専用武装は、背中に装備された実体剣「ファルシアソード」と、花状の遠隔誘導ビーム砲「ファルシアビット」5基。ファルシアビットは多方向からのオールレンジ攻撃が可能で、複数のビットを連結させることでより高出力のビームを発射する。

    ヴェイガンに拉致されたユリン・ルシェルを生体端末として起動し、デシルのゼダスに操られるままAGE-1スパローを追い詰める。しかし最期はAGE-1をかばってゼダスソードに貫かれ、ユリンもろとも爆散する。

  • デファース

    • Height38.5 m
    • Weight1012.2 t
    • Pilotギーラ・ゾイ

    型式番号:xvm-gz

    第1部終盤に登場。地球侵攻用に開発された陸戦用試作機。異様に長い脚部を持つ巨大な胴体に、通常サイズのMSの上半身が埋没したような形状を持つ。腹部の「デファースキャノン」を初め、全身に火器が満載されている。カラーリングは暗緑と黄色。アンバット内部に侵入したAGE-1を迎撃するべく、司令官のギーラ・ゾイが自ら搭乗する。宇宙戦には非対応ながらも、Xラウンダーの能力を擬似的に再現する制御システム「サイコメット・ミューセル」と要塞内部という地の利を活かしてAGE-1と互角に渡り合うが、決定的な好機をGエグゼスの乱入によって妨害され、AGE-1のビームサーベルで腹部を貫かれ破壊される。

  • ゼイドラ

    • Height20 m
    • Weight46.7 t
    • Pilotゼハート・ガレット

    型式番号:xvm-zgc

    第2部に登場。Xラウンダーとして本格的な覚醒を迎えたゼハート・ガレットの専用機。装備構成などはゼダス系の流れを汲みつつ、同時期に開発されたドラドの設計も積極的に採用されている。その性能はA.G.140年代におけるXラウンダー専用機の到達点と評され、ゼハートの技量と相まってドラドの3倍以上の速度で行動することが可能。しかし、それでも全力のゼハートの能力を受け止めるには負荷が重いため、彼は仮面状の制御デバイスを装着することで能力を抑えている。

    専用武装はビームサーベル内蔵の手持ち銃器「ゼイドラガン」と、ゼダスソードと同じく背部に取り付けられた実体剣「ゼイドラソード」、ハイパードッズライフルに匹敵する胸部の高出力火器「ビームバスター」。カラーリングは、ゼハートのパーソナルカラーである真紅に黄色のアクセント。

  • クロノス

    • Height20 m
    • Weight54.5 t
    • Pilotデシル・ガレット

    型式番号:xvm-dgc

    第2部に登場。砲撃戦に特化したゼイドラの姉妹機。成人したデシル・ガレットが搭乗する。専用武装は両肩のビーム砲「クロノスキャノン」2門と、ビームサーベル内蔵の手持ちガトリング砲「クロノスガン」、ゼイドラと同型の「ビームバスター」。ゼダスと同様に、ほかのMSを遠隔操縦する機能を持つ。カラーリングは黒に黄色のアクセント。

    アセムとの交戦の中で彼を庇ったウルフを撃墜するが、ウルフを殺された怒りに燃えるアセムの猛攻の前に敗れ、デシルもろとも爆散する。

  • ガフラン

    • Height19.4 m
    • Weight34.6 t
    • Pilotヴェイガン兵士

    型式番号:ovv-f

    初期の主力可変機。「ドラゴン型」と呼ばれる、翼付きの獣のような飛行形態に変形する。この姿のままでも陸上での歩行や戦闘が可能。カラーリングはダークブルーを基本とするが、パープルなど異なる塗装の機体も存在する。

    「天使の落日」での投入を手始めに、連邦軍の兵器群をまったく寄せ付けない性能を発揮するが、AGE-1のドッズライフルや、その技術を応用して作られたドッズガンが一般のMSに普及するようになると、相対的に優位性を失う。第2部以降も現役で運用されている。

  • ゼダス

    • Height19.3 m
    • Weight32.6 t
    • Pilotデシル・ガレット

    型式番号:xvv-xc

    第1部に登場。Xラウンダー用に開発された高機動型可変機で、デシル・ガレットの実質的な専用機。連邦側からはガフランの後継機、または上位機と目されている。

    コーン状に突出した胸部を機首に、頭部と両腕が露出したジェット機のような飛行形態に変形する。その機動性は現行コンピューターによる予測を大きく上回り、スパローウェアが開発される前のAGE-1を幾度も苦しめた。

    コーンの下部にはビームキャノンが内蔵され、尾はビームサーベルを上回る切断力を持つ実体剣「ゼダスソード」となる。ゼダスソードは掌のビームバルカン銃口を刀身の後端に差し込み、掌に吸い付けるような形で保持する。また、他のMSを遠隔操縦する機能を持っている。

    カラーリングはダークグレーとブラウンのツートン。

  • バクト

    • Height19.7 m
    • Weight40.4 t
    • Pilotヴェイガン兵士

    型式番号:ovv-a

    重装甲型の可変機。A.G.140年以降の機体に標準装備される電磁装甲を初めて採用した機体で、ドッズライフルのビームをも拡散・無効化する。近接戦闘に特化しており、他の機体を凌駕するパワーを持つ。

    胸部にある星型の部位からは、体当たり用の5連装ビームスパイクを発生可能。ガフランと同じドラゴン型の飛行形態に変形するが、脚部は鳥脚状にならず、脛の装甲が前後に展開する。カラーリングは濃淡グリーンのツートン。

    第1部では「ファーデーン」での戦闘を手始めに多数が投入され、AGE-1のタイタスウェア開発のきっかけとなる。第2部以降でもガフランとともに現役で運用されており、胸部のビームスパイクの形状が鉤爪状になるなど、若干の変更が加えられている。

  • ゼダスR

    • Height19.3 m
    • Weight32.6 t
    • Pilotゼハート・ガレット

    型式番号:xvv-xcr

    第2部に登場。よりXラウンダーへの適応性が高められた小改良型。一部の装甲色がブラウンから赤に、胸部のセンサーの色が赤から緑に変化している以外は外観上の変化はない。

    「トルディア」に潜伏中のゼハート・ガレットの専用機として運用されるが、やがて彼の能力に機体の反応速度が追い付かなくなったため、後継機のゼイドラに役目を譲る。

  • ドラド

    • Height20 m
    • Weight33.1 t
    • Pilotダズ・ローデン, イゴール・エバンス, ヴェイガン兵士

    型式番号:ovm-e

    第2部以降より登場。開発自体はガフランと同時期に行われ、構造にも多くの共通点があり、姉妹機といえる存在である。しかし、地球圏でその存在が確認されたのはA.G.140年代であったことから、連邦軍ではガフランの後継主力機と見なされている。

    変形機構を廃止することで陸上での運動性能が向上しており、より機動性に優れた設計となっている。オプション武装として、三連ビームバルカンやミサイルランチャーを内蔵したシールド状の兵装を両腕に装着することが可能。カラーリングはパープルを基調としているが、指揮官機などには異なるカラーリングやカスタマイズが施された機体も存在する。

    第2部開始時から複数機が登場し、ダズ・ローデンやイゴール・エバンスが搭乗。第3部でもダナジンやレガンナーとともに現役で運用されている。

  • ゼダスM

    • Height19.3 m
    • Weight32.6 t
    • Pilotマジシャンズ8

    型式番号:xvv-xcm

    8名で構成されたXラウンダー部隊「マジシャンズ8」の専用機。

    装甲の一部が黄色に塗装され、胸部のセンサーの色が赤くなっている点を除けば、ゼダスRとまったく同型の機体である。

  • ゼイダルス

    • Height20.1 m
    • Weight33 t
    • Pilotメデル・ザント

    型式番号:xvm-mzc

    第2部の第28話のみ登場。地球潜伏時におけるメデル・ザントの専用機。

    四肢や胴体形状はドラドと同形状、もしくは類似しているが、尾は蛇腹状で、頭部のセンサースリットは縦三本式となっている。

    専用武装は、両手に装備されたシグルクローと、尻尾先端に搭載されたシグルブレイド。この機体で使用されているシグルブレイドは、ヴェイガンと密約を交わした地球の企業・組織を通じて技術が流出した結果とされる。シグルクローは後にゴメルやウロッゾにも受け継がれている。
    連邦首相フロイ・オルフェノアを抹殺するため、部下とともに首都ブルーシアを襲撃するが、AGE-2との戦闘で撃破される。

  • ギラーガ

    • Height20.3 m
    • Weight53.8 t
    • Pilotゼハート・ガレット

    型式番号:xvt-zgc

    第3部以降に登場。ゼイドラに次ぐゼハート・ガレットの専用機。元々指揮官用に開発されていた実験機をベースに、ゼイドラと同様の機動性重視の調整が施され、真紅のパーソナルカラーに仕上げられている。

    ダナジンなどの異形機が主力となっているA.G.160年代のヴェイガン機の中では珍しく、汎用性の高い人型機として設計されている。

    主武装の双頭槍「ギラーガスピア」は、両端から鎌状や槍の穂先状のビーム刃を発生させるほか、2本の短槍に分割したり、先端からビームを発射する機能も備える。また、回転させることでシールドとしても使用可能。腰背部に装備された多関節構造の尾「ギラーガテイル」は、取り外して手持ちの鞭としても使用できる。

    胸部中央には、シグマシスライフルと同等の威力を持つ強化型「ビームバスター」を内蔵。後に新開発の脳波操縦システム「Xトランスミッター」と、それに対応した遠隔誘導兵器「ギラーガビット」を増設した「モードX」仕様に改装される。ギラーガビットは、左右の肘・膝・ウイングのクリスタルパーツから無数の胞子状ビットを散布し、目標を包囲・殲滅する。Xトランスミッターの出力を上げることでビットの制御数を増やせるが、パイロットの負荷も増大するため推奨されていない。

    ルナベース攻防戦にて、暴走状態となったティエルヴァの無差別攻撃を受け半壊する。

  • ギラーガ改

    • Height20.3 m
    • Weight53.8 t
    • Pilotレイル・ライト

    型式番号:xvt-rlc

    第4部に登場。ラ・グラミス攻防戦において、レイル・ライトが搭乗した機体。ゼハートが使用していた機体に小改修を施したもので、カラーリングが緑基調に変更されている以外、外観や武装に変化はない。

    レイルがXラウンダーではないためか、劇中ではビットの使用描写はなかった。最後はオブライトのジェノアスOカスタムに撃墜される。

  • ダナジン

    • Height18.4 m
    • Weight69.5 t
    • Pilotゴドム・タイナム(指揮官機), グラット・オットー(指揮官機), ヴェイガン兵士

    型式番号:ovv-af

    第3部以降に登場。地球本土への直接侵攻を目的とした量産機。過酷な自然地形での踏破性を追求した結果、人型からかけ離れた異形のドラゴン型MSとして設計された。鈍重そうな外見に反して動作は機敏で、そのパワーと相まって高い格闘性能を持つ。高速飛行時は、頭部左右のスタビライザーが顔面を覆うように閉じられ、脚部も収縮される。宇宙空間での運用も可能。

    武装はビームスパイクを発生可能な顎部のビームバルカン「ビームシューター」、腰部の「ダナジンキャノン」、内蔵火器を廃し打撃に特化された尾「ダナジンスピナー」。生産性の問題から、武装自体には数世代前の技術が使用されており、地上では砲撃機のレガンナーとの混成で運用されることが多い。任務によっては、射出式の捕獲ネットを外装することもある。カラーリングは一般機が緑、指揮官機がパープルとなっている。

  • ゴメル

    • Height18.2 m
    • Weight79 t
    • Pilotファントム3

    型式番号:ovv-gaf

    第3部に登場。砂漠戦のエキスパート部隊「ファントム3」が搭乗する可変機。長い両腕に短い両脚という類人猿のような姿を持つ。四肢を後方に畳むことで、砂中を高速潜航することができる。

    両手のシグルクローや、ビームスパイクとしても使用可能なゴメルキャノンを用いた格闘戦を得意とする他、腕部にはミサイルを搭載する。カラーリングはカーキ。無人機との連携で多数の戦艦やMSを破壊し、連邦軍を震撼させた。さらに3機が砂中で高速旋回することで巨大な砂嵐を発生させ、その中に敵を引きずり込む必殺技「デルタアタック」を繰り出す。

  • ウロッゾ

    • Height18 m
    • Weight78.5 t
    • Pilotレイル・ライト(指揮官機), ダレスト・グーン(指揮官機), ヴェイガン兵士

    型式番号:ovw-dc

    第3部に登場。ゴメルに類似した外観を持つ水陸両用機。

    変形方法はゴメルと同じだが、頭部がダナジンに近い形状となり、腕部の突起や胸部のビームキャノン(ウロッゾキャノン)の形状も異なる。胸部はウロッゾキャノンを取り外すことで、爆弾などの各種兵装を収納することができる。

    ゴメルと同じように陸上ではホバーを駆使した高速移動が可能。カラーリングは一般機がダークグリーン、レイルやダレストが搭乗した指揮官機は薄紫に塗装されている。

    ロストロウラン制圧戦で大量投入される。

  • ウロッゾR

    • Height18 m
    • Weight78.5 t
    • Pilotゼハート・ガレット

    型式番号:ovw-dc-2gc

    真紅に塗装されたゼハートの専用機。

    性能や形状は一般機とほぼ同じだが、Xラウンダーに対応した調整が施されている。

    ロストロウラン攻防戦におけるキオのAGE-3フォートレスとの戦闘で半壊し、そのまま乗り捨てられる。

  • ザムドラーグ

    • Height26.2 m
    • Weight110 t
    • Pilotザナルド・ベイハート

    型式番号:xvm-zbc

    第3部以降に登場。ザナルド・ベイハートの専用機。ザナルド本人に似た肥満・短足体型が特徴であり、ザナルドの脳髄と直結することで稼動する。大型機ながら、高い機動性と格闘能力を有する。通常のスリット型メインカメラのほか、ヴェイガン機には珍しいツインアイタイプのカメラを持つ。

    両足はマニピュレーターとしての機能を持ち、敵機の捕獲にも使用することができる。武装は1門がダナジンキャノン級の威力を持ち、ビームクローとしても使える両手指先の5連装ビームバルカン、ビームスパイクとしても使用可能な胸部の主砲「ザムドラーグキャノン」、打撃・捕獲用の尾「ザムドラーグテイル」。カラーリングは暗青色。後述のガンダムレギルス同様、「ザムドラーグコア」と呼ばれる頭部のコクピットは脱出装置を兼ねている。

    ラ・グラミス攻防戦においてディーンを彼に殺され、逆上を伴い自らの意志でFXバーストモードを発動させたキオのAGE-FXに撃墜される。

  • フォーンファルシア

    • Height16.2 m
    • Weight29.9 t
    • Pilotフラム・ナラ

    型式番号:xvb-fnc

    第4部に登場。フラム・ナラが搭乗するファルシアの発展機。カラーリングが薄いピンクとなっている以外は、原型機と形状の違いはない。フラム自身は正規教育を受けたパイロットであるため、遠隔操作の補助装置であるファルシアベースは除外されている。

    新規武装として、格闘戦用の鞭状ビームと射撃用の散弾状ビームを発生する「フォーンファルシアバトン」を装備している。さらにバトンの先端に5基のビットを合体させることで、砲撃力を高めることができる。

    ラ・グラミス攻防戦においてオブライトのジェノアスOカスタムと相打ちになり、ディグマゼノン砲の照射に飲まれ消滅する。

  • ティエルヴァ

    • Height18.8 m
    • Weight36.2 t
    • Pilotジラード・スプリガン

    型式番号:XMS-005

    第4部に登場。マッドーナ工房がGバウンサーをベースに開発したXラウンダー対応機。ヴェイガンに寝返った連邦軍大佐ジラード・スプリガンが搭乗する。

    黄緑のカラーリングと、ツインアイを覆うゴーグル状のバイザーが特徴。主武装のドッズライフルはGバウンサーと同型だが、シールドはシグルブレイドを持たない左右対称の形状となっている。バックパック両側のテールバインダーは、ビーム砲と突撃用のドリルブレードを備えた分離誘導兵器「Tビット」に換装されている。

    ルナベース攻防戦にてAGE-FXを追い詰めるが、ジラードのXラウンダー能力が暴走を起こし、敵味方のビット兵器の操作を奪って無差別攻撃を繰り返す。その後、キオに止めを刺そうとする瞬間にフリットのAGE-1グランサに撃墜される。

  • ジルスベイン

    • Height20 m
    • Weight46.7 t
    • Pilotディーン・アノン, Xラウンダー部隊

    型式番号:xvm-zgc

    第4部に登場。ラ・グラミス攻防戦に投入されたXラウンダー部隊の主力機。ディーン・アノンの搭乗機でもある。

    ゼイドラをベースに、ビット兵器用のXトランスミッターが搭載されているが、ビット自体は搭載されていない。カラーリングはクロノスとほぼ同じ。

  • グルドリン

    • Height11.5 m
    • Weight185 t
    • Pilotゴドム・タイナム

    型式番号:xvx-ooo

    第4部に登場。ラ・グラミス攻防戦にて、自分の乗機の調整が済んでいなかったゴドム・タイナムが独断で徴発した未完成機。

    胴体は壷状で正面に円錐状の部位と両側から長い腕が伸び、背部が推進器そのものとなっている。腕部(アタッチメント)は換装可能。頭部に相当する部位にはブレードアンテナが伸びているのみで、脚部も存在しない。先端のドリル「ビームスクレイパー」を利用した突撃や、腕部を使った格闘を主な攻撃手段とする。

    他機を遥かに凌ぐ加速性能を持つが、動きが直線的で読まれやすいという弱点がある。この弱点をセリックに突かれ、零距離からの連続射撃を受け撃破される。

  • ヴェイガンギア

    • Height31 m
    • Weight231.9 t
    • Pilotゼラ・ギンス

    型式番号:xvg-xxx

    最終話に登場。ヴェイガン最強のパイロットにしてイゼルカントのクローンであるゼラ・ギンスの専用機。

    ヴェイガンの火星における歴史の中で最古に位置する機体で、コロニー国家間戦争時の技術によって建造されており、後のヴェイガン製MSに影響を与えた。大型の機体ながら体型は極端に細く、頭部には赤い丸型ツインアイを持つ。ヴェイガン機としては珍しく、コクピットが胸部に位置している。

    武装は、尻尾の大出力ビーム砲「デルタゲイザー」と、両手首に装備されたフック状の「ヒートブレード」。

    ラ・グラミス攻防戦にて、ゼハート戦死の報を聞いたオクラムドの指示を受け出撃。ゼラの圧倒的な技量により、ガンダム3機をしてやっと抑え込めるほどの戦闘能力を見せる。戦闘の最中に来襲したシドと融合し、「ヴェイガンギア・シド」へと進化する。

  • ヴェイガンギア・シド

    • Pilotゼラ・ギンス

    ゼラのXラウンダー能力によって、背面にシドが合体した姿。

    ヴェイガンギアの格闘性能に加え、シドの砲撃力と自己修復機能を兼ね備えることで、攻守ともに隙のない性能を発揮する。コロニー国家間戦争時に建造されたヴェイガンギアのデータをEXA-DBで参照したシドが、自己修復と自己進化を兼ねて取り込もうとしていたとされている。

    合体直後にゼラもろとも暴走し、敵味方関係なく無差別攻撃を開始。破壊したラ・グラミスの残骸をシドの修復能力で吸収し巨大化、同時に戦闘能力を飛躍的に強化した。ラ・グラミスの解体作業を行っていたキオとフリットを強襲し追い詰めるが、連邦軍とヴェイガンの支援攻撃によって隙を突かれ、最後はFXバーストモードを発動したキオのAGE-FXに撃破される。

  • ガラ

    • Height18.3 m
    • Weight56.2 t
    • Pilotドン・ボヤージ

    型式番号:CMS-223G

    「ザラム」のリーダー、ドン・ボヤージが搭乗するカスタム機。

    マシンガン内蔵のモーニングスターを主武装とし、星球先端のスパイク部分に銃口がある。シールドはジラと同型だが、スパイクが付いている。

    カラーリングは黄土色。

  • ジラ

    • Height18.3 m
    • Weight56.2 t
    • Pilotザラム派兵士

    型式番号:CMS-223Z

    「ザラム」の量産型MS。武装はジラマシンガンZ06や投擲するグレネード、格闘用にヒートホークを装備する。また、ザクIIなどの物に似たL字型のシールドを持つ(通常は左肩に装着する)。カラーリングはこげ茶色。

  • エルメダ

    • Height18.4 m
    • Weight56.5 t
    • Pilotラクト・エルファメル

    型式番号:CMS-574E

    「エウバ」のリーダー、ラクト・エルファメルが搭乗するカスタム機。両肩のスパイクアーマーが特徴。主武装は両刃剣状のヒートソード(後にガフランとの戦闘で一度折られてしまっている)。シールドはゼノと同型。カラーリングは薄紫。

  • ゼノ

    • Height18.4 m
    • Weight56.5 t
    • Pilotエウバ派兵士

    型式番号:CMS-574X

    「エウバ」の量産型MS。武装はゼノマシンガンE15や投擲するグレネード、格闘用にスピア(先端部にはマシンガンが内蔵されている)を装備する。また、菱形状のシールドを持つ。カラーリングはダークブルー。

  • Gエグゼス ジャックエッジ

    • Height18.2 m
    • Weight46.2 t
    • Pilotギムル・マニング, キャプテン・アングラッゾ, ビシディアン兵士

    型式番号:BMS-004

    Gエグゼスを改修した量産機。

    ビシディアンの思想に賛同したマッドーナ工房によって製作・量産化された機体であり、主に熟練パイロット用の上級機として運用されている。

    髑髏の歯と海賊帽を模した頭部形状が特徴。

    主武装は、銃身下部に銃剣が取り付けられた「ドッズライフルIIB」と、斧状とピック状の2種類のビーム刃を発生する「ビームトマホーク」。

  • シャルドール ローグ

    • Height18.2 m
    • Weight41.2 t
    • Pilotラドック・ホーン

    型式番号:BMS-003

    シャルドール改を改修した量産機。

    「ローグ」は「悪党」を意味する。口元が髑髏の歯を模したデザインとなっている。

    主武装は、右腕と一体化した固定火器「ドッズバスター」と、斧状のビームサーベル系武装「ビームアックス」。

  • シド

    第4部と『〜追憶のシド〜』、『US』に登場。EXA-DBの警備システムとして運用されている大型無人MS。

    制御プログラムにはレウナ・イナーシュの父親の人格データが収められており、レウナとは何らかの形でコミュニケーションが可能とされている。本来は平和が訪れるまでEXA-DBを守る役割を担っていたが、イゼルカントのハッキングによってデータが流出。その影響で制御プログラムが封じ込められ、暴走。以降、EXA-DBに近づく者を全て抹殺対象として攻撃するようになった。

    昆虫的な外見を持ち、頭部センサーはモノアイ。カラーリングは『〜追憶のシド〜』では黒、第4部では薄い茶色が基調となっている。通常のMSの5~6倍の巨体でありながら、レギルスに追従できるほどの高い機動性を持つ。蓄積された戦闘データを基に自身の能力を強化する、AGEシステムに近い機能も搭載されている。

    武装・能力

    • フェザーミサイル(翼部分から発射)
    • ビームライフル(6肢の先端に内蔵され、鞭のような偏向射撃やビームサーベルとしての運用が可能)
    • 「見えざる傘」(本来は艦艇用のステルスシステムで、変則的な戦法を可能とする)

    レギルスの慣熟訓練を兼ねてEXA-DB確保に向かったゼハートを襲撃するが、途中で加勢したアセムの機転により動きを見切られ、レギルスのビームサーベルに貫かれて撃破。しかし完全には破壊されず、EXA-DBとともに小型サイズで生き残る。

    ラ・グラミス攻防戦では突如出現し、自身と同じ旧時代の遺物であるヴェイガンギアを乗っ取ろうとするが、ゼラの強大なXラウンダー能力によって逆に制御権を奪われ、「ヴェイガンギア・シド」となる。

    『US』では、EXA-DBの別の端末を守護する個体が、Aファンネル運用試験中のガンダムAGE-FXと交戦。本編や『〜追憶のシド〜』のシドとは同期していないため性能は劣るが、同様に進化する可能性を秘めていた。