
- Work機動戦士ガンダムAGE
- Height18.5 m
- Weight63 t
- Pilotキオ・アスノ
型式番号:AGE-FX
第4部主役機。火星圏でのAGE-3の戦闘データを基にAGEシステムが導き出した究極のガンダム。「FX」は「Follow X-Rounder(Xラウンダーに追従する)」の略で、AGE-3の反応速度を凌駕する成長を見せたキオの専用機であることを意味する。
大破したAGE-3のコアユニットに新設計のフレームを組み合わせ、徹底した軽量化とスラスター増設による機動性強化、Xラウンダー対応の新武装によりガンダムAGEシリーズ最強の性能を得ている。歴代ガンダムの特徴であるウェア換装機能は省略され、各部に設けられたハードポイントに各種武装を選択装備する方式となっている。コアファイター・システムも引き続き採用されているが、機首をMS部の背中に挿入する合体方式となり、より脱出ユニットとしての側面が強くなっている。カラーリングは、歴代ガンダムのトリコロールから赤を廃した白・青主体の配色となっている。
主武装の「スタングルライフル」は、先端のバレルを展開した高出力形態「チャージモード」への変形機構を備えており、オプションの大型バレルを合体させることで最大出力形態「ダイダルバズーカ」となる。両腕のビームサーベルは、手持ち機能を廃止した完全な内蔵式。全身各所には、ギラーガやレギルスとの交戦経験を基に開発された大型6基、小型8基の刀剣型オールレンジ攻撃兵器「Cファンネル」を装備。Cファンネルはそれ自体がシールドとしての機能を持ち、数基を密集させて防御面積を拡大させたり、一定範囲に展開することで攻防一体のビームバリアを形成する。1基を前腕のビームサーベル発振口に差し込むことで、通常の剣としても使用可能。
ラ・グラミス攻略戦直前に、新形態「FXバーストモード」が追加される。この機能は、Cファンネルの制御機能低下と引き換えに機体の機動性を極限まで高め、単機での大量撃破を可能としている。モード発動後は全身のファンネルポートから余剰エネルギーを応用した青白いビームサーベルが展開し、格闘能力も飛躍的に高まる。
小説版第4部ではフリットとエミリーの夫妻とロマリーが開発した機体となっている。そのため、AGE-3の改修型ではなく後継機という位置づけとなる。当初から隠し機能としてバーストモードが設定されており、さらにモード発動時のAGE-FXがキオのXラウンダー能力の範囲の強化と増加を可能とする「FXシステム」が追加されている。その真の機能は、Cファンネルを通してキオの想いを量子化し、人々に伝えることであるとされている。ヴェイガンギア・シドとの最終決戦では、ダークハウンドのドッズランサー、レギルスシールド、ダイダルバズーカ、両腕に固定したシグマシスキャノンを装備して出撃する。最終的にすべての武装を失うも、ウットビットの細工でコアファイターのハードポイントに搭載されていた旧式のビームダガーを用いてヴェイガンギア・シドの最終装甲を破壊し、ゼラをコクピットごと救出することに成功する。