
- Height19.8 m
- Weight51.4 t
- Pilot1号機:デンゼル・ハマー⇒セツコ・オハラ 2号機:トビー・ワトソン 3号機:セツコ・オハラ⇒デンゼル・ハマー
スーパーロボット大戦に参戦する作品
地球連邦軍の次期主力量産人型機動兵器。
「ガナリー・カーバー」と呼ばれる全領域対応汎用武装システムを使用するために開発され、戦技研究班「グローリー・スター」によって運用試験されている。全部で3機が存在し、本作の女主人公セツコ・オハラや、彼女と同じチームのデンゼル・ハマー、トビー・ワトソンが各々の機体に搭乗している。
機体性能自体に特筆すべき点はないが、非常に柔軟な関節構造と高い追従性による新兵からベテランまで受け入れる懐の広さを持ち、アムロ・レイには「兵器であることさえ除けば、これほど動かしていて楽しい機体はないだろう」と評されている。その一方で、現状の出力200%オーバーの負荷にも耐えうる堅牢なフレーム構造を有しており、これは将来的により強力なジェネレーターへの換装を視野に入れていることを意味している。
このように傑作機となる可能性を秘めた機体であるが、『Z』時の混乱によって開発が中断された形になってしまっている。『天獄篇』EDでは、セツコが元々いた世界において開発が再開され、バルゴラの制式量産化が決定している。
機体性能に特筆すべき点がないことを指摘された際、トビーは本機のプロトタイプの存在と、そのピーキーな性能について示唆している。
本機は設定出力の倍のエネルギーにも耐えうるよう設計されているが、そこまでの出力を実際に引き出すのは困難であり、ジェネレーターならばトロニウム・エンジンでもなければ不可能。この機体は正確に言うと「設定スペックの倍以上の出力を以って駆動するガナリー・カーバーを運用する」ことを前提に作られており、後にバルゴラ・グローリーとして生まれ変わった1号機がそれを証明している。ただし、これは「悲しみの乙女」によって成し得たある種の奇跡であり、並行世界のバルゴラに関しては詳細が不明。
設定画によると1号機以外のカーバーのコアは「コピー」とされている。デンゼルですら詳細を知らされていないことや、スフィア搭載の経緯が不明であること、量産計画の目的などを踏まえ、「元々1号機をスフィア搭載機として作り上げるのが目的で、量産計画はそのカモフラージュだったのではないか?」という仮説が存在するが、詳細は不明。
『Z』では「エンジンとOSはMS系のもの」と明言されており、『Z』の世界においては宇宙世紀系MSまたはその亜種と見なすこともできる。