Follow Us

機体リスト
勇者王ガオガイガー

共收録 23 台の機体。
  • ガオガイガー

    • Height31.5 m
    • Weight630 t
    • Pilot獅子王凱

    ガイガーと3機のガオーマシンが「ファイナル・フュージョン」によって完成するスーパーメカノイド。
    搭乗者である凱のGSジェネレーターと、各ガオーマシンのGSライドが連動することで、地球上のあらゆる兵器を凌駕するパワーを発揮する。右腕には破壊エネルギーを放つ攻撃装備、左腕には防御フィールドを展開する防御装備を備え、ゾンダーロボとの戦いにおいて主力となる。機動力も高く、背部のステルスガオー前方にあるジェット噴射口で飛行が可能。さらに、機体上部のノズルを全開にすることで瞬間的に走行速度を上げ、主に必殺技「ヘル・アンド・ヘブン」を放つ際に利用される。一方、表面装甲は堅牢だが内部の衝撃緩和能力は高くなく、耐熱限界は5,000度とされる。

    ガオガイガーはあらゆる戦局で決定的な突破戦力となり得るが、現存するのは1機のみで、その投入には慎重な判断が求められる。ファイナル・フュージョンの実行には、現場からの要請信号をGGG長官が承認し、オペレーターがF.F.管制・制御プログラムを起動するプロセスが必要。このプログラムによって基地のメインコンピュータからガイガーと各ガオーマシンへ合体指令が送信される。当初は成功率がほぼ0%、完了まで62.328秒かかっていたが、プログラム改良により大幅に向上した。それでも、EI-15戦のようにプログラムが機能しない場合は、各ガオーマシンにGGG隊員が搭乗し、マニュアル操作でF.F.を行う必要がある。この場合の成功率は60%に留まったが、凱を含む搭乗者4人が「勇気で補えば100%」と奮起し、合体に成功している。

    合体そのものが機体に負担をかける不完全な機構であり、さらに最大必殺技は搭乗者に大きな肉体的負担を与えるため、物語には常に緊張感があった。物語後半、機界原種との初戦で大破した際には、圧倒的な敵の力に対抗するためウルテクエンジンへの換装を実施。これにより最大出力は従来の2倍となる1,500万kW以上、走行速度は195km/h、飛行推進力は4.6倍の5,500tに向上。ただし、高高度性能の不足という新たな課題が浮かび上がり、その後ステルスガオーIIの投入によってさらなる強化が行われた。

  • スターガオガイガー

    • Height38.5 m
    • Weight716 t
    • Pilot獅子王凱

    物語後半から登場した、ガオガイガーの宇宙戦仕様。形式名称は「ガオガイガー・ステルスガオーII装着モード」だが、作中では一貫して「ガオガイガー」または「宇宙用装備ガオガイガー」と呼ばれており、「スターガオガイガー」という名称はアイキャッチやCDドラマ『還ってきたマモル』などごく一部でのみ確認できる。

    ステルスガオーに代わってステルスガオーIIが背面に合体しており、基本武装は従来のガオガイガーと同じだが、巨大ウルテクエンジンの搭載により出力が大幅向上。合体時の総推力は2,800,000tに達し、両腕にハイパーツールを装着可能となった。さらにエンジンポッドの各種リングによって腕部武装が強化され、蓄積されたデータによってハイパーツールの性能をより引き出せるようになるなど、機界原種に対抗するための多方面での強化が施されている。

    作中ではNumber.37から登場し、頭脳原種戦以降は宇宙戦では本形態、地上では通常形態を使い分ける運用が基本となった。最終回の機界新種(ゾヌーダロボ)戦では、勇者ロボたちの超AIを搭載することで基地からのバックアップなしにファイナル・フュージョンを成功させ、この状態で初の地上戦も行っている。

  • ギャレオン

    • Height9.8 m
    • Weight112.5 t

    三重連太陽系「緑の星」で建造された宇宙メカライオン。ゾンダーからは「カインの遺産」と呼ばれ、天海勇からは一貫して「北極ライオン」と呼ばれていた。

    本来は対機界原種用戦闘システムのコアブロックとして、緑の星の指導者カインのために作られたギャレオンであったが、機界昇華された母星から赤子(後の天海護)を連れて脱出。1997年に地球へ飛来し、天海夫妻に護を託して消息を絶つ。その6年後、2003年にパスダーを追って再び地球圏に現れるが、戦闘で甚大なダメージを負い、さらに巻き込まれた凱を救った後、Gアイランドシティへ墜落。公団スタッフの麗雄らによって秘密裏に回収・修復され、この間にギャレオンを通じてオーバーテクノロジーと警告文がもたらされた。約2年間の機能停止を経て、EI-02の襲撃と同時に覚醒し、以降は凱と共にゾンダーとの戦いに挑む。

    武装は口から突き出す「ギャレオンファング」と脚部の「ギャレオンクロー」。単独での飛行能力を持ち、口腔内にはバリア分解機構を備え、咆哮によってパスダーのバリアを破ったこともある。背部の巨大Gストーンの石板はカインの人格コピーと記憶を収めたブラックボックスであり、これが凱の左手のGストーンと反応してオーバーテクノロジー関連の資料と警告が提示された。テレビシリーズ後半では護との接触により新たな情報が引き出され、その結果、さらなる情報開示に加えて機界原種の探知・浄解能力が護にもたらされた。

  • ガイガー

    • Height23.5 m
    • Weight112.5 t

    ガオガイガーの中核を担う汎用メカノイドで、ギャレオンがサイボーグ・ガイとフュージョンし変形することで完成する。

    高い機動力を活かした白兵戦を得意とするが、敵を倒す決定打には欠ける。また、ギャレオン形態で使用できたバリア分解機構は、共振によって搭乗者である凱の身体を破壊する危険があるため、本形態では使用不可能となっている。こうした制限はあるものの、凱への負担が少ないことから、この形態で戦う場面も多い。

    ファイナル・フュージョン時には、腰部から緑色の奔流「E.M.T.」を放ち、無防備となる合体中の機体を敵の攻撃から守る役割を果たす。ただし作中では2度、これを突破され合体を妨害される事態も発生しており、必ずしも万能ではない。フュージョンのシミュレーション成功率は99.98%で、基本的には外部承認を必要とせず、凱の判断で実行可能だが、初回のみ大河の承認のもと行われた。

  • ステルスガオー

    • Weight164 t
    • Pilot火麻激

    全翼機タイプのガオーマシン。外観はステルス爆撃機ノースロップB-2に近く、機体名称や形状の通り、表面にはレーダー電波反射剤が塗布されており、レーダーに探知されず隠密行動が可能。また、三段飛行甲板空母での運用に対応し、垂直離着陸や一定位置での長時間滞空も行える。ガオガイガー合体時には背部・翼部・前腕部を構成し、背後からの攻撃に耐えるため装甲は頑強に作られている。

    機体内部にはガオガイガーのヘルメットパーツを格納しており、合体時にアームで接続された状態でガイガーの頭部へ装着される。ガイガーの背部に合体して高機動戦を展開するほか、EI-13戦では下部アーム(マルチ・パイロン)にライナーガオーを吊り下げて輸送した事例もある。設定上、このパイロンには空対空・空対地ミサイルなどを装備することも可能。

    基本的にはコンピュータ制御による自動操縦で、乗員は搭乗しないが、必要に応じて座席引き込み式のコックピット搭乗装置を備える。実際、ファイナル・フュージョン・マニュアル時には火麻が操縦を担当したこともある。3機のガオーマシンの中では最終段階でガイガーに合体し、これはF.F.完了直前までフィールド内へ侵入しようとする敵を警戒するためである。

  • ライナーガオー

    • Weight55.4 t
    • Pilot獅子王麗雄

    新幹線タイプのガオーマシン。外観は空力性能に優れた500系新幹線に近いが、2両編成となっており、ガオガイガー合体時には肩部および上腕部を構成する。

    主な任務は鉄道軌道上での作戦行動で、車体にはゲージ幅を変えられる軌間可変台車や、様々な鉄道車両と連結可能な万能連結器を装備。短時間ながら滑空も可能。線路の無い場所へ出動する場合は、ステルスガオーのマルチ・パイロンに固定され懸架輸送される。逆にライナーガオー側が輸送を担当することもあり、車両間に簡易型爆裂射出カタパルト搭載の専用車両を挟み込むことで、強襲揚陸補給船が使えない内陸部へディバイディングドライバーを運搬することも可能。このほか、短距離なら舗装道路上の走行もできるが、動輪への負担が大きく、事後に動輪交換が必要になる場合もある。

    超高速で変形合体するため、全ガオーマシンの中でも最も負荷が大きい部位であり、初回合体時にはフリクションダンパーの耐久限界を超えて右腕関節が破損。その後ソフト更新で改善されたものの、必殺技「ヘル・アンド・ヘヴン」使用時の破損は続いた。作中で凱が最初に操縦したガオーマシンでもあり、ファイナル・フュージョン・マニュアル時には麗雄も操縦。機界新種戦では氷竜と炎竜の超AIが搭載された。

  • ドリルガオー

    • Weight298 t
    • Pilot牛山一男

    重戦車タイプのガオーマシン。ガオガイガー合体時には両足部を構成するほか、ガイガーの両腕に接続することも可能。

    強行潜入や突破を主任務としており、自動操縦を活かして長時間の地中待機ができるため、地中からの隠密潜入や奇襲攻撃にも優れる。車体前方には2基のドリルを並列配置し、ガオーマシンの中で唯一単独攻撃が可能な機体となっている。

    地上や地底だけでなく浅海域での作戦行動も可能で、機体中央から分離する機構を備える。ただし、無限軌道式のため駆動系が一対でないと本来の機動力を発揮できず、分割状態での単独走行は不可能。合体プログラムが未完成だった頃は合体失敗の多くがドリルガオーで発生しており、ファイナル・フュージョン・マニュアル時には牛山が操縦したが、この時も脚部収納のタイミングが合わず合体に失敗している。

    機界新種戦では風龍と雷龍の超AIが搭載され、ゾヌーダロボとの戦闘では分離機能を活かした牽制も行った。

  • ステルスガオーII

    • Weight250 t
    • Pilot--

    ステルスガオーの宇宙空間仕様。
    両翼端に重力・慣性制御機構「ウルテクエンジン」ポッドを装備し、出力を大幅に向上。エンジンポッド後端には、合体後のガオガイガーの攻撃力を強化するファントムリングとウォールリングも搭載している。さらに、従来の機体前部コクピットに加えて、機体後部の宇宙用外装内部にも新たなコクピットブロックを設置。これはマニュアル操縦時に宇宙用三次元レーダーなどを操作する席として想定されていたとみられるが、作中では護が後部コクピットに乗り込み、宇宙戦に同行する場面が多い。大気圏内での運用も可能で、緊急時にはエンジンポッドと宇宙用外装を分離することもできる。

    初登場はNumber.41で、スターガオガイガーより遅れて登場。元々、機界原種への対抗策としてガオガイガーにはウルテクエンジン換装が施されていたが、ZX-05(脊髄原種)との宇宙戦では、ステルスガオーのGキャストフレームが換装前の2倍の推進力に耐えられず、エンジンストールを起こして墜落。この高高度性能不足を解消するため、急遽強化改造が行われたという経緯を持つ。テレビシリーズ最終回の機界新種戦では、ボルフォッグの超AIが搭載され、凱も同乗している。

  • 氷竜

    • Height20.5 m
    • Weight240 t
  • 炎竜

    • Height20.5 m
    • Weight240 t
  • 風龍

    • Height20.5 m
    • Weight230 t
  • 雷龍

    • Height20.5 m
    • Weight235 t
  • 撃龍神

    • Height28 m
    • Weight465 t
    • Pilot擊龍神
  • 超龍神

    • Height28 m
    • Weight495 t
  • 強龍神

    • Height28 m
    • Weight490 t
  • 幻竜神

    • Height28 m
    • Weight470 t
  • ボルフォッグ

    • Height10.7 m
    • Weight13.5 t
  • ビッグボルフォッグ

    • Height21 m
    • Weight18 t
    • Pilotボルフォッグ
  • ゴルディーマーグ

    • Height25.5 m
    • Weight625 t
  • マイク・サウンダース13世

    • Height20.3 m
    • Weight38.6 t
    • Pilot麥克‧桑達斯13世
  • キングジェイダー

    • Height101 m
    • Weight32720 t
    • PilotソルダートJ
  • ジェイアーク

    • Height107 m
    • Weight32720 t
    • PilotソルダートJ
  • ジェイダー

    • Height25.3 m
    • Weight204 t
    • PilotソルダートJ

    ソルダートJ(No.J-002)がジェイバードとフュージョンして完成するメカノイド形態。キングジェイダー合体時には頭部および両腕を構成する。

    ガオガイガーでいうガイガーに相当するポジションだが、ジェイダーは単独でも機界原種と渡り合えるほど高い戦闘能力を持ち、作中でもこの形態での戦闘が多い。反中間子砲はこの形態でも使用可能で、手首からプラズマソードを形成できるなど、遠近両面に対応する武装も揃っている。最大の武器は機動力であり、背面から展開する扇状のエネルギー翼「プラズマウイング」による飛行能力と速度は、他の勇者ロボを圧倒するほど。

    テレビシリーズ終盤では、肺原種が作り出した湾曲空間クラインスペースに閉じ込められた際、スターガオガイガーの協力を得て内部からの脱出を実行。ダブルヘッドドライバーをもってしても0.02秒しか開かなかった次元ゲートを突破している。