Follow Us

ガオガイガー

ガオガイガー

ガイガーと3機のガオーマシンが「ファイナル・フュージョン」によって完成するスーパーメカノイド。
搭乗者である凱のGSジェネレーターと、各ガオーマシンのGSライドが連動することで、地球上のあらゆる兵器を凌駕するパワーを発揮する。右腕には破壊エネルギーを放つ攻撃装備、左腕には防御フィールドを展開する防御装備を備え、ゾンダーロボとの戦いにおいて主力となる。機動力も高く、背部のステルスガオー前方にあるジェット噴射口で飛行が可能。さらに、機体上部のノズルを全開にすることで瞬間的に走行速度を上げ、主に必殺技「ヘル・アンド・ヘブン」を放つ際に利用される。一方、表面装甲は堅牢だが内部の衝撃緩和能力は高くなく、耐熱限界は5,000度とされる。

ガオガイガーはあらゆる戦局で決定的な突破戦力となり得るが、現存するのは1機のみで、その投入には慎重な判断が求められる。ファイナル・フュージョンの実行には、現場からの要請信号をGGG長官が承認し、オペレーターがF.F.管制・制御プログラムを起動するプロセスが必要。このプログラムによって基地のメインコンピュータからガイガーと各ガオーマシンへ合体指令が送信される。当初は成功率がほぼ0%、完了まで62.328秒かかっていたが、プログラム改良により大幅に向上した。それでも、EI-15戦のようにプログラムが機能しない場合は、各ガオーマシンにGGG隊員が搭乗し、マニュアル操作でF.F.を行う必要がある。この場合の成功率は60%に留まったが、凱を含む搭乗者4人が「勇気で補えば100%」と奮起し、合体に成功している。

合体そのものが機体に負担をかける不完全な機構であり、さらに最大必殺技は搭乗者に大きな肉体的負担を与えるため、物語には常に緊張感があった。物語後半、機界原種との初戦で大破した際には、圧倒的な敵の力に対抗するためウルテクエンジンへの換装を実施。これにより最大出力は従来の2倍となる1,500万kW以上、走行速度は195km/h、飛行推進力は4.6倍の5,500tに向上。ただし、高高度性能の不足という新たな課題が浮かび上がり、その後ステルスガオーIIの投入によってさらなる強化が行われた。

関連機体