Follow Us

ヴァルシオン

ヴァルシオン
  • Height57 m
  • Weight55 t
  • Pilotビアン・ゾルダーク, パプテマス・シロッコ, シャピロ・キーツ

型式番号:
EI-YAM-001(旧シリーズ)
SMH-01(αシリーズ)
DCAM-001(OGシリーズ)

ビアン・ゾルダーク博士が地球防衛用に開発した特殊人型機動兵器。機体各所に最新技術を積極的に取り入れ、「究極ロボ」の異名の通り、攻撃、防御共に他と一線を画する性能を誇る。「αシリーズ」では人類初のEOT搭載人型兵器であるが、「OGシリーズ」では「グランゾンと違ってEOTそのものは組み込まれていない」という扱い。

4つのカメラアイに刺々しいディテールなど禍々しさを感じさせる威容と赤一色のカラーリングは敵異星人への精神的影響を考慮したものであり、プロジェクトURやグルンガスト零式に通じる部分がある。人型兵器ではあるが歩行することはなく、移動は浮揚機関で賄われており、常に直立した状態で戦闘を展開する。これも直立不動でいることによって敵を威圧する心理的効果を狙ってのものと思われる。

また、武装は接近戦用の手持ち武器、内蔵型のビーム砲、広範囲殲滅兵器とシンプルかつ最低限にまとめられており、後々の量産を考慮してか拡張性も高い。これは、DC戦争でDCが勝利していた場合、ヴァルシオンとその量産機を地球圏防衛に投入するための措置の一つである。攻守のバランスに優れたこのコンセプトはシリーズの後の機体にもしっかりと受け継がれ、特に「クロスマッシャー」はシリーズ全機に搭載されている。総合的な戦闘能力はヴァルシオンシリーズの量産機や派生機が登場した現在においても原型機たる本機こそが最強であり、まさに「原点にして頂点」を地で行く存在である。

しかし、結果的にこの性能の高さと量産を見越した構造がアダとなり、終戦後は肝心の量産型がDCの栄光に縋る「亡者」や、大義を失った者達によって量産・利用されるという結果に終わっている。

なお、当初はビアンの娘リューネ・ゾルダークがパイロットとなる予定であったが、彼女が本機のデザインを気に入らなかったため実現しなかった。そのため、ヴァルシオンシリーズの2号機「ヴァルシオーネ」は彼女のために女性型のデザインで開発された。

重量設定は当初は「550.0t」だったが、後に「55.0 t」に修正されたため、一般的なPTよりも軽量な機体となっている。また、『第2次』で「試作機が存在するとも言われているがその真偽は不明である。」と記述されているが、該当する機体は未だに登場していない。

関連動画

関連機体