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ヴァイクル

ヴァイクル
  • Height78.3 m
  • Weight300.4 t
  • Pilotアタッド・シャムラン, レビ・トーラー(遠隔操作), ゲーザ・ハガナー

スーパーロボット大戦に参戦する作品

型式番号:AGX-06

エアロゲイター(ゼ・バルマリィ帝国)の機動兵器。

翼を生やした四足歩行の鳥獣を想起させる神秘的な外見から、地球側では「グリフォン」のコードネームで呼称される。ゼ・バルマリィ帝国本国で運用されている機動兵器の一つで、念動力を保有する指揮官用として開発された高速戦域管制機。機体色は白。

全身にスラスターバーニアやブースターが備わっており、宇宙及び大気圏上空での戦闘のみを重視して開発された設計となっている。「カルケリア・パルス・ティルゲム」というT-LINKシステムとほぼ同質の念動力感知増幅装置を搭載し、念動フィールドを応用した武装や自動操縦システムを実装。全高70m以上と並の特機型機動兵器よりもかなりの大型でありながら、高い機動力を備え、戦艦並みの装甲を誇る。ただし、機動力の高さに反して運動性は低く、念動フィールドで敵の攻撃を防ぎながら突破する、特攻機に近い戦法を基本としている。その特性から単機で大多数の敵と交戦することを想定した設計となっており、性能的には特機型に近い。

武装面も非常に強力で、ゼカリアのオプティカル・ライフルの強化版にあたる高エネルギー砲「オプティカル・キャノン」を内蔵。また、全身にエネルギーフィールドを纏い体当たりする「カナフ・スラッシャー」を備える。さらに、背部スラスター内には大量の小型砲台「カナフ・スレイブ」を搭載し、射出して遠隔操作によるオールレンジ攻撃も可能。

念動力に対応したシステムを搭載しているため、基本的に念動力能力者でなければ操縦は不可能。ただし、特殊な改造を受けた者であれば性能低下の代償を伴いながらも操縦は可能とされる。カルケリア・パルス・ティルゲムにはT-LINKシステムのようなリミッターが備わっていないため、搭乗者の念能力を暴走させ、最悪の場合は廃人化する危険性もある。

機体コンセプトやカルケリア・パルス・ティルゲムを搭載している点から、第7ラオデキヤ艦隊の副指令ユーゼス・ゴッツォが開発に関与したアンティノラや、その発展型であるジュデッカと類似しており、それらは本機を元に開発された可能性が高い。また、ゼ・バルマリィ本国では宰相シヴァー・ゴッツォによって、本機の発展型となるヴァイクランが開発されている。

なお、「ヴァイクル」は旧約聖書のレビ記のヘブライ語読み「ヴァイクラ」に近く、それが本機の名称の由来と考えられる。

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