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R-1

R-1
  • Height19.1 m
  • Weight50.2 t
  • Pilotリュウセイ・ダテ

新西暦179年、冥王星外宙域で地球外航行船「ヒリュウ」がエアロゲイターのメギロートと遭遇し、交戦したことで、異星人の存在が明確になった。これに備えて地球連邦軍は多くの新型機動兵器の開発を進めた。その中でも「SRX計画」は最重要の計画となり、表向きは「究極のロボット開発」を掲げていたが、実際には「強大な異星人勢力による侵略への対策」が目的であった。イングラム・プリスケン少佐を中心に、マオ・インダストリーのカーク・ハミル博士や、グルンガストシリーズを開発したロバート・H・オオミヤ博士も参加して、計画が始動した。

「SRX計画」で開発された機体の一つが「R-1」で、EOT(異星人超技術)を活用した機体として開発され、カルディトーレやヒュッケバイン009の技術を取り入れた高い機動性と汎用性を持つ。R-1は、飛行形態「R-ウイング」への変形機能を持ち、空戦能力を備えている。武装は実体弾を主に採用し、頭部バルカンや「G・リボルヴァー」、長距離狙撃用「ブーステッド・ライフル」、さらに短剣型の「コールドメタル・ナイフ」を装備する。しかし、弾数制限があるため、補給が必要という欠点もある。

最大の特徴は、「T-LINKシステム(念動力感知増幅装置)」を搭載している点で、念動力者が操作することで「念動フィールド」を発生させ、敵の攻撃を防ぐほか、「T-LINKナックル」や「T-LINKソード」といった強力な念動力技も使用可能だ。このシステムは専属パイロット向けに調整されており、念動力者でなければ最大限の性能を発揮できないが、他の念動力者も調整次第で運用可能である。

R-1は単独でも優れた機体だが、SRXの構成要素としての役割が主である。同じRシリーズのR-2やR-3との合体でSRXを形成し、R-1はコアユニットとなる。また、合体時には「ウラヌス・システム」が必要で、このシステムはパイロットの念動力を限界以上に引き出すが、同時に脳に大きな負荷をかけ、パイロットが廃人になるリスクを伴う。

『DC戦争』や『L5戦役』で多くの戦果を挙げ、R-1は単体でも高く評価された。その結果、マオ・インダストリー社は本機をベースに次期量産機「PTX-014 アルブレード」を開発。さらに「RPT-014 エルシュナイデ」の開発も決定していたが、『インスペクター事件』の予期せぬ事態により、計画は中止される。

パイロットは地球連邦軍のリュウセイ・ダテ少尉で、彼はスーパーロボットマニアであり、当初はR-1がリアルロボットであることに落胆していたが、専用機となってからは強い愛着を持ち、自分のパーソナルマークを施すほどである。

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