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シュッツバルト

シュッツバルト
  • Height20.4 m
  • Weight86.1 t
  • Pilotラーダ・バイラバン(2号機→1号機), ライディース・F・ブランシュタイン→ジャーダ・ベネルディ(1号機)

型式番号:PTX-004-01
PTX-004-02
PTX-004-03

両肩に大型のツイン・ビームカノンを備えた砲撃戦用パーソナルトルーパー「シュッツバルト」。その名前はドイツ語で「防風林」を意味し、拠点防衛を目的とした機体であり、重装甲を誇り、味方機の盾となることを意図して設計されている。まさに「名は体を表す」機体といえる。

マオ社がゲシュペンストに続いて開発したこの機体は、ゲシュペンストの弱点とされた装甲の薄さや手持ち武器の命中精度の低さを補うため、重装甲とツイン・ビームカノンが装備された。しかし、その重装甲が生産コストを引き上げ、汎用性の低さやメンテナンスの難しさから、連邦軍による制式採用は見送られ、試作機3機の製造に留まった。

1号機(カーキ色)はデータ取得を目的として極東支部のSRXチームに送られ、後にR-2の搭乗予定者であるライディース・F・ブランシュタインに与えられたが、ライがR-2に乗り換えた後は、ジャーダがこの機体に搭乗するようになった。2号機(白色)はマオ社の社員であるラーダ・バイラバンが搭乗し、ヒリュウ改の戦力として活躍。3号機については、機体色や詳細な経歴が明かされていない。

「Record of ATX」では、ラーダの乗った2号機が物語前半に登場し、イングラムの裏切り後には、ジュネーブ宙域でライが封印されたR-2の代替として使用。その後、ヴァルシオン改との戦闘で中破するが、南極でのエアロゲイターとの戦闘では修理され、再び使用された。その後、ライはR-2に戻り、ラーダもヴァルシオン改に乗り換えたため、1号機と2号機の出番は終わった。

1号機はL5戦役後にマオ社に戻され、インスペクターの襲撃時には旧式機として放置されかけたが、輸送機の脱出を助けるためにラーダが再び搭乗。その後、彼女が教導隊に出向した際も彼女の機体として運用され続けた。2号機はインスペクターの襲撃時にマオ社社長リンの判断で引き揚げが断念され、その後の動向が語られていないため、抹消された可能性が高い。

1号機は修羅の乱終戦まで前線で運用され続けたが、ラーダが量産型ゲシュペンストMk-II改に機種転換した封印戦争以降は、前線での運用が確認されておらず、その所在も不明となっている。

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