- Pilotエリス・ラディウス
「魔装機計画」で開発された神聖ラングラン王国の正魔装機で、契約精霊は岩の精霊フェニール。
この機体は砲戦援護に特化しており、両腕の肘から先が砲門になっているため手首は存在せず、近距離用の武装は最低限しか備えていない。ラングラン製の魔装機の中では唯一の非人型機体であり、ホバー移動を行うのが特徴。Bクラス魔装機「ラ・ウェンター」との連携を目的に作られたが、性能不足とされ、実戦での連携運用は見送られた。
『三國戦争』終盤では、エリス・ラディウスという操者を得て実戦に投入されたが、戦争終結後にいくつかの問題が発見されたため、廃棄されることになった。運用期間は非常に短く、その問題のひとつが、人型でないことから生じた契約精霊との同調性の欠如だった。また、他の部分にも複数の問題点が指摘されている。
なお、ゼツ製魔装機である「リブナニッカ・ベンディッド」にも非人型のモデルが存在するが、こちらは精霊信仰に依存しない設計が施されていたため、ラングラン製魔装機のような深刻な問題には発展しなかったとされている。